言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

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勇気の裏付け

2011-07-25 09:25:46 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

いつも時間が許す限り毎週見ているテレビ番組があります。30分番組ですが、いつも楽しみにしています。
それはTBS系列の日曜夜6時30分からの「夢の扉」です。

以前は新しい技術に挑むパイオニアをおうというドキュメンタリーが多いようでしたが、最近は特にビジネス関連にシフトされてきたようで、新しい技術や素材をいかにしてビジネスに乗せていくかというようなものに変化してきているように思います。

ですから、余計に興味深く見るようになったのですが、昨日は世界一軽い布地を開発した方の話でした。

せっかく開発したのに依頼先が倒産。どうしようかということから社長の戦いが始まるのですが、何とその布地を持っていった先が海外。それのファッションの本場パリです。

世界一薄い布地だからファッションの本場に持ち込むという発想は出ますが、普通ではそこまで勇気が出ませんが、その社長の決断と向こう見ずはたいへんなものです。

それも持っていった先がパリのオペラ座です。偶然にもそこでは次回公演で使う、風をイメージできる生地を探していたというのですから、偶然とは恐ろしいものです。

しかしこの偶然は社長自らが飛びこんでいった勇気から生まれたことで、決して待っていてもやってきません。
もし何らかのつながりでこの会社で世界一薄い生地を開発したということをそのパリのオペラ座の担当者が耳にすることがあっても、それはもっと先の話になっていたでしょう。

チャンスというのはこういう、ある程度向こう見ず的な勇気の先にあるものなんだなあと、痛感しました。

もちろんその公演は大成功で、次回でもこの布地が使われることになり、さらにはパリのファッション業界でも話題になって使われるようになります。


次の挑戦は、地元の文化遺産である加賀友禅との融合でした。

加賀友禅の作家とのコラボでその布地に友禅の手法で描いた素材を東京の百貨店に持ち込み、取引を成功させます。
まあ画面を見る限り、あの仕上がりを見て断るようなバイヤーがいれば、さっさとバイヤーなんかやめた方がいいとは思いますが。

そこで番組が終了したのですが、一点考えさせられたのは、先ほどもあげた向こう見ず的な勇気です。でもその勇気の中には技術の確かさという自信があったからこそではなかったでしょうか。
ただやたらの勇気だけでは、ビジネスはシビアなもので、成立するはずがありません。

勇気の裏付けになる確かな技術が大事なんですね。

勇気を持って事に当たれば扉は開かれるというほど世の中は単純ではありません。
その勇気の裏にどんな技術、企画を持っているか、ですね、肝心なのは。


それでは今日はこれで。


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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