土用の丑の日

　すっかり忘れていました。土用の丑の日。今年は鰻が高い

とか。日本鰻は絶滅品種とか。私は鰻より穴子を選びます。

　生きている穴子を捌いて貰って調理する。市場で生きてい

るのを見つけました。値段も手頃です。今夜は食べれません

ので焼いておきました。明日がたのしみです。

　実は、万葉集にも載っています。鰻は奈良時代にも精のつ

く食材として食べられていたのです。

　　　痩せたる人を嗤咲ふ歌二首　大伴家持（16-3853）

石麿に　われ物申す　夏痩せに　良しといふ物そ　鰻捕り喫せ

（いわまろに　われものもうす　なつやせに　よしといふものそ　むなぎとりめせ）

　私たちの詩吟では、俳諧歌として吟じています。読み方が

今とは少し違います。二首目は、省きます。

　　教本に載っている家持の歌


　　白焼きにされた穴子