Cutting Edge on My Life

社会心理学者の筆者が切り取った日常[Academic Life/Social Life/IT Life]を書き溜めます.

ネット社会における自由・道徳・秩序について [case 001]

2010-04-06 23:53:06 | Social Life
高木浩光@自宅の日記 - 2年前に書いた懸念がいよいよ現実のものになりつつある 高木浩光@自宅の日記 - 2年前に書いた懸念がいよいよ現実のものになりつつある

個人の違法性(の疑い)がコンピュータウィルスで暴露される,という話.

手段の違法性(違法ではないけど)を越えて,結果の正当性が優越してしまっているのは,古くからある道徳の問題だが(Kohlbergの選択的ジレンマの研究などは,まさにこの手の問題をどう考えるのかをテーマにしている),行為者(このケースは校長先生)や暴露された個人情報が変われば,人々の判断も(そして,判断の枠組みも)変わるんだろうか.

風評の流布のような社会的制裁が,法と治安システムに則った制裁に先行する,というのは,松本サリン事件等いまに始まったことではない.以前と違うのは,ネット社会の発展によって,このような制裁が比較的やりやすく(起こしやすく)なったことと,社会的制裁が誤りだった時に,被害者の名誉回復が非常に困難なことだろう.

「炎上」「祭り」のようなものは,以前のネット社会なら一部の掲示板など限定的な騒ぎであったのだが,「ネットで話題の出来事」をネタにするニュースサイトが出現したことで,より衆目を集めるようになっているよう思う.


ケータイ規制について

2010-04-06 10:56:56 | Social Life
小寺信良 ケータイの力学:子育て論にすり替えられるケータイ規制

最近は,「親によるフィルタリングは当然」のような風潮が作られつつあるように感じます.
でも.あまりに制限をかけすぎ,しかも,子どもにコンテンツを評価する目を養う機会をあまりに奪ってしまっては,コンテンツ産業も力を失っていくのでは.外貨を稼げる前途有望な産業じゃ,なかったんですかね.

4月5日(月)のつぶやき

2010-04-06 01:48:31 | Social Life
20:44 from web
感高を事業化する時にはホスピタリティって大事な要素だと思うんです.「さくらまつり」はそれがあったかな.観光事業ではないけど.「地域にとけ込む」「ホスピタリティ」というのが,今後のまつりの方向性のキーワードになるように思います.
20:49 from web
資料(pdf)のリンクもあるので,内容を検討してみようと思います. 魔法のiらんどなど5社が「監視事業者連絡会」 健全なコミュニティー運営を啓発 http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1004/01/news095.html
by kfsq on Twitter