goo blog サービス終了のお知らせ 

六日のあやめ

大ファンの草なぎ剛さんとさだまさしさんに関すること、愛犬マロのこと、読書記録等を記す。

ゆく年 / 読書記録('21.12月と年間)

2021-12-31 01:33:00 | Book

ゆく年2021年、コロナ禍は続いているし悲しいこともあったけれど、剛くん関連は、映画、ドラマ、舞台と演技を堪能できて、受賞もあって嬉しかった。
映画「ミッドナイトスワン」
(第63回ブルーリボン賞:主演男優賞、第44回日本カデミー賞:最優秀作品賞・最優秀主演男優賞)
ドラマ「ペペロンチーノ」
(第58回ギャラクシー賞 テレビ部門奨励賞、第47回放送文化基金最優秀賞 演技賞)
大河ドラマ「青天を衝け」の慶喜公も期待以上の素晴らしさ。

<舞台観劇>
「家族のはなしPARTI」*KAAT神奈川件p劇場
’21.5/28(金):S席 1階12列
’21.5/30(日)千秋楽:S席 1階2列(実質最前列)
「アルトゥロ・ウイの興隆」
*KAAT神奈川件p劇場
’21.11/18(木):S席1階20列上手
’21.11/19(金):S席1階18列下手
*ロームシアター京都
’21.12/22(水):S席1階16列上手
’21.12/23(木)マチネ:S席1階14列上手
’21.12/23(木)ソワレ:S席1階10列下手
’21.12/22(金):S席1階20列中央

--------
<2021年読書数>
初読(34)+再読(13):43冊、コミック2冊
(実は再読はもっと多いけど読メに感想登録した冊数のみ記した。)

’21.12月読書記録
初読(3)+再読(2):5冊

きーた - 読書メーターより


12/28【派遣社員あすみの家計簿 (2) (小学館文庫 C あ 5-2 キャラブン!)/青木 祐子】
悪性のインフルエンザ流行に経済不況、コロナ禍を思わせる状況が興味深い。
残業規制の痛手であすみがはじめたムーバーフード、実際にウーバーイーツの仕組みはこうなっているのかな?なるほど。
ミルキーのこと切なくて心配だったけどほっとした。あすみが言うようにケンちゃんは真のイケメンだ!
前作では好感持ってた豊加だけど価値観違っていたなぁ。
第3弾がもうすぐ出るらしいから楽しみ。

12/23【派遣社員あすみの家計簿 (小学館文庫)/青木 祐子】
最初はあすみの甘い考え方にイライラしたけど、だんだん逞しくなっていって、よくがんばったねぇ、と思う。
厳しくも優しい友人、新しい出会い、人に恵まれての成長に納得感ある。
仁子、深谷さん、派遣コーディネーターの矢野さん素敵。
ミルキーとの交流が泣ける。

12/11【愛なき世界(上) (中公文庫 み 51-2)/三浦 しをん】
12/14【愛なき世界(下) (中公文庫 み 51-3)/三浦 しをん】
(再読)文庫化(’21.11/25初版発行)購入で読み返し。(上下同文)
タイトルの意味に納得しながら愛をいっぱい感じる。
登場人物みんな愉快で気持ちよく、藤丸くんと生物科学研究室の人たちとの交流楽しい。
松田先生の過去はとても切ないけれど、奥野さんのご両親の言葉が感動的。
植物学研究の専門的な説明は私には難しくてまたナナメ読みしてしまったけど、コロナ禍前の初読時には全く気にとめなかったPCRが出てきてハッとした。

12/6【民王 (文春文庫)/池井戸 潤】
(再読)続編の「シベリアの陰謀」読了後に読み返し。
アグリシステムの面接が中身泰山時も翔自身のときも印象的で採用決定良かったと思っていたのに、続編であんなことになって残念。
泰山のホスピス視察感動的、真衣が望んでいた法案可決後に〇〇のラストが爽快。
初読きっかけはドラマで第1話放送翌日に原作購入して4話まで見てから読んだ。ドラマでは翔のキャラが違っていて入れ替わりがよりインパクト強いし、キャストみんな素晴らしくて、原作も楽しんだけどドラマはさらに面白くなっていたと思う。

12/3【民王 シベリアの陰謀/池井戸 潤】
「民王」の続編。前作は入れ替わりの面白さが強く印象に残ってるけど解決済みだからもうそれはないだろう、どうするのかな?と思っていたら、今回は謎のウイルス騒動でコロナ禍の今と重なり、そうきたかーって感じ。
小説でも現実でも私利私欲ばかり考えてる政治家たちが腹立たしい。営利党略ではなく自分の信じる道を突き進む泰山にグッとくる。
ヒトヘルペスウイルス6とうつ病の関係は現実のニュースにあったようだけど私は恥ずかしながらこの小説で初めて知った。エピローグでの第2のウイルスに関する紗英の話が興味深い。

