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六日のあやめ

大ファンの草なぎ剛さんとさだまさしさんに関すること、愛犬マロのこと、読書記録等を記す。

読書記録('18.12月分と今年の読書数) 

2018-12-31 02:43:00 | Book
<2018年読書数>
初読(37)+再読(41):78冊、コミック5作品

今年は辻村美月作品を多く読んだことが印象に残ってる。
昨年「宮辻薬東宮」で短編1作読んだことあるだけだったけど、今年本屋大賞受賞きっかけで「かがみの孤城」を読んで感動、自分好みの作品が多い作家さんを知ることできて良かった。

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'18.12月読書記録
初読(1)+再読(2):3冊

読書メーターより

12/25【老後の資金がありません (中公文庫)/垣谷 美雨】
タイトルのインパクトで衝動買い。(^^;
娘の派手婚、舅の葬式、姑の生活費等で蓄えていた老後資金が激減で悩む篤子。このケースの大きい出費は我が家にはないけど(我が息子と娘は結婚費用を親に頼る考えはないと思うし、舅の葬式と今現在姑の介護費用は本人たちの貯金)篤子の気持ちわかる
サツキからの頼み事はビックリで変な話になってきたと思ったけど、お姑さんが面白くて笑ってしまった。(^^;
息子の勇人がしっかりしてるから篤子はあまり心配しすぎなくていいような気がする
現実味が薄いように私は感じたけど、面白かった。

12/20【よっつ屋根の下/大崎梢】
(再読)文庫化18.12/20初版1刷発行となってるけど18日に購入、翌日東京に行く機会があり往復の飛行機内で読み終えた。
病院の不祥事隠蔽体質への改善を訴え左遷された父についていく息子、東京に残る母と娘。4人それぞれの視点で語られ様々な事情がわかり、10年後も分かれて暮らしてはいるけれど、家族の絆を感じるラストでほっとした。
賢く成長した子供たちが好き。
患者の生き死にが関わる問題なのに自分の望み優先で病院との揉め事をやめて欲しいという華奈にはビックリ。正義を否定することを正当化するような部分が不快。

12/14【みかづき (集英社文庫)/森 絵都】
文庫化(18.11/25第1刷)購入で再読。ドラマ化キャスト写真入り帯。初読時私は稲垣吾郎さんが合うと思っていたけど高橋一生さんになるほど。
3世代の時代背景、大島家と塾の変化が興味深く、どんどん引き込まれ読み応えある。
孫の一郎時代第八章新月での、萌ちゃんと直哉のケースが胸に迫り感涙。 確執もあったけれど大島家は素敵な家族だと思う。妻を偲んでのスピーチや、ラスト阿里に対する吾郎の言葉にグッとくる。血の繋がりはなくても一郎は吾郎に確かに似ている。

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<義母介護メモ>
病院:12/3(K)、12/5(Y)
*4週1飲:ミノドロン酸錠(ジェネリックに変更)
ケアマネさん来訪:12/12
堤さん:12/2
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音楽劇「道」観劇

2018-12-29 00:29:00 | 舞台

音楽劇「道」(La Strada)日生劇場
12/19(水)ソワレ :S席1階J列(上手側通路横)
12/20(木)マチネ :S席G.C階A列(中央)
12/28(金)マチネ :A席2階I列(上手端)

鎖を胸筋で切る撃р閧ノしている旅倹lザンパノとしての肉体と声の迫力、本当に凄かった。
ただ私は、役者クサナギなら当然と思ってそれほど大きな驚きではなかった。
私が驚嘆したのは、ジェルソミーナ(蒔田彩珠さん)との別れのシーン後に登場したザンパノの老いて悲哀を纏った姿。
置き去りにするジェルソミーナの傍らにトランペットを置くシーンから胸が締め付けられて、その後ずっと涙が止まらなかった。

辛い物語だけれどサーカスシーンは華やかで楽しかった。
冒頭クラウンのコミカルさに笑い、カード捌きも見事なモリール(佐藤流司さん)素敵。
観劇前ロビーでパンフレットを開いていた方の「流司くんカッコいい!」との言葉が聞こえてきたけど、確かに頷ける。

ザンパノが登場して鎖を切るときに「ローザ」と叫んで暗転。
ジェルソミーナを買う場面になる。
ローザは姉で、彼女はザンパノの元で死んだのに母親はまた娘をザンパノに売る。
それなのにジェルソミーナと別れるとき「可愛い娘、許して」と泣き叫ぶ。これが本心だろうと思い切ない。

撃ウえるとき鞭(木の枝?)で打ち、ベッドにも誘うザンパノ。金ができれば酒と女に溺れる。
ろくでもない男だけれど極悪非道までとは思えず、哀れな無垢を感じた。

結婚式の余興でのザンパノは衣装が似合ってて軽やかな動き、ロバとキスする役だけどカッコいいし、ジェルソミーナも明るくて楽しい。
病気の少年を勇気付けたジェルソミーナは嬉しくて報告するつもりだったと思うのに、ザンパノはそれを無視して未亡人と・・。
ジェルソミーナはザンパノから体を傷付けられることより、心が届かないことに大きな痛みを感じたのだろうと思う。

