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女性歯科医師というタイトル その2 筑紫野市原田のりこキッズマム歯科医院

2018-03-21 | 筑紫野市 小児歯科
女性歯科医師、というタイトルについて、その2です。

女性歯科医師、と言うなら男性歯科医師と言う必要がある、女性だけ「女性」とタイトルを付けて言うのはおかしい、差別的だ、と言う方々がいらっしゃるかも知れません。

ジェンダー・フリーの名のもとにはそうなります。
女性がやっても男性がやっても同じ「歯科医師」という見方ですね。
わざわざ性別をつける必要はない、とも言えますね。

前回も触れましたが、歴史を見れば女性という性別だけで能力を認められず、男性と同等の社会人として見なされなかった時代もあり、
その時代からすれば、ジェンダー・フリーという考え方は、とても素晴らしい考え方です。




しかし、私が今時の言い方であえて私のことを言うなら

女性歯科医師です、紛れもなく...。
女性歯科医師ですが何か?

です。
ジェンダー・フリーを超えたら、ある意味
『性差の長所を生かせているジェンダー・フリー』
があるのではないかと思うのです。

つまり、ジェンダー・フリーを超えるとは、
性差を無くす、という先、その向こう側へ超えて行き、性差を認め合う、というものではないか?
と思うのです。


そもそも名付けとはかなり強制的なイメージを持ちます。
『ジェンダー・フリー』と言えば、まだかくあるべき、という感じが抜けてない、とでも言いましょうか。
フリー、という解放感はありますが、
ジェンダーはいけない!
と言いたげというか。

人間社会にジェンダーはある、男女を雄雌という見方をすれば、男女性差はある、
それは生物として変更し得ない、
しかしながらそれを認め合うことで長所を生かそうとするほうが、フリーな気がするのです。

わかりやすさや興味をひかせるような意図もあるかも知れませんが、『名付けのくくり』にされるものが多いように見受けます。

ジェンダー、LGBTQ、ADHD、シングルマザー、
おひとりさま、草食男子...

などなど、カテゴリーに分別することで知識が広がり、理解しやすくなる、というならいいのですが、
くくることで対処方法にファイティングポーズでも取るようなイメージがあります。

人に対する優しさとは、「くくりのないフリー』のような気がしています。

一旦知識理解のために、カテゴリーは用意する、けれどもそれは、それぞれのその格差に壁を作ることで、むしろいい方向に長所を生かせ認め合える結果になれば、そちらのほうがいいと思うのです。

職業で普段は女性が多いけれども、男性にも長所が認められたら「男性〇〇」という呼び名になるでしょう。
それはそれでいいのではないでしょうか。

女性〇〇、男性〇〇と呼び名だけを毛嫌いしているのは真のジェンダー・フリーとは言えず、
まだジェンダー・フリーに触れる入り口に過ぎない感覚を覚えるのです。