コロナ生活、いかがお過ごしですか。
10月には2年連続で感染者数(検査後の陽性者数)が自然に減少していますが、今年もそうなりそうです。
2020年当初からずっと密かに思ってはいますが、巷の皆さんもこのコロナウィルスのとの付き合い方にもずいぶんと慣れ、今となりようやく新型と呼んで過剰に恐れるものとは言えないのでは…と徐々に理解されてきたような気がします。
それにしても、このコロナ騒動の過剰な報道の中で、小さなお子さんの育児は気が休まらないものだったことでしょう。
振り返れば2020年春というのは…
2019年生まれさんがまだよく歩きもできない1歳さんぐらい、
2016年生まれさんが園の年少さんぐらいだったわけですから、身の回りの感染のための注意と言っても完璧に出来っこない時期です。
そこに行動制限など規制や、マスク・消毒などを強いられ、幼少期の免疫力をつける時期にはできれば過剰に行うことを避けたいことが山ほど行われてきました。
よく戦って来られたな…大変だっただろうとお察しします。
その子供さん達ですが、実はコロナ騒動のこれらの生活のために、
2020年より以前の同年代のお子さん達の暮らし方と比較すると、身体の成長に関する大切な環境がとても奪われています。
早く手を差し伸べてあげて欲しいと思います。
つまりもうこのコロナ生活の環境は、子供さん達の成長のためにシフトチェンジを始めないといけないのです。世界の動きを見ても、日本は未だに変換ができないままコロナ生活が長びいています。
ここでは歯の現場に長く携わってきたことから身体の中で歯の成長についてお話します。
雑穀米
先ほど述べたお子さん達ですが、なぜそのお子さん達の年齢にスポットを当てたかと言うと、
2022年に3歳、6歳になるお子さん達だからです。
3歳は乳歯のかみ合わせができます。
6歳は下の前歯や奥にあごが大きくなった分だけ生えてくる永久歯が生える時期です。
それはもちろん指標で、机上の教科書レベルの視点であったとしても、プラスマイナス1歳ぐらいは幅があっていいでしょう。
そこでそれを言い換えれば、
2-4歳始め、5-7歳始めぐらいが、歯の成長のために知っておくべき大事なポイントの時期になります。
前者は乳歯咬合完成期、後者は永久歯の下の前歯や6歳臼歯と呼ばれる奥歯が生える時期、とされています。
3歳、6歳はちょうど自治体の主催での集団健康診断の時期になっています。自治体から案内が来る時期ですのでどうぞお忘れなく…。
お子さん達の歯の成長が順調であるかを知る大切な機会になります。
3歳は3歳児健診。6歳は小学校の就学時検診の案内…来春小学入学のお子さん達はそろそろ案内が来るのではないでしょうか。
そこでの集団健診ですが、万が一問題無しだと言われたとしても、歯科医院で歯のチェックを受けるきっかけにしていただきたいと思います。
集団健診では時間が不足し診られていないことも多く残されています。
歯科のチェアでエアーをかけたり、大きなライトで診たり、必要があればレントゲン診査をするなどは、集団健診では不可能です。
歯科では親御さん方が歯みがきに自信がなくても、専門の歯科衛生士が個別に歯みがきレッスンもできます。
当院では年長さんでは本格的な歯みがきレッスンを始めています。
生え変わりやかみ合わせが気になる場合は早めに問題を発見され着手できると、保険の処置と経過観察の繰り返しでうまく歯が生え変わり、かみ合わせが出来上がっていきます。
(余談ですが、歯科に行くのが怖くなるのは、痛くなってから出向かないといけない時が来るから不安になるのです。
痛くなる前に気になる症状の時に歯科に出向けば、お子さん達と会話をしながら楽しい診察が可能になります。
親御さんが慌てて連れて来られ不安を抱えていらっしゃると、親御さんの「痛みは取れるのか?泣いてるのに何をするのか?」という不安の疑心暗鬼はお子さんにも伝達され、お子さん達はこちらの話も耳に入らなくなることが多いです。)
現場の視点で言えば、現況では3歳児さんぐらいで出来る乳歯のかみ合わせが、5歳ぐらいで出来上がるお子さんが出ています。
6歳で生える6歳臼歯は9-10歳ぐらいでもまだ生えて来ないお子さんもいます。
これらは2018年ぐらいから見られていましたが、お子さん達のコロナ生活を危惧した通り、大変多く見られるようになっています。
コロナ生活以前で出来ていた生活を挙げてみます。
・しゃべる
・さわぐ
・歌う
・密になって身体が触れ合う衝突する遊び
・運動( 遠足、運動会、イベント)
・自由に外遊びする
・食事の時間をじゅうぶんに取る
・マスクは症状がある場合のみ使用
これらは全部奪われてしまったお子さんの環境です。
成長の仕方が激変するのは無理もありません。
一部改善されてはきていますが、のびのびとできる環境で自由に生活することはできていないのです。
お子さんはオシャレをさせたりすると、見た目は大人の小型バージョンのように見えるのですが、中身は成長の途中です。まだまだ未発達、未成熟なところばかりです。
特にお子さん達の顎の中は、小さな永久歯の卵が成長を続けています。
その小さな卵が顎の外に出て生えるためには、卵が成長して歯槽骨の殻を破るように生え出てくることが必要ですが、顎の骨が大きく十分な長さになる必要があります。
小さなことからでもお気づきの点は是非ご相談下さい。早めに解決していきましょう。
3ヶ月から育てた譲渡ネコ。
1歳5ヶ月になりました。
成長して長毛のネコらしく毛深くなり、
暑いらしいです…冷してる様子。
去年。まだ毛が短かかったころ。