おばVAN日記帳 ~明日は誰に逢えるかな?~

鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。

コフキコガネ ~最後の夜に~

2021年07月19日 14時55分42秒 | 虫さん
昨夜、マンションの通路に、
仰向けになっている黄金虫がいた。
死んじゃってるのかな?
と思って見ていたら、
脚が微かに動いていた。
指を差しだしたら、しがみついて来た。




コフキコガネのメスだった。
粉吹きとは思えないほど、
体の毛がなくなって、
ツルツルになっていた。



アクエリアスを含ませたコットンの上に・・・



でも、口をつけようとはしないし、
全く動かない。



もう、寿命なのかも知れない。




それでも、
指を出すとしがみついて来る。



明日の朝、
緑の中に帰してあげるからね。




飼育ケースの中に戻し、
猫たちがちょっかい出さないよう、
別の部屋へ・・・



朝、コロンと横になっていた。
何度ツンツンとしても、
二度と動くことはなかった。

土に帰ろうね。
他の生き物の糧になるかも知れない。
でも、それも、自然の摂理。

コフキコガネの亡骸を手に、
部屋を出た。



・・・で、終わるはずだったのに、
こんなマンションの、
それも6階なんかに、
いるはずのないモンと遭遇してしまった!

キミは、〇〇〇〇〇だよね~!?
なんで、こんな所にいるの~?

コフキコガネの亡骸を、
包んでいたテッシュペーパーから出し、
そのテッシュペーパーでソレを捕獲。
コフキコガネの亡骸は、
むき出しのまんま掌の上へ。

あ~、も~、朝から何やってんだか・・・

つづく・・・