イル・マット(海宝直人さん)の登場は綱渡り。
驚くほどの高さなのに、吊られているとわからないほどの動きが凄かった。
正直私は撃ニしては鎖切りより綱渡りの方が好きだな。(^^;
イル・マットに客席からからかわれ、怒ったザンパノも客席に降りて追いかけるシーンで、19日の席が通路側だった自分のすぐ横をザンパノが走り抜けていき嬉しかったけど、あまりに速すぎて実感なかった。(^^;
20日の中2階席はとても見やすく客席での演技もよくわかり、イル・マットは観客にャbプコーンをふるまっていて笑えた。
追いかけてくるザンパノも自分の目の前に迫ってくる感じで嬉しかった。

ザンパノが警察に捕まり、サーカスのみんなから一緒に行こうと誘われたけどジェルソミーナは一人残る。
その選択をしたのはイル・マットの言葉が大きかったのだろうと感じた。
小石にも意味があるという話や、ザンパノはジェルソミーナを大切に思っているとの言葉が沁みた。

釈放されたザンパノはジェルソミーナを抱きしめ、彼女も彼を包み込む。
海辺のシーンがとても美しい。
ザンパノの泳ぎが素敵、仰向けで手を伸ばすしなやかな動きは本当に水に浮かんでいるように見えた。

海辺のシーンで終わる物語だったら嬉しかったのだけど・・。
教会では盗みを働くザンパノ。ローザの名前を呼んだのは前にも同じようなことがあったのかもしれない。
ジェルソミーナは再びザンパノの嫌な部分を強く感じたと思う。

そしてイル・マットと遭遇、悲劇となってしまう。
「道化が怪我をした」と呟き続けるジェルソミーナ、彼女はイル・マットの死を受け止められず、ザンパノが人を殺めた事実にも目を背けたいのかも?と思った。

物語の終わり、ジェルソミーナの死を知り一人慟哭するザンパノが哀しい。
辛い話が苦手な私は正直剛くん出演がなければ見たいと思わない内容だけど、辛くても惹き込まれて素晴らしかった。

19日は友人たち20日は息子に当ててもらい2公演に加え、つよ友さんにお誘いいただき千秋楽も観劇できて感謝でいっぱい。
剛くんの舞台は「父帰る/屋上の狂人」から全部観ることできたけど、チケットとれそうな日程選んで激戦日は避けていたから今回初めての千秋楽で感激。
カテコではキラキラと羽が降りとても綺麗。
剛くんが彩珠ちゃんの髪に羽をつけてあげたのが素敵、私は剛くんが羽をキャッチするところは見逃してしまったのが残念だけど。
通常回ではクラウンがオルゴールを鳴らして終わったけど、そのあとも登場して剛くんから「みなさん良いお年を!ありがとう。」を聞くことができた。

パンフレットが豪華で写真も内容も素敵。
剛くんの言葉は頷くことばかり。
演出のルヴォーさんが「彼は知的に物語を理解しているし、作品の全体像をしっかり見ているから、いい演出家にもなれるよ」と言われたというのが確かにわかる。
剛くん舞台では初めて販売だと思うグッズは売り切れで買えないものが多くて残念だったけど、パーカー、モバイルバッテリー、クリアファイルを購入。

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読書記録('18.11月) 

2018-12-01 02:51:00 | Book
'18.11月読書記録
初読(2)+再読(5):7冊、コミック1冊

最近好きな作品の文庫化が多くて嬉しい。
大山作品は7月に出ていたのに気付いてなく購入遅れたけど。(^^;
「原之内菊子の憂鬱なインタビュー」の読メ連携ツイートを“小学館 きらら”さんからリツイいただき感謝。

読書メーターより

11/30【([お]15-2)あずかりやさん 桐島くんの青春 (ャvラ文庫)/大山 淳子】
(再読)文庫化(7/5第1刷発行)に気付くのが遅れて第3刷(9/13)を購入。覆面カバーが社長のイラストで吹き出し”2巻目が出たニャ。”可愛い。
前作同様もの視点と人間視点の両方あり、今回の再読でふと思ったのは、もの視点でのお話は切ない部分が人間視点よりマイルドに感じられるような気がした。
2話のおかあさんに“楽になる扉”があって本当によかった。直樹の暗唱に涙。
タイトルの内容となる4話、辛い部分も大きいけど、若者らしさを感じられる桐島くんだったことが嬉しい。前作“店主の恋”が納得できた石鹸の香り。

