キューピーヘアーのたらたら日記

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『職業としての小説家』 村上春樹

2020-01-01 19:00:58 | 
これは、村上春樹が自身の35年の作家生活を振り返って、

その軌跡、小説の書き方、文学賞について、

オリジナリティーとは何か、学校について、

誰のために書くのか、海外出版のいきさつ、

河合隼雄先生の思い出、など、

真摯に自分自身に向き合い、

できうる限りに誠実に、

具体例とエピソードを交えながら

語りつくしたもの。


僕は村上作品を読むたびに同じようなことを

レヴューに書いているのだが、

まったくもって頭が下がる思いだ。

村上春樹ほど誠実に、またタフに

小説を書くことと対峙している作家を

僕はほかに知らない。


村上春樹が自分の人生において、

これほど深い共感を得られたのは

河合隼雄先生以外にいない。

と言っているが、

それと同じくらい、

僕にとっては村上春樹こそが

唯一の師であり、

一方通行の心の友なのだ。


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