私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

再び、“甚麗神来”について

2017-08-18 06:10:55 | 日記

 “甚麗神来”につて、昨日<ハナハダシキ カミクル>と書いたのですが、正しきは、<ハナハダ ウルワシキ カミクル>でした。改めて書きなおします。この夏の暑さに頭もぼやけていたのではないのですが、私の文章の稚拙なための為せる業です。
 そんなことはどうでもいいのですが、神代の大昔から、人間界ではない神様の世界でも、「好きになる」という行為は有ったのですね。それも「一目ぼれ」です。こんなことは人間の世の中には日常茶飯事のことですが、この場合、「オホクニ」と「須勢理毘売」は、即座に、夫婦の交わりをしていたのだろうと思われます。電撃結婚です。

 イザナギ、イザナミの出会いもそうでしたが、この恋愛感情と云うものは何処の世界に於いても「不窮の契」であったのだと言うことが分かりますが、スサノヲはこれも人間並に。

 「親の許しも請わずに、そんなにすぐ夫婦になるなんて」

 と、大層、腹立たしく思われたのでしょうか、それでも娘の事を思うと、致し方がありません。いやいやですが、その二人のための寝室まで用意してあげます。しかし、そのスサノヲが用意したと言う部屋は

                             ”蛇室<ヘミノ ムロヤ>

です。<ヘミ>と読ましております。宣長は、

                “尋常(よのつね)の蛇は、さのみ害をなさぬ物なれば、此は蝮蛇(まむし)にてよくかなうべきか・・・・” 

 と、蝮のいる部屋と解釈しており、この蝮について、これは「ハミ」で、「真虫(まむし)」と呼ばれているとも。これもその一つですが、宣長というお人は、流石に物知りですね、動物学の専門家でもないのにと、改めに感心するばかりです。 

 さて、その部屋に入ったオホクニはどうなりましょうや。一匹だけいるのと違います。噛まれたら、神様でもひとたまりのありません。血清も何もありません。             


最新の画像もっと見る

コメントを投稿