当店は大阪市内で飲食店様に青果を仕入れて納品するお仕事をしております
当店は、令和4年に先代から事業承継したので
現店主は、私の主人になります
事業承継は、まさにコロナが理由でした
コロナにより飲食業が低迷
大口取引先である結婚式や宴会を営業されていた名店「太閤園」が
閉店を決断したことでした
それにより先代と主人とで売り上げていた毎月の売上金の
3/4を失うことになりました
太閤園は先代が担当していた(もうこのころには先代は太閤園の分しか
仕入配達していませんでした)ので
先代のお仕事がなくなる、ということになったので
いい機会だから、と、事業承継を決断してくれました
事業承継後、コロナ禍中でもあったため、売り上げはほぼないし
先代を引き続き、従業員として雇う余裕がなかったため
主人と私の二人での経営となりました
でも先代は、市場大好き!
市場には、長年お付き合いのある仲間がたくさんいて
みなさんから「大将」と呼ばれ、慕われていたんです
なので、お給料はいらないから、主人が市場に行くときに
一緒に連れていってほしい、と頼まれました
それ以来ずっと、先代は一緒に市場にいき、配達にはついていかないので
市場内での仕事が落ち着いたら電車で帰宅する、という日々
それをずっと続けながら、帰宅後に近所で雇ってくれるパート先を
探し、働く、という猛者
尊敬しかありません
80歳を超えていてもなお、働く、という意欲
「何かしていないと、体がなまるから」という理由
すごいなぁ
でも、この夏の猛暑で、その生活にも疲れが出てきたようで
義母から「本人は市場行きたいけと暑くて疲れる、と言っているけど
自分から行くのやめる、とは言い出しにくいそうやから
息子から、市場一人で行くわ、と伝えてくれる?」とお願いされました
もちろん了解です
ということで、8月入ってからかな、主人が一人で市場に行くように
なっています
すると、市場内で、何人もの人に「大将は?大丈夫?病気なん?」
と声をかけられるようになっているそうです
ずーっと40年以上来ていた先代が来なくなると
みんな心配してくれるんですね
過去にも、仕事が暇すぎたり、冠婚葬祭へ出席などなど
行かない日もあったり、私が同行するから先代行かなくていい日が
あったり、など、そんな1日だけでも「大将は?」と聞かれていましたからね
長年、市場内で築いてきた信頼、信用、親愛、素敵なことです
ま、ここだけの話、主人は、一人で自由に自分なりの仕事をしたかったので
父に市場で、商品を思う通りにしてくれないことにストレスも感じていた
ので、一人で忙しくても、気楽だわ、と言っています
でもね、やはり一人で市場でばたばたしないといけないので
市場出発が遅れたりもたまにあるみたい
主人も暑さで疲労していて、帰宅後はぐったりしています
今年導入した空調服がなかったら、すでに倒れていたかもしれません
人を雇う余裕も、私が同行する時間と体力もなく、主人が一人で
頑張ってくれているので、帰宅後や休日はなるべく体を休めてほしいな
と思っております
当店について詳しくは
当店から青果を仕入れてみたいとご検討中の飲食店様は
インスタグラムのメッセージからご連絡ください
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます