日々是好日

 人生は筋書きのないドラマです。
今日はどんなドラマになるでしょうか?

大宮御所

2013年05月22日 | 日記

新緑の大宮御所

 大宮御所とは皇太后の御所で、慶応3年英照皇太后のために造営されました。

現在は天皇皇后両陛下や外国元首が入洛された際の御宿舎として用いられています。

 

南池の中島に藤棚に覆われた八つ橋が架けられ、石橋でつなぎ、反橋が渡されるなど趣向の異なるように工夫されています。

 

八ツ橋を渡り南下すると、西岸一帯の州浜には、楕円形の平たい粒のそろった11万1千個ほどの石を池の中まで敷き詰めてある。

西に柿本人麻呂を祀った小社があります。

京都御所、桂離宮、修学院離宮ともに皇室用財産として宮内庁が管理されています。

 


新島旧邸

2013年05月16日 | 日記

 

 新島襄が京都御所近くの屋敷を借り受け、同支社英学校を開校したのは明治八年です。

 

八年間のアメリカ留学を終え、京都府顧問の山本覚馬の妹、八重と結婚私邸を旧薩摩邸跡地に建てました。

高温多湿用に考案され、開口部が広く京都の夏を考え床が高くされたことも特徴です。

 

 八重への思いやりの深さは土間ではなく板敷にした台所や、特注したベッドからもうかがえます。

 

 アメリカ宣教師の助言を受けながら、障子風で味わい深い和洋で天井も低く不思議に落ち着ける設計です。

庭には書斎から眺められるように、風雪に耐え春一番に咲く寒梅を、ことのほか好んでいました。

 今回はmomoさんの画像をお借りしました。有難うございました。

 


 白毫寺の藤

2013年05月08日 | 日記
 
白毫寺

 

 白毫寺は1300年の歴史を持つ丹波の古刹で、創建は705年、丹波や播磨地方に多くの寺を開いた法道仙人が開基とされます。
寺の本尊は天竺から伝えられた言う薬師瑠璃光如来(秘仏)で、眉間の白毫から神々しく瑞光を放っていたので白毫寺と名付けられたそうです。
 

 千紫万紅の五月初旬には、藤の花が咲きます。中でも「九尺藤」が見事で、時の経つのも忘れます。
 
長さ120mの藤棚から1m以上も伸びた無数の花房が、垂れ下がる姿には、沢山の老若男女の参詣者で訪れます。

 
夜はライトアップもされ、一層幻想的な藤の花を見ることが出来ます。

 今回はパソコンの友人から送信していただいた画像をお借りしました。有難うございました。


日本の美 桂離宮2

2013年05月05日 | 日記
天橋立
 
 天橋立は出島と中島を水面すれすれに架けた石橋で結んだ景で構成され、庭園廻遊の山場となっています。
智仁親王の奥方が宮津藩京極高知の息女であったことから、天橋立を意匠化するにあたっては心くだかれています。
桂の庭の意匠にふさわしい独創的な海の景色を表現しています。
州浜のとよb先端には岬燈籠と呼ばれる毬形の石燈籠で、小ぶりながらよくきいて、
辺りの景観を引き締める要の役割を果たしています。
 
ここは天橋立や古書院、月波楼を眺望できるとっておきの場所で、一変して石組ひとつない苑池の眺めが開けます。
 
中書院、ここは建物に沿って直線的に折れ曲がる雨落ちの溝で区切ってシャープな輪郭をかたちづくっています。
雨落ちは拳大の石を並べ縁取りし、その間に小石を敷き詰めてあります。
造園の手法をあますところなく示した傑作になっています。
 
 園林堂、智忠親王の代に造営された持仏堂で、八条宮家代々の位牌と尊影が安置されています。

桂離宮は大小の池があり橋が架けられ、州浜があれば橋を渡って、小高い山など風景が一変して正に日本の美を実感しました。