寄付寄付詐欺

うちの親父が、毎夕散歩している犬の散歩仲間から聞いた話。
近所の川べりの運動公園で、小学生だか中学生だかのいい年こいたガキどもが、おばさん達を相手に、
新潟中越地震の募金を集めているので、寄付してくださいと、たかって回っているらしい。
そりゃおばさんたちも百戦錬磨の達人、伊達に人生を長く生きてはいない。
君はどこの学校？　担任の先生は誰？と聞くと、そこはろくな人生経験も持ちえぬがきども、
忘れましたと答えたらしい。どこにてめえの通う学校の名前を忘れる馬鹿がいるのかと。お前は池沼（いけぬまとは読んではいけない）かと小一時間問い詰めたい。
しかも、川べりを犬を連れて散歩しているようなおばさんたちが、大量の現金なんぞ持ち歩いているわけがなく、まあせいぜい集められたとしても１００円とか２００円といったところだろう。今日日１００円じゃあ缶ジュースも買えませんぜだんな。
まあ、学校の名前を聞いて「忘れました」と答えようが、せいぜいてめえの通っている学校なんぞはＯ和田小学校とかＯ和田中学校とか、そんなところだろう←地元の方以外に説明しておきますが、伏字になってません。

そーゆー奴には、こうして世間の厳しさを味あわせてあげればよい。
金を出すから詐欺になる。物資を送れば詐欺にはなるまい。
即ち、新潟中越地方の愛犬家の心情を察し、彼らにビーフジャーキーを送ればよいのでは。これはおそらく、新潟県の愛犬家の皆さんとお犬様たちは喜ぶだろう。被災者の皆さんが喜ぶものを送るべきであろう。
それをあんた、じゃあいりませんなんて、寄付を募った側が拒否して御覧なさい。これは明らかに人の善意を踏みにじっている行為だろう。なにも善意は金だけではない。物資で送る善意もある。そういった心を彼らに教えてやるべきである。お前は人の善意の心を踏みにじる気か、もともと寄付を募ったのは貴様の方だろうが、俺は被災地域のワンちゃんにこのジャーキーを食べてもらって、被災者に喜んでもらいたいんだ、学校でどんな道徳教育を習ってきたんだと、首根っこの一つや二つ、ひっつかんでやればよい。←善意の押し売りかよ

だいたい、あんなところでたった１００円２００円ぽっちをかき集めて小遣い銭の足しにするくらいなら、いっそ新宿紀伊国屋の路地裏あたりで、電車賃がないとか言って大人たちから５００円単位で金をぼったくっておけばよいのだ。そんな気概もない奴が、詐欺まがいのことを義務教育のうちからしているんじゃないよと。大人から金を巻き上げるなら頭を使いなさい。

っていうか、新宿のくだりは、俺が実際に家が奥多摩のほうで帰れないので５００円貸してくださいって、ぶさいくなオナゴから声をかけられたことがあるんだけどね。こっちは新宿から奥多摩まで５００円じゃ帰れないのを知っていたから貸さなかったけど。決して容姿の問題ではありません。

んでもって、今回のまとめ。
・きょうび小中学生が１００円２００円もらっても、彼らからしたらはした金です。
・募金を募るときは、金だけでなく物も募りましょう。
・詐欺と善意の押しつけの罪深さは、実は紙一重です。
・世の中、結局頭を使わなければ金は儲かりません。
・容姿が良ければ男は何でもしてくれるほど、男はバカでも甘くはありません。