--------
義母
NS(M):12/6,16
NS老健→GH:12/27
GH(M):12/30


読書記録('21.11月)

2021-11-30 18:44:00 | Book

<観劇記録>
「アルトゥロ・ウイの興隆」KAAT神奈川件p劇場 ホール
’21.11/18(木):1階20列上手
’21.11/19(金):1階18列下手
再演での観劇。昨年の初演観劇後に戯曲読んだら、上演に向けての指示に“大げさなスタイルで演じられなくてはならない”と記されていて、その通りの素晴らしい舞台を再び観ることできた嬉しさ。
浮ウ感じながらもウイに惹きつけられてしまう。だって剛くんカッコ良すぎるもん。^^;
12月はロームシアター京都、来年1月は豊洲PITで観劇予定。

--------
’21.11月読書記録
初読(4)+再読(1):5冊

きーた - 読書メーターより

11/26【透明な螺旋/東野 圭吾】
ガリレオシリーズ10作目だけどガリレオっぽくなくて複雑に思いながらも先が気になり一気読み。
タイトルの意味に納得。切ない。
湯川のプライベート、介護のことや過去の恋愛は興味深いけど、出自については正直違和感。秘められていた生い立ちでの事件への関わりは加賀シリーズが思い浮かび、ガリレオでもそのパターンかぁ、と思ってしまった。(^^;

11/22【アルトゥロ・ウイの興隆/コーカサスの白墨の輪/ベルトルト ブレヒト】
(再読)大ファンの草なぎ剛さん主演舞台「アルトゥロ・ウイの興隆」の再演きっかけで読み返し。
戯曲を読むだけだと難しく感じるけれど、観劇した舞台シーンが思い浮かぶからわかりやすい。
訳者あとがきによると、原題を直訳すると「止めうるアルトゥロ・ウイの興隆」となるが今では「止めうる」の省略が多いとのこと。過去にウイ役が田中邦衛さんのときは「おさえればとまるアルトゥロ・ウイの栄達」だったとか。エピローグにある“行動すべきものを学ぶ”ことが重要だと思う。
「コーカサスの白墨の輪」は大岡裁きのような裁判が爽快。

11/16【鎌倉うずまき案内所 (宝島社文庫)/青山 美智子】
平成終わりの2019年から6年ずつさかのぼり平成始めの1989年まで6編の物語。
どの話もグッとくるし、登場人物たちの繋がりが好き。
SF作家の黒祖ロイドが誰かラストでわかってヤラレタ感が気持ち良かった。1話目でのデビューしたばかりの写真についての形容詞は伏線だったのかぁ、私はてっきりジャニーズ系の容姿なのかと思ってた。
各年の世相記述も印象深く、最後に載せられている平成史特別年表が楽しい。

11/10【木曜日にはココアを (宝島社文庫)/青山 美智子】
12編の連作短編集。
1話目の主人公がココアさんと呼ぶ女性に惹かれた理由が私には正直ピンとこなかったのだけど、ラスト“恋文”でココアさんが語る「ひとこえぼれ」や「いつもの場所です・・」のエピと、彼女が心の中で彼を呼ぶ名前に凄く納得できる。
ココアに挟まれた10編の物語も登場人物たちの繋がりが心地いい。 厳しいだけの先輩かと思っていたら実は素敵な人だった幼稚園の先生のお話好みだけど、萌香ちゃんのお母さんが伝えてくれなかったらどうなっていたのか?と思ってしまった。(^^;

11/3【猫のお告げは樹の下で/青山 美智子】
「お探し物は図書室まで」が好みだったから他の作品も気になり読んでみて良かった。
各章の主人公たちがあるきっかけで前向きな気持ちになっていく、図書室と同じように(本作の方が先だけど)様々なケースが描かれていて、どの物語も心に沁みる。
文字が記されたタラヨウの葉を落とす猫ミクジに私も会ってみたい。
主人公たちの身近に素敵な人たちがいて、そこに気付くところも好き。
五枚目マンナカに登場の姫野先生が図書室の小町さんだとすぐわかった、彼女はやっぱり魅力的。

--------
義母
入院(O):10/25~11/9(尿路感染症)
NS(M):11/11,25,29


読書記録('21.10月)

