小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

痛恨の一瞬

2012-09-03 00:49:30 | 千葉ロッテマリーンズ
お互いが譲るに譲れぬ大熱戦。こちとらはおめおめ3タテを食らえば即ち優勝戦線から大きく遠ざかることを意味するわけで、今日の試合がもつ意味は重々承知していた。だからこそ、だからこそこんな負け方で優勝戦線から遠ざかるのは…。

西武3連勝=プロ野球・西武―ロッテ(時事通信) - goo ニュース
西武が競り勝ち3連勝。一回にオーティズの右前打で先制。同点の八回はヘルマンの二塁打を足場に、益田の暴投で勝ち越した。3番手のウィリアムスが2勝目。ロッテは八、九回に送りバントを失敗するなど、攻守にミスが出て3連敗。 


[ニッカン式スコア]

○ ウィリアムス 2勝2敗4S
S 涌井 1勝3敗21S
● 益田 1勝2敗1S
審判:川口、中村、渡田、橋本


悔しいっす。
すっげー悔しいっす。
この年になっても、たかだかロッテが1つ勝った負けたというだけで、これだけまだ気持ちが湧き上がってくるというのが不思議なほどに悔しいっす。

楽天を3タテして臨んだ所沢で連敗。
昨日の時点で楽天を3タテした意味はまったくなくなってしまったけれど、それでも今日勝てば週成績は4勝2敗。まだなんとか首の皮1枚つながる状況。
今日ここで3タテを食らってしまったら、それは即ち優勝戦線からの大幅な離脱を余儀なくされることは、チーム、関係者、ファン全てが理解していたはず。

まあね。
試合内容はね。
相手はローテの谷間も谷間のマイケル。
この時点で早めにマイケルを打ってマウンドから降ろさなければならないはずなのだけれど、結局はマイケルは4回1失点で持っちゃった。
この時点で、もう相手の術中にハマってるんだよねえ…。

逆に考えてみよう。
相手がマイケルということもあって、ランナーが出たら送らずとにかく揺さぶりにかけたベンチ。
その作戦自体は実に適当であったといえるだろう。というより、監督の中身が入れ替わってしまったのかとさえ思えたほどw
これが得点に絡んでいれば、或いは…。
いや、得点には絡んでますよ。井口が出て盗塁、送球エラーのチャンスをサブローで返したアレ。
1点絡めたのがよかったというべきなのか、初回に根元を散々揺さぶり要員に使っても得点を挙げられなかったリズムの悪さを問うべきかという話もあるのだが(´・ω・`)
それでもこれだけ揺さぶっても、結局は相手の術中にはまったというべきか、結局は西武ベンチの思惑という手のひらの上で踊らされていたというべきか、とにかくチャンスに一つ出て楽な展開に持ち込めない。
これだけ相手に術中にはまっても、ロッテも必死に抵抗し、相手に決して流れを手繰り寄せられないよう、再三のピンチも脱するという必死さ。

こちとらも必死よ。
今日の負けが何を意味するのか、みんな理解しているのだから。
だからこそ、2回以外毎回走者を出しながらも、1失点で凌ぎ切っている。

それでもやはり、連勝で波に乗っているチームと、連敗で何とか一矢を報いようと抵抗するチームとでは、自ずと引き寄せられる力が違ってくるということか。
こちとらはランナーは出すものの、再三の送りバント失敗。
さりとて敵もさるもの、ランナーを出せばいともあっさり、難しめのコースでもしっかり送りバントを決めてくる。ただ、それが結果的にロッテの抵抗で点に結びつかなかっただけ。
終盤8回、9回のバント指示。
特に8回のそれは、僕は適当だと思っています。
いつもは100%告知機能付き送りバントにはブーブー言う方だけれど、それはあくまで状況の話で、同点で8回終盤。1点でも勝ち越せばリードになる。あの場面ではバントは当然の策だと思うし、無理にヒッティングに出てゲッツーなどという憂き目にあったらそれこそ目も当てられない。
だからこそ、終盤の重大な局面での送りバントは、しっかり決めて欲しかったのだが…。

