【限界突破】一週間で高校野球5試合まるっと観戦記【もう５０歳】

夏だ！
高校野球だ！
習志野高校だ！
夏フェスだ！！

ということで、今年はほぼ何の規制もなくお客さんを入れるようになり、ついつい次の日の天気があまり良くないとわかってはいてもこの時期の休みはなんとなくそわそわして、ああ今年は今日はどの球場でどの組み合わせかな？
ああここ僕前から気にしてたんですよ。
だったら行きましょうか、行ける範囲の所の範囲であればすべてｗ

そんなわけで１週間の間で５試合。
卒倒するような観戦計画というか、行き当たりばったりの展開になってしまいました。
雨が降ってこようが１回戦だろうがやっていれば関係ないぜ！とばかりに出かけたのは、７月１２日金曜日の船橋市民球場第２試合。
わせがく対西武台千葉。

試合感想はまるっとずらずらっと書き散らしますので、この辺りはどうかご了承を。

思えば2年前の令和4年夏の大会、千葉学芸高校相手に82-0、内野から球が抜けたら球が返ってこないという、灼熱の長生の森球場を陸上競技場に変えてしまった伝説の試合を作ってしまったわせがくが、2年でチームをどう変えて来たか。
ちなみにこの日、青葉の森の第1試合で八千代東の初戦があったのをすっかり忘れていたのは、内緒だw

わせがく0-13西武台千葉（5回コールド）

試合結果 | バーチャル高校野球 | スポーツブル

・おっ。わせがくシートノックしっかりできとるやないか。これは序盤は試合作れるんとちゃうか。
・まずシートノックでぽろっぽろしているところは試合をしっかり作るというところからして厳しいから、これはしっかり守備を固めていけばチャンスはありますよ。
・おっ、先発の黒川くん。ええストレート放るやないか。ビシビシ来とるやないか。
・ただしストライク入らん(・・;)
・案の定暴投で1点取られ、わずか13球でセンターに回される。
・とはいえこの監督の判断は良かったし速かった。早い決断が、序盤の試合を壊さず食らいつく展開に持って行けたのにもつながったのではないでしょうか。
・明らかに手投げの二番手投手。もうこういうタイプおらんからな〜。西武台千葉、かやり打ちあぐねて3回で4-0でまとめる。
・途中で雨のため30分ほど試合が止まり、これが結果わせがくには響いたか
・序盤まではなんとか試合は作ったけれど、打たれだしたら止まりません。西武台千葉、4回に一挙9点でコールドは見え見え。
・最後はまた黒川くんに手が戻り、なんとか4回を締めました。
・０－１３。５回表のわせがくが４点を入れなければ試合終了という厳しい場面だったけれど、勇気をもってみなバットを振っていて、大差がついているとはいえ、最後まで食らいつく姿勢は感銘を受けました。
・わせがく、２００６年以来の夏の公式戦勝利を目指しましょう。
・西武台千葉、この先おそらく木更津総合が待っているのでとにかくがんばってください。




船橋市民球場といえば市民プールと体育館。体育館には昔全日本女子プロレスとか見に行ったことがございます。
その至近に、女子プロレス団体マーベラスの道場があるというのは何の因果かしらん(・・;)

帰りはさすがに７月とはいえ本降りの雨になってしまい、夏見台団地バス停至近にあるラーメン壱鵠堂夏見台店で味噌ラーメンで体を温めたことでした。
何かの折には、実はこのお店は何となくバスでふらふらとやってきて食べてますね。
いつもお世話になっております。



続く７月１６日。
この日は運がよくというか悪くというか、たかだか３回戦だというのにものすごくカードがいい。
マリンで１日３試合行われるんですが、これはもうすべてのカードが準々決勝か準決勝、或いは決勝戦で当たっても全くおかしくはない組み合わせ。

・第１試合…専修大松戸対八千代松陰
・第２試合…千葉英和対船橋東
・第３試合…市立習志野対東京学館浦安

あれ、習志野って第１試合縛りじゃなくなったんだ。第２試合や第３試合のために朝もはよから駐車場もスタンドもパンパンになるよりは、いっそ習志野戦は第１試合縛りにしてしまおう…という高野連の暗黙の了解がありましたが、コロナ禍を経ていつの間にかなくなったんですな。

( ´ー｀)y-~~こりゃもう行くしかないでしょう

というわけで７月１６日は第１試合が９時試合開始だったので、しばらくテレビで見てからやおら中盤の６回にかかるころにマリンに到着。
雨が降りそうだったので、当然開放されているであろう２階席に座をしめますｗ

