子供さん達の生え変わり、かみ合わせがうまく行かない…という話はコロナ生活の前、5年ほど前からずっと言い続けていますが、予想した通りにコロナ生活で拍車がかかっています。
5年ほど前に健康咀嚼指導士の資格を取得し、なぜ生え変わりがうまくいかないのか、ではどうしたらいいのかを試行錯誤してきました。
矯正治療にならないで済むお子さんを増やしたいためです。
矯正治療が必要なお子さんももちろん多くいらっしゃいますが、
あと一歩早く来院頂いたら、
あのタイミングでこれが出来ていたのに…
というお子さんがとても多いのです。
塾に行って勉強をサポートするのが当たり前の時代になっていますが、
生え変わりやかみ合わせもサポートが必要な時代になっています。
今回その指導を行ったお子さんの成果が出て記録することができましたので、こちらに掲載します。
掲載の許可はお母様に承諾を得ております。
まずは画像。
あとで少しずつ加筆していこうと思います。
以下の模型は、6歳で、まだほとんど乳歯ばかりの時の画像です。
下の歯の一番後ろは6歳臼歯(永久歯)と呼ばれる永久歯です。
右です
左です
下の奥歯に対して上の6歳臼歯(永久歯)が生えておらず、
特に左はかみ合わせが甘く、
下の奥歯に対して上の6歳臼歯(永久歯)が生えておらず、
特に左はかみ合わせが甘く、
よくかめていません。
これでは食べ物をすりつぶすことが難しいため、一般的なお子さんよりも食べる時間が長くなります。
以下はその時から指導を始めた結果です。
以下はその時から指導を始めた結果です。
お母様は「何かそんなにやったかな?」と言われていました。
けれども、ご本人にもこちらで話をしてますし、お母様もきっとどこかで
「先生が言ってたでしょう、よくかみなさい」
と言われていたのではないかと思います。
子供さんの背中を押す、サポートするとは、そのくらいでちょうどいいのではないかと考えます。
現在のかみ合わせです
真ん中がやや左寄り、下の前歯が先でかんだようになっているのですが、心配していた上の左右の6歳臼歯も生え、上下左右の永久歯も増えて奥歯が綺麗にかみ合っています。
前歯の上記の部分は、個性正常咬合の範囲、現況で良いことをご説明し、お母様とも合意しております。
◯個性正常咬合とは…
矯正の治療をしたような歯並びではなくその人の個性が残り、しかし、機能や発音には問題が出ない咬合を言います。
現況の模型はまだ採っていませんので、また機会を見つけてご紹介できたらと思います。