かざぐるまの呟き

宮古吟詠会で詩吟を楽しんでいます。詩吟のこと日常のことなど呟いていきます。

クマガイソウ

2017-05-09 21:51:22 | 日記

 強風一過今日は静かな晴天となりました。クマガイソウが咲いているというので見にいきましたが

揃い踏みでした。木々の緑も深くなりいよいよ夏到来です。一層爽やかさをましています。クマガイ

ソウはよく見ますが、アツモリソウは余り見ていません。一の谷の源平合戦の熊谷直実と平敦盛の

物語の戦いの場面は脚色され、芝居や文学にも登場します。悲劇好きの日本人向きの場面です。

 詩吟で発表したことが有ります。笛の名手若き美少年敦盛が直実に撃たれる場面は、何とも涙を

誘います。この野生の蘭に命名した方のセンスは素晴らしいと改めて思い、この花が咲くたびに思

い出すします。詩吟の教本にも載っていますし、敦盛や青葉の笛も唱歌として歌われています。

 信長が本能寺で最後に舞った幸若舞も敦盛なそうで。さて、花は1週間ぐらいは咲いているそう

です。フワフワした唇弁を母衣に見立てたところもいいですね。

   

 木漏れ日やクマガイソウの母衣軽ろし

   

シャクナゲ サクラソウ レンゲツツジ グスベリ