11/26【希望荘 (文春文庫 み 17-14)/宮部 みゆき】
文庫化(18.11/10第1刷)購入で再読。シリーズ前3作は長編だったけど本作は短編(中編かも?)4篇。
やりきれない辛さや切なさを感じる部分多いけど、杉村のキャラと彼が親しくなる人たちの善意がやわらげてるように思う。
単行本での初読時に、ソロモンの偽証に収録「負の方程式」で既に私立探偵として登場してたけど本作が本格的な探偵シリーズだな、と思ってた。初版限定杉村三郎シリーズガイド著者インタによると、新刊「昨日がなければ明日もない」でプロの探偵として本格的に動き出すらしい。早く読みたいけど図書館の順番待ちが長い。(^^;

11/22【校閲ガール トルネード (角川文庫)/宮木 あや子】
文庫化(18.10/25初版発行)購入で再読。
巻末の対談(著者×ドラマ主演石原さとみさん)と解説(ドラマプロデューサー)も興味深い。
初読時感想:悦子の推理力さすが!と思い恋のバカンスを楽しく読み、異動先や実家のこと等結構深い話になってると感じ、切なさもある決断ながら納得の着地。
悦子の選択はシリーズ前2作から予想ついたけど是永のことは意外。辛い状態の是永に心の奥まで届いてくれと願う悦子の言葉が素敵。悦子自身もそのこととエリンギの言葉が響いていると思う。
貝塚好きの私はラストの心地いいむしずが嬉しい。

11/17【ちはやふる(40) (BE LOVE KC)/末次 由紀】
名人戦東西挑戦者決定戦の結果は予想通り。
対戦後の新と太一に感涙。 太一が奏ちゃんに新の袴のことでお礼を言うシーンはさらに泣けた。自分が有利になると考えても無理ないことだと思うけど、太一がかなちゃんのおかげでフェアに戦うことができて良かった。
太一をねぎらう瑞沢高校かるた部癒しの布団サプライズと、詩暢ちゃんのユーチューバーに笑った。

11/13【和菓子のアン (光文社文庫)/坂木 司】
続編文庫化きっかけで再読。 和菓子の魅力を知ることができて興味深く、アンちゃんの成長も気持ちいい。
連作短編5編のうち3話目“萩と牡丹”が特に好き。アンちゃん向学心に目覚めての接客と、おはぎについて広報部女性への対抗が爽快。
おっさん住んでる椿店長、乙女系男子の立花さん、元ヤン桜井さん、アンちゃんが言うようにびっくり箱みたいなお店の楽しさ。
初読時は登場人物に誰かをイメージすることはなかったけど、今回再読で立花さんが乙女言葉のときには朝ドラ志尊くんボクテの話し方が思い浮かんだ。

11/10【アンと青春 (光文社文庫)/坂木 司】
「和菓子のアン」の続編。2016年に単行本が出ていたことに気付いてなくて文庫化で初読。
最初の“空の春告鳥”は「和菓子のアンソロジー」で既読、ここで登場した金沢和菓子の店員さんが後々も関係してくるとは、連作短編の面白さ。
前回同様和菓子の奥深さが興味深いけど、今回は人の気持ちの難しさを感じる部分が多い。お菓子が凶器になるって話は特にゾッとしたし、アンちゃんロボット化にドキドキ。
立花さんが嫉妬したのは柏木さんの生き方に対してより「甘酒屋の荷」が大きいよねぇ。アンちゃんいつ気付くかな?

11/6【銀河食堂の夜/さだ まさし】
連作短編6篇。
四ツ木にある居酒屋「銀河食堂」、常連たちの名前がさださんのご友人たちを連想して愉快だけど、そこで語られる物語はどれも切ない。
2話「七年目のガリバー」はさださんの曲「償い」の小説版って感じ、よりドラマチックだと思う。
5話「ぴい」の千代さんの手紙に号泣。
最終話でマスターの謎が明かされ、一番気になっていたお母さんと呼ばれている女性の年齢に納得、関係性も素敵に感じた。マスターの母親はお気の毒で複雑ではあるけど。
マスターの本名に関するラストが巧い!と思った。

11/4【原之内菊子の憂鬱なインタビュー (小学館文庫キャラブン!)/大山 淳子】
(再読)文庫化(7/11初版発行)に気付くのが遅れて今月購入。
単行本作品を加筆改稿しての文庫化とのこと、どのくらい違うか気になるけど細かく覚えてない。(^^;
単行本初読時には、タイトル見た時点で単なるフルネーム入りと思っていたのが、人から本音を聞き出す能力を持つ腹の内聞く子だったことにまず笑った
設定や文章が愉快で、切ない部分も割と多いけど、登場人物みんなキャラの楽しさが大きいと思った。 今回の再読は、楽しいのはもちろんだけど、もっと深みもあるように感じた。

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<義母介護メモ>
病院:11/2(K)、11/7(Y)
*4週1飲:ミノドロン酸錠(ジェネリックに変更)
ケアマネさん来訪:11/16
堤さん:11/4
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