
石見の伝説と歴史の物語−41(荘園−2)
15.2. 白河上皇と荘園 (白河天皇図) 15.2.1. 白河上皇の資産形成 白河上皇と荘園の話をもう少し続ける。 荘園の乱立によっ...

石見の伝説と歴史の物語−42(古代の軍団)
16. 古代の軍団 16.1. 軍団の設置 古墳時代・飛鳥時代の日本の軍隊は国造軍と呼ばれ、中央・地方の豪族が従者や隷下の人民を武装させて編成していた。 古代の軍団がいつ成立...

石見の伝説と歴史の物語−43(武士の萌芽−1)
17. 武士の萌芽 17.1. 承平天慶の乱 承平天慶の乱は、平安時代中期のほぼ同時期に起きた、関東での平将門の乱と瀬戸内海での藤原純友の乱の総称である。 武...

石見の伝説と歴史の物語−44(武士の萌芽−2)
17.1.2. 藤原純友の乱 純友と海賊 藤原純友は寛平5年(893年)頃の生まれといわれている。藤原北家の流れを継ぐ中級貴族で祖父は藤原遠経(右大臣、従四位下)ある。 ...

石見の伝説と歴史の物語−45(武士)
18. 武士 18.1. 武士の発生 古代には、武力を行使する武官と云う国家に認められた軍人組織があったが、武士はこれとは異なっていた。 武人として名高い征夷大将軍の坂上田村...

石見の伝説と歴史の物語−46(邑智郡の荘園−1)
19. 邑智郡の荘園 律令制定の当時、邑智郡は五郷に分けられていた。各郷を現在の旧町村名を当てて区分すると次のようになる。 神稲(くましろ)郷 田所・出羽...

石見の伝説と歴史の物語−47(邑智郡の荘園−2)
律令制定の当時、邑智郡は五郷に分けられていた。各郷を現在の旧町村名を当てて区分すると次のようになる。 神稲(くましろ)郷 田所・出羽・高原・阿須那・口羽邑美(おふみ)郷 ...

石見の伝説と歴史の物語−48(益田氏)
20. 益田氏 鎌倉、室町、戦国の時代を経て、石見国が毛利氏により統一されるまで、益田氏一族は石見に大きな影響を与えた。美濃郡の益田に本拠地を持ち、その子孫は石見の国全域で繁衍し...

石見の伝説と歴史の物語−49(院政)
21. 院政 藤原氏は天皇に娘を嫁がせ、生まれた子供を天皇にして自身は天皇が幼いときは摂政、天皇が成人したら関白という位になり、政治の実権を代々独占してきた。これを摂関政治という...

石見の伝説と歴史の物語−50(高まる武士の地位−1)
22. 高まる武士の地位 22.1. 伊勢平氏 昌泰元年(898年)、上総に下った高望王が平氏の祖であり、その曾孫維衡は伊勢の国に地盤を築いた。 維衡か...