私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

「衢」???????

2017-01-20 11:31:57 | 日記

 「衢」????こんな字見たことがありますか。どう読むのかも分かりません。不思議な字ですが、辞書には出ています。「ちまた」と読むのだそうです。辞書によると「道が分かれている所」「分かれ道」という意味だそうです。

 「どうして、突然に、こんなことを???」と、お思いでしょうが、今書いている「イザナギ」の脱ぎ捨てたものの中にある「御褌<ミハカマ>」ですが、此の捨てられたものが、そのまま神様になります。その神の名前が

                          “道俣神<チマタノカミ>”

 です。この<チマタ>に付いて宣長は、この「衢」という字を当てて説明しています。袴が二つに分かれている所が似ているので、このような名前を命名したのだと。
 古事記の世界では登場人物が投げ棄てたものまで総てが神になるのです。そのようにして八百万の日本の神様が生まれ出たことが分かり。夫々に何らかのその名前の由来までを考え出して、創作しております。一人や二人では、決して、生み出すことはできない膨大な思いが込められて出来あがった世界なのです

 御帯、御裳、御衣等、イザナギの投げ捨てたものは「道俣神」のように、すべて、神になっておりますが、あまりにも、夫々を書きますと、話が込み入ってきますので、この御褌<ミハカマ>だけ書いておきます。なお、この神が、かの「道祖神」となって、道行く人の守護神になったとか、猿田彦神の別名だとか、その後にも色々な神が生まれ出されております。


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