Key_Kitaの独り映画日記

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映画『アウトレイジ 最終章』

2017年10月09日 | 映画
この作品は、北野武監督が裏社会にうごめく男たちの仁義なき戦いをあぶり出し、ヒットを飛ばした『アウトレイジ』シリーズの完結編。
今作は前回の壮絶な権力抗争の後日譚となり、底なし沼のような戦いに身を投じる男たちの悲哀を描く。
前作同様ビートたけし、西田敏行、塩見三省、光石研らが豪華共演。最後の花道を飾るにふさわしい迫力に圧倒される。


関東の山王会と関西の花菱会の間で起きたし烈な権力闘争の後、大友は韓国に拠点を移す。彼は日本と韓国の裏社会で暗躍する実力者張会長の下にいたが、ある時、韓国に出張中の花菱会の花田が騒ぎを起こし、張会長の部下を殺害してしまう。この事件を発端に、張会長と花菱会の関係は険悪になり…。


前々作、前作までに2大暴力団の抗争に韓国勢力も加わって、話のスケールが大きくなりすぎた印象もありますが、今作でもベテランから中堅まで演技派俳優たちによる啖呵の応酬はテンポが良く楽しめるし、義理人情に厚い古臭いヤクザ・大友のキャラクターも哀愁があった様に感じました。
ただ、前々作、前作までにバイオレンスさや拷問や殺し方の見せ方を色々とやり過ぎてネタ切れ感がある様に感じながらも映画『GONIN』シリーズの様なバイオレンスさを感じました。
色々と評価が別れるかもしれませんが個人的には楽しめた作品です。

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