専修大松戸１０ー８八千代松陰

くわしくはこちら。

試合結果 | バーチャル高校野球 | スポーツブル

というわけでまるっと観戦記（途中からなので簡易版）

・球場到着時点で７回あたりで７－２で専大松戸リード。
・こりゃあ試合が動かないのかな…などと思っていたら、八千代松陰は８回に猛攻開始。
・相手の連続フォアボールなどを足掛かりに、センターオーバーの逆転３塁打なども含めて、なんとまあ７－２の試合が８－７と大逆転。
これはひょっとしたら八千代松陰、Aシード専修大松戸を３回戦で止めてしまうことになるのか。
専大松戸と八千代松陰といえば実は因縁浅からぬ間柄。
もっとも有名なのは２０１９年夏の大会。なんと専大松戸がまさかの初戦負けという屈辱にまみれた試合がありまして、そこで専大松戸の関係者が「なんだあの八千代松陰のショート。俺たちのレフト前全部止められたよ」と口々にこぼす有様。
その選手こそ、八千代松陰からヤクルトスワローズに入団した、現在は不動のショートを守っております、長岡秀樹選手だったんです。

・…っていうことをうわーっていろいろ考えてしまって、このままいけば千葉県最初にして最大級の大物食い。
ここで見られるかと思ったんですが…。
・６点取られた後の８回裏の専大松戸の攻撃、確か１死１，３塁かな。
・ここはまず軽打で同点でも十分。バッターは３番ショート中山君。
・いやー、これが強豪校というか、打って打って勝ってきた歴戦の雄の戦い方なんですな。
しかも初球ですよこれ(・・;)

１点なんてケチなことを言わずに３点とればいいじゃないという満額回答！


専大松戸8回裏 これぞキャプテン！中山凱選手の逆転スリーランで連覇の夢はつなげた！8回ノーアウト1塁から現地の臨場感を感じて下さい！（千葉県高校野球2024）


この一発が決勝点になるのか。
最終回八千代松陰も２点差なのだから、ランナー二人出せばまず同点。タイブレークとはいえまだ試合続くやんか。
しかもちゃんとランナー二人出したよ八千代松陰。
えらいよ。よくランナーだしたよ。
もうこのあとは…ね。
運不運ですよ。
もの凄くいい試合だったなあ。八千代松陰にもとらせてあげたかった。

あとねえ。
コロナ禍で高校野球を見に行くこともなくなり、これだけ試合を見るようになったのは今年が５年ぶりくらいなんですが、なんですか八千代松陰の応援団は。
まるでビジター席に集まったロッテファンくらいにめちゃくちゃ声が出ているじゃないですか（ホーム側とは敢えて言わんｗ）
この応援はびっくりしたなあ。
八千代松陰といえば、あの有名な野球応援評論家としていまや立派な地位を築いていらっしゃるジントシオさんがいろいろプロデュースされていて、少なくとも、５年前の八千代松陰の応援と全然違うぞｗ
これは凄い。
千葉県の高校野球の応援といえば言わずもがな習志野の美爆音であったり、拓大紅陵の独自の応援であったり、木更津総合だったらスモーク・イン・ザ・ｗぉーたーなど、数々の名曲がございますが、今もう高校野球応援といえばぐいぐい来ているのが八千代松陰。

これも他人様の映像をお借りする形になり大変恐縮なのですが、これはもう胸が詰まるくらいの名曲。

【応援の圧がやばい】八千代松陰「バブル松陰と青のプライド」


特に最終回２点ビハインド、走者が２人出てエンドレスで流れる「青のプライド」ですか。
これは発祥は奈良の私立高校なのだそうですが、何が凄いって、高校野球の整理員も雰囲気にのまれて青のプライドで帽子振り回してたぞｗ
こんな応援、プロ野球でも見たことがない。

早々と八千代松陰の名前が消えてしまったけれど、このスタンドの熱気は絶対にもう一度見に行きたい。絶対に。

こんな試合の余韻に浸る間もなく、第２試合の千葉英和対船橋東。
千葉英和といえば今を時めく新浜レオンちゃんの出身校。八千代松陰と八千代東と並んで勝手に梨畑同盟などと呼んでおりますw

