6、7月は園や学校歯科検診が各地で行われます。
当院も長くお付き合いのある園で検診を行っております。
よく見えるようにお子さんは寝た状態で、口の中を覗き込むスタイルで行うのですが、
子供さん達が膝の上に頭を乗せてきてお母さんみたいになることもあり、微笑ましいです。
しかしこの方法は歯科医院でのチェアの方法と同じでとてもよく見えます。
保育所なので出来ることなのかもしれません。
通常の園や学校検診は椅子に座る体勢で行われています。
これはなかなか見にくいものです。
特に学童さんは生え変わりの時期で、生えてきた歯の向きなどを確認したり、噛み合わせを見たりするのも至難の業です。
ですので、園や学校検診があるからそれで診てもらえば歯科に行かないでいいというのは少し違います。
園や学校からまるで良い成績でももらってくるように、歯科検診票をもらわなかったからセーフ!とは言いきれません。
この時期だからこそ毎年のチェックと思ってもらい、歯科できちんとチェックを受ける必要があります。
コロナ生活などで前の歯科での検診から2年も空いていると虫歯も重症になっていることが多く見受けられます。
また、生え変わりの内容であっても矯正治療の前に試せる保険治療の範囲での診療がありますが、それが手遅れで困難になり、最終的には矯正治療のみしかできなくなっている場合がとても多いです。