これだけ競った展開。
負けられない西武。
譲れないロッテ。
お互いにあと一押しができぬ息詰まる攻防。

だからこそミスで負けたくなかったんだよう…。゜(゜´Д`゜)゜。ウァァァン

8回裏。
ヘルマンに2ベース。
星秀和に無茶苦茶難しいインコースの球を捌かれ送りバント成功。1死3塁。
ヘルマンならちょっとやそっとの当たりであればホームに帰ってくる、生還阻止のためには三振が欲しかったところで、代打上本の当たりは3塁ファールフライ。さすがにファールフライなら、いくら大地の取り方が無理な体勢でもヘルマンでも突っ込めまい。
欲しかったアウトカウントが稼げ、2死3塁。
バッターは坂田。
2ストライクナッシングと追い込んだ、3球目。
益田の投げたシンカーは、おそらくはキャッチャー雅彦の予想外に曲がらず、ミットの土手に当てて後逸。
後逸した距離はさほどでもなかったものの、いつもはベースにアタマから突っ込むヘルマンがホームへ足から突入。
ベースカバー益田がナイスリカバー…と一瞬思ったのだが、益田がタッチに行くグラブより先にヘルマンの足がベースに入っており生還。記録はワイルドピッチ…。

ああ…。
あまりにも痛恨の一瞬。

打たれるなら仕方ない。
実力不足だとまだ納得できるし、気持ちも切り替えられる。
ミスで勝ち越しを許し、それが決勝点になってしまうのだから、まさしく痛恨の一撃。
ミスで負けるのだけは、絶対に嫌だ。

このままだと、これが決勝点になっちまうと、本当に今日でシーズンが終わってしまう。
なんとか帳消しにしてやって欲しい。

9回表。
角中が1、2塁間を襲うしぶといあたりが2塁への内野安打になり代走早坂。
ここでベンチは大勝負に打って出た。

即ち、サブローを下げて、ピンチバンター今江投入。

正直これは驚いた。
それはベンチも今日の一線の意味を十二分に理解して、敢えて博打を打つ手に出たのである。
ただ、もっと驚いたのは、あからさまに次の打者に代打福浦を告げますよと御丁寧に告知していたことだ。

冷静に考えてですよ。
仮に大地に代打福浦を告げれば、投手は涌井、もし今江のバントが成功すれば1死2塁で福浦。右対左なら、ただでさえ代打成功率がハンパない福浦との勝負をするとはとても思えないのである。ましてや1塁は空いているのだから。
ならば、次で代打福浦と見せかけておいて実は代打は右の里崎でした…という手も、オプションとして考えられなかったのかと思う。もちろん右に右の代打をぶつけるのだからリスクは承知の上だし、普通ならあまり考えられない手でもあるけれど、状況は切羽詰っている。せっかく代打福浦を用意しても、1塁が空いているという理由で歩かされるくらいなら、里崎を敢えて先に出していれば、もしかしたら勝負してもらえたかもしれない。ましてや後に福浦が控えているとなれば、福浦は出されたくないはずであるから尚更里崎と勝負せざるを得ない。
もちろん、「この状況でこの選手を使う」という考えが明確に伝わってくるのは大事だとは思うのだけれど、そこに「この状況でこの選手を使えば、相手は嫌がるだろう」という考えが、福浦里崎の使い方に、果たして一部でもあっただろうかと思うのである。
ましてや今江の打席の時点で、ネクストバッターズサークルにはすでに福浦が控えている。仮に今江が送りバントを成功していれば、まず186%福浦は勝負してもらえない。
そこまで理解したうえで、敢えて福浦を大地の代打で送ったのだろうかと思うのだ。

まあ、益田よ…。
しゃあないよな。しゃあねえよ。
お前さんと一緒にこっちも泣きたいさ…。泣けるもんなら。

打たれるなら仕方がない。
これだけ競った試合を、ミスで落とすのが悔しいじゃないか。

ちきしょう…。
ちきしょう…。


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