2021-11-01 14:10:00 | Book

’21.10月読書記録
初読(3)+再読(2):5冊
読書メーターより

10/28【フーガはユーガ (実業之日本社文庫)/伊坂 幸太郎】
(再読)文庫化(’21.10/15初版第1刷発行)購入、初回限定の伊坂先生メッセージ入りしおり嬉しい
風我と優我という双子の名前がカタカナ表記でタイトルになってるわけだけど、“と”ではなく“は”で繋がれているのは不思議な入れ替わりという内容に沿っていて、それがラストで凄く切なく感じる。
虐待やいじめ等残酷な描写や結末の辛さで、読み返したい気持ちは弱い作品だと初読時思ったけど、文庫版あとがきでの“大変な目に遭う子供たちが特別な力で冒険してもいいのではないか”という言葉に納得感大きい。

10/24【拾われた男/松尾 諭】
ドラマ化発表きっかけで読んだ。私が大ファンの草なぎ剛さんも出演と知りネタバレそれほど気にしない質だから予習。
冒頭は航空券が縁で事務所に入った話(ABEMAのななにー見て知ってた)”拾った男”で、ラスト母親の言葉を思い出す“拾われた男”、タイトルに納得。 松尾さんって随分惚れっぽいんだな、と、涙もろいなぁ、と感じるエピ多い。
お兄さん登場はラストの数話だけで人物像やエピが予想と違ったけど、剛くんがどう演じるのか興味深い。 ドラマ主演の仲野太賀さんと奥様役伊藤沙莉さん、原作でのイメージに合ってると思う。

10/12【お探し物は図書室まで/青山 美智子】
本屋大賞ノミネート時に図書館に予約してやっと順番きた。
ハートウォーミングな物語で好き。
コミュニティハウス図書室の司書小町さんからの話とお勧め作品、付録の羊毛フェルトがきっかけで、各章の主人公たちが前向きな気持ちになる様子が納得感大きくて気持ちいい。
登場人物たちの繋がりも楽しいし、最初はちょっと謎に感じたハニードームも最終章で回収されてなるほど。 小町さんは特殊能力があるように思うけれど“皆さん、付録の意味をご自身で探し当てる。言葉を読んだ人が自分自身に紐付けて何かを得る”という言葉が深いと感じた。

10/6【老後の資金がありません (中公文庫)/垣谷 美雨】
(再読)蓄えていた老後資金が激減で悩む篤子の気持ちわかるけど、初読時には全く想像してなかったコロナ禍の今読み返すと、老後の資金への心配って余裕あればこそで、日々の暮らしにやっとだとそれどころじゃないよなぁ、と思う。
篤子の夫にはイライラするけど、お姑さんが楽しくて物事をきちんとわかってる人で良かった。
息子の勇人が好青年で素敵、娘のさやかも彼女なりにがんばっていて、篤子さん幸せだよ。

10/2【みとりねこ/有川 ひろ】
猫にまつわる短編集。
旅猫リメ[ト外伝2編は本編も思い出して余計に泣ける。
「猫の島」はアンマーとぼくら外伝と記されないのは何故かな?と思いつつ、運がいい悪いの理屈が納得感大きい。
「トムめ」可愛いよねぇ、単なる自慢って笑えるしわかるな。
「シュレーディンガーの猫」の佃香里さんのキャラ好き。
「粉飾決算」と「みとりねこ」どちらも素敵な家族、猫たちも幸せだったと思う。

--------
<義母介護メモ>
NSリハビリ調査:10/1、NSカンファレンス:10/8
病院:10/6(Y)
入院(O):10/25~(尿路感染症)

 


読書記録('21.9月)

2021-10-01 00:15:00 | Book

’21.9月読書記録
初読(3)+再読(1):4冊、コミック1冊
読書メーターより

9/23【沈黙のパレード (文春文庫 ひ 13-13)/東野 圭吾】
(再読)文庫化(’21.9/10第1刷)購入。
今作は「How done it?」が重要かと思っていると二転三転で意外な「Who done it?」と「Why done it?」が明らかになって見事に感じる。
蓮沼が酷い人間というのはもちろんだけど、沙織の行方不明に関係しながらも逃げてずっと事実を隠していた人物が私は大嫌いで、内容わかってる読み返しだからその人物登場時に「こいつ嫌いだぁ」と思った。ラスト草薙への友情を示す湯川の言葉が素敵。

9/17【にゃん! 鈴江三万石江戸屋敷見聞帳(祥伝社文庫)/あさのあつこ】
猫好きとしてはこのタイトルと、帯にある言葉“ただ一つ違っていたのは…奥方様は猫だったのです。”を見て即買い。
時代ものだと猫の化身っていうのがなんか違和感ないように思うし「猫族なんだけどちょいと不思議な一族」になるほどって感じ。にゃんとも楽しい。

