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子供の歯とつきあう。虫歯とつきあう。

2013-09-07 | 思うこと

特に子供さんをお持ちの方で、ご自身が虫歯に悩まされた皆さんは、

子供さんの歯を守りたい気持ちが強いですよね。

歯科では「虫歯予防」と言います・・・しかしそれ一言で言いきられがちです。

 

その「虫歯予防」は「虫歯ゼロ」をよく歌ってあります。

だけど本当に虫歯に対して完全に無敵であるためには、

お口の中から虫歯菌を排除する、無菌状態にしないと難しいかもしれません。

昨今、抗菌だ、除菌だとうたわれた商品も多く世に出ていますが、

実際本当にそれは可能なのでしょうか。

 

人間の体から細菌を死滅させ排除させるということは、人間丸ごと体の中まで抗菌・除菌剤に

漬けこまれなければならないような困難さを想像してしまいます。

 

人間は細菌と共存して生きています。

お口の中にもさまざまな細菌がいます。もちろん体の中にも。

たとえば腸内細菌はこの頃クローズアップされています。

それらの体によくはたらく細菌までを人間のからだから排除してしまうことになってしまう行為は

できないものです。

 

口の中だけすればいい・・?

 

いえいえ。口の中に入れる、入ってくる物などからも人間は体内に様々な細菌を運び入れます。

むしろそれらの細菌が、次に入ってくる細菌に対する抗体の役目として、

人にいい関わりを保ってくれることもあるのです。

無菌にするということは、そういうことさえ排除してしまうことになります。

 

つまり、虫歯になることに対しては、細菌レベルではとても困難な事です。

なので。完全に予防して排除する、虫歯ゼロにする!と意気込み、ムキになることよりも、

虫歯とよりよくつきあうことが大切な心がけで、小さな目標として小さな虫歯のうちに

早く発見されるよう歯科と連携しそれに努める、

あら、フッ素塗布も歯質を強くするならプラスアルファやっておこうかしら・・・というくらいの

構え方の方が、より人間的な生活の仕方かもしれない・・・と思うのです。

 

人間は意気込みだけはいつもすごい馬力で、例えばランニングを始めるのにも形から入って

高価なランニングシューズを買ってしまったり、距離をがんばりすぎちゃったり、

無理なのに始めは早朝にアラームをかけて、暗いうちから起き出したりしてしまいます。

けれどもそれは長続きしません。

 

できることを、散歩するように毎日毎回続けられることが大切なのです。

特にお子さんの歯の事であれば、いろんなお世話の一部と考えて肩の力を抜かないと

続けにくいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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