Key_Kitaの独り映画日記

主に観た映画・ドラマの感想を書いてます。
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映画『人生の約束』

2016年01月11日 | 映画
この作品は、『池中玄太80キロ』シリーズをはじめ『新宿鮫』シリーズ、『点と線』など数々の名作ドラマを手がけてきたテレビ界の巨匠・石橋冠が、演出経験55年、78歳を迎えて初めて劇場映画でメガホンを握ったヒューマンドラマ。
主演の竹野内豊を筆頭に、江口洋介、西田敏行、ビートたけしら豪華キャストが集った。江戸時代から約350年続く富山県の曳山まつりを題材に、根っからの仕事人間だった主人公の中原祐馬が全てを失い、かつての親友との約束を果たそうとする中で自分を見つめ直していく姿を描いた作品。


新興IT企業CEOで会社の拡大にしか興味のなかった祐馬は、元共同経営者で親友でもあった航平から無言の留守番電話が入っていることに気付き、胸騒ぎを覚えて航平の故郷の富山県・新湊を訪れる。しかし、航平は既に亡くなっており、かつて航平に対して会社から追い出すような仕打ちをした祐馬を、航平の遺族は怒りをもって出迎える。そんな中、航平の忘れ形見の少女・瞳は、祐馬にある頼みごとをする。


まず、この作品が今年1本目の作品。この作品を観て今年1本目にふさわしい作品だったと思います。
曳山まつりを通じて先祖、家族、友人、地域の人達などいろんな“繋がり”がテーマになっていて、そういった様々な“繋がり”を丁寧に作られていて“繋がり”の大切さを改めて感じさせてくれるし、温もり溢れる作品です。
そして「立ち止まらないと見えない景色がある」「大切なものはいつも失くしてから気づく」といったセリフが印象的でしたし、竹野内豊、江口洋介、西田敏行らはもちろんですが、高橋ひかるの演技もよく上手く映画に溶け込んでいたと思います。
曳山まつりのシーンもただ撮影のためにやっている感もなく地元に人達?が本気でこの祭りシーンに取り組み、向き合っていてリアルな演出、カメラワークで本当の意味での“繋がり”が感じられました。
『池中玄太80キロ』シリーズなど石橋冠の作品は観た事がありませんでしたが、今年初鑑賞から良い作品に出会えて好スタートが切れたと思います。

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