9/8【ちはやふる(47) (BE LOVE KC)/末次 由紀】
名人位・クイーン位決定戦第4試合、一勝のみだった周防と千早が勝ち二勝二敗で第五試合へ、やっぱりそうだよね。
詩暢ちゃんは運動不足で足がつったのかぁ。千早はずっと鍛えてきて、詩暢ちゃんにアドバイスもしてカッコいい!
詩暢ちゃん嫌いじゃないけど名人位戦ってる新に頼み事するのは自己中と思う、彼女は今まで無敵すぎて人間的に未熟だったかも、今回は成長すると思う。

9/5【猫弁と鉄の女/大山 淳子】
猫弁シリーズ7作目第2シーズン2巻。
大好きな猫弁、今回も大満足。七重さんの言葉「あっちがこっちと結びついて、パズルがはまるように、おさまるところにおさまったんですね」はこのシリーズの魅力だな、と思う。
悪人がいないことも好き、「鉄の女」である宇野勝子も最初から好感持てた。彼女はひとりで立てる大人、山を知り杉を学ぶことにしたから、いずれもりりんと?
冒頭の“犬も歩けば”はサモエドが登場する話のまくらかと思っていたら、百瀬の母親に関しての重要な伏線だったとわかってグッときた。

9/1【店長がバカすぎて (ハルキ文庫)/早見和真】
書店が舞台、京子が書いた推薦コメントいい!と思い、第二話でのテレサ・テンのくだりは大笑いで、面白いところもあったけど、何かイライラする部分が多くて、うーん…、という感じ。(^^;
このタイトルで、実はデキる店長かも?という流れは意外性や新鮮味がないように思うし、覆面作家大西賢也の正体も簡単に予想できて驚きがなく物足りなさを感じてしまった。

--------
<義母介護メモ>
病院:9/1(Y)、9/15(K)
*4週1飲:ミノドロン酸錠
NS申し込み:9/1、入所:9/27
堤さん:9/12、9/20


読書記録('21.8月)

2021-08-31 23:32:00 | Book

’21.8月読書記録
初読(2)+再読(3):5冊
読書メーターより

8/27【セレモニー黒真珠 (MF文庫ダ・ヴィンチ)/宮木 あや子】
笹島、木崎、妹尾、メインの3人と社長のキャラがユニークでコミカルな感じだけど、辛い境遇の人もいるし、葬儀屋が舞台だからやっぱり悲しみを感じる部分も多い。
最終話はとても切なくて涙ボロボロだった。

8/18【未来 (双葉文庫)/湊 かなえ】
(再読)文庫化(’21.8/8第1刷発行)購入。
いじめや性的虐待等少女たちの苦しみが大き過ぎてしんどい。日々の自分の暮らしの中では信じられないのだけど、あとがきに書かれている、現実にもおきていること、というのは確かにそうだろうと思う。
原田くんが篠宮先生に伝えた言葉「過去に呑まれない未来・・」と、ラスト章子と亜里沙の決意で、なんとか希望を感じる。

8/12【青空と逃げる (中公文庫 つ 33-1)/辻村 深月】
(再読)文庫化(’21.7/25初版発行)購入。
早苗と力が逃げる先々には、特に助けを求めなくても親身になって接してくれる人たちがいて、2人の成長はその人たちとの出会いが大きいと思う。
初読時「島はぼくらと」の谷川ヨシノさん登場が嬉しかったのに加え、今回「傲慢と善良」既読での読み返しで樫埼写真館への安心感大きい。
本条家はハッピーエンド、遥山真輝の息子佑都くんの心も救われることを願う。

8/8【猫弁と星の王子 (講談社文庫)/大山 淳子】
(再読)文庫化(’21.7/15第1刷)購入、猫弁シリーズ6作目第2シーズン初巻。
百瀬とレギュラー陣の安心感、今作で登場のメインキャスト他、脇役で少し描かれるだけの若い母親や法務教官の二宮まで、登場人物それぞれの想いに胸をうたれる。
直が気付いたように涙は安心すると出るんだな、と実感する心地いいハッピーエンド。
涙ボロボロで本編読み返し後、あとがき“戒名はまだない”に号泣。悲しみの涙は激しくておうおう泣きながら読んだけど、今後もJを支えてくれるいなもとに心からありがとう!

8/2【幸福な食卓 (講談社文庫)/瀬尾 まいこ】
佐和子の家族は辛いことがあったけれどホンワカしていてあまり深刻な感じを受けず読み進んでいたら、突然思いがけない展開となり、どうして?うそでしょ、と声が出てしまった。
小林ヨシコさん素敵。
大浦君の弟の言葉「大丈夫。僕、大きくなるから」が感動的。大浦君の家族も幸福を感じることが今後たくさんありますように。


--------
<義母介護メモ>
病院:8/4(Y)、8/18(K)
*4週1飲:ボノテオ錠
ケアマネさん来訪:8/27 介護ベッドマットレス交換:8/27
堤さん:8/15