千葉英和５－４船橋東。

試合結果 | バーチャル高校野球 | スポーツブル

ここもざっくりまるっと解説

・千葉英和の主砲ルーレン・マックスくん。打球が重くてええやないか。
・対する千葉東も堂々と受けて立つような試合展開。千葉英和はAシードだけれど、Aシードなにするものぞと受けて立つ。
・こうした試合は見ていて気持ちがいい。
・対する船橋東は一回り目は手探りで様子を探っていた気配。二回り目後半から徐々に打ち出した感。
・なによりここまで見ていて思うのは失策がほとんどないこと。一つの失策からガラガラ崩れていくことがよくあるだけに、失策があまりなく試合が締まっていたのが好勝負を呼んだのかしら。
・プロレスで言えば派手な技が全くなく、グラウンドのねちねちとしたバックからの関節の取り合いでお互いにじわじわとスタミナを消耗するような、まさしく玄人好みの攻防戦。
・途中で降雨で２０分ほどの中断があったけれど、お互いに集中力を切らさなかったのは立派。

・しかし、決勝点は忘れ切っていた７回裏千葉英和のトップバッター黒沢くんの一発。
・そのあと船橋東もなんとかヒットでつないでやり返そうとしたんだけど、万事休す。

さてさて。
マリンの習志野戦だと第１試合縛りがあったように思えたんですが、コロナ禍でいつのまにかなくなって、第３試合は予定時間から１時間半以上も押した頃に試合開始。
というわけである意味僕の今日のメインエベント。
野球はもちろんだけれど、５年間も習志野の美爆音を聞いていないというのはQOL低下の象徴。
ここはせめて美爆音を聞いて行かなければ。

ところが…です。
習志野にとって先制点を取って逃げ切るのが王道。
ところが東京学館浦安が超絶速攻野球を仕掛けてきて、あれよあれよあれよという間に３点先制という意外な展開…と言ってしまうと学館浦安の関係者には怒られそう。
その証拠に今年は習志野がノーシード、学館浦安がCシード、事実春季大会千葉県大会でも学館浦安が習志野に勝っており、どちらかといえば学館浦安のほうが格上感があるのだった。

さて。
習志野といえば美爆音。

こちらも少々お楽しみいただければと存じます。

習志野が第３試合送りになり、かつ時折雨が強く降る悪天候の中で、およそ時間は午後４時間ほどだったか。
薄暗くなったマリンスタジアムでとうとう照明灯が点灯。
高校野球千葉県の応援規定では、照明灯のある球場では照明が点灯された後は鳴り物や吹奏楽による応援演奏は禁止されているので、一時的にアカペラの
レッツゴー習志野が見られたというシーン。

この後ほどなくして両行ともに吹奏楽の応援が許可されたようで、おそらくマリンスタジアム周辺の立地条件に鑑み、「どこにも迷惑をかける施設がない」ということで許可に至ったんでしょう。（推測ですが）
このあと、お忍びで来ていた某習志野ファンのもと上司と合流。

しっかし…。習志野どうした…。
いつの間にか時計は午後６時をゆうに過ぎており、雨もこれ以上やむ気配はない様子。
おそらく継続試合前提で試合中団が告げられ、３０～４０分くらいはたっただろうか。

学館浦安６－１習志野で５回表からの継続試合になりました(・・;)

そして時間が経過するほど、あちこちから習志野ファンと思しき男女から怒号にも似た悲鳴が。

継続試合がゼットエー送りですってよ奥さん…

習志野高校とすれば、とりあえず水入りになったのだから明日のゼットエーボールパークで流れを変えたいと思っていたのでしょうが、そうとはならず、習志野まさかの３回戦７回コールド負け…。
習志野の３回戦負けは２００８年夏以来、コールド負けは２０１２年準決勝の柏日体戦以来という、記録づくめの一戦になってしまいました。

さて、７月１８日木曜日は、仕事が早く終わってしまったので、灼熱というよりサウナ地獄の天台の県野球場へ。
４回戦の市川高校対学館船橋戦を観戦に出かけてまいりました。
ただし仕事上がりといってもサウナ風呂の風呂介助上がりのサウナ風呂だからもうグロッキー。５回あたりまでしか見ることが出来ませんでした。

試合結果 | バーチャル高校野球 | スポーツブル

・市川高校背番号１１の神倉くん、１年生なんだな。
崩れそうで崩れそうで全然崩れなくて、どれだけ老獪な投球をするんだよと思ったら１年生。この前まで中学生だったのか(・・;)
下手したらいつでも試合が壊れそうになってひやひやしたけれど、戦った学館船橋も正攻法で受けて立ち、これが好試合を呼びましたね。清々しいほど激しく真正面からぶつかっていましたね。
市川高校の神倉くんは来年、再来年と無事であれば投手で見ていたいですね。

さすがに最後はガス欠を起こしてしまい、通してみることが出来ませんでしたが、そりゃあね。

こんなこと５年ぶりにやったら体力持つわけありまへんがな(・・;)

失われた５年間。
楽しかったけれど体力的には下降線なんだなあ…。

そんなざくっとまるっと観戦記でありました。