京浜急行の鮫洲駅のすぐそばに、鮫洲八幡神社があります。
旧東海道から少し入り込んだ位置にあり、週に数回はその旧道をほてほて歩いて
南品川にあるフィットネスジムへ通っているのですが、
神社の存在には気づいていながらも、素通りしていたのです。
が、気になる。とにかく気になる。
ほっそい路地の奥にあるというのに、ものすごい存在感で、絶対に目に入るという。
そういえば前回投稿の代田八幡神社もそんな感じだったなぁということで
半月ほど前から、時折お詣りしています。
お社は、観音開きの戸は開いているものの、引き戸が引かれてお賽銭箱はその中にあり
引き戸の格子の隙間から手を突っ込んでお賽銭をするようになっています。
なかなか立派な神楽殿があり、管理をしている宮司さん(?)のお住まいのような
戸建のお家が境内にあるのですが、社務所を兼ねている雰囲気でもなく、
お守りやお札の授与所もない。
人が住んでいる気配はあるのだけれど、無人。
むしろ、木に結び付けられたおみくじはいつどうやって引くことができたのだろうかと。
謎です。
御朱印や御祈祷をお願いするときには玄関チャイムかしら?などと思いつつ。
ただ、無人の利点というのもあり、その分、そっとお酒を奉納して、そっと下げて持ち帰られますw
神様に奉納したお酒は(封を切って口を開けて奉納しています)角が取れてまろやかな味になり、
体の内側から清められる感じがして、元気が出ます。
酒のみにはうれしい限りですw
ところで、こちらの八幡様の境内には、出世稲荷も祀られています。
東京都内にはいくつも出世稲荷神社がありますが、こんな身近にもあったとは。
稲荷社前の鳥居。
屋根の両端に、躍動感のあるキツネさん。
こちらのお稲荷様への4回目のお詣りの時に感じた空気が、それ以前の硬さを含んだものではなく
『包み込む』というより『支えてくれる』ような、大らかで力強いものに思われました。
受け入れて頂けた、認めて頂けた。そんな気がして、とてもとてもありがたいです。
写真を撮らせていただきたいとお願いをしてからシャッターを押したところ
曇天だったにもかかわらず、明るくてはっきりした写真を撮影することができました。
これもきっと、お稲荷様のお力添えですね^^