あさねぼう

記録のように・備忘録のように、時間をみつけ、思いつくまま、気ままにブログをしたい。

参考にするメディア「テレビ」がトップ

2020-05-26 19:09:38 | 日記
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千葉県成田市の小倉美咲さん(8)が昨年9月に山梨県道志村のキャンプ場で行方不明になってから8カ月が過ぎた26日、県警大月署員らが現場周辺を再捜索した。大規模な捜索は昨年10月以来。駆け付けた母とも子さん(37)は「あの日の後悔が募るばかりだ」と苦しい心情を吐露した。
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有権者は、日々のニュースをどこから得ているのでしょうか。朝日新聞の全国世論調査(郵送)で、次のように聞きました。

【あなたが、政治や社会の出来事についての情報を得るとき、参考にするメディアは何ですか。複数回答(2020年3月~4月調査)
・テレビ(87%)
・新聞(55%)
・インターネットのニュースサイト(55%)
・ラジオ(16%)
・ツイッターやフェイスブックなどのSNS(14%)
・雑誌(8%)
*その他・答えないは省略

「新聞を読まない層を重視」
こうした違いの背景には、政権によるメディア戦略が影響している可能性もあります。
首相は2019年の参院選前、自身のツイッターや首相官邸のインスタグラムに芸能人との記念写真を次々とアップ。アベノミクスの経済効果や雇用環境の好転といった政権の看板が響きやすい若年世代に向けた発信に力を入れていました。その狙いを、政府関係者は「首相は新聞を読まない層を重視している。SNSで自分でつかみ取った情報は『真実だ』と信じる傾向にある」と解説しています。
首相の盟友である麻生太郎・副総理兼財務相もかつて、10~30代について「一番新聞を読まない世代だ。新聞読まない人は、全部自民党なんだ」と持論を展開していました。


――*調査方法=全国の有権者から3千人を選び、郵送法で実施。3月4日に調査票を発送し、4月13日までに届いた返送総数は2130。無記入の多いものや対象者以外の人が回答したと明記されたものを除いた有効回答は2053で、回収率は68%


「遠野物語」

2020-05-25 17:42:31 | 日記
ザシキワラシやカッパ、神隠し、姥捨てなど、岩手県遠野に伝わる伝承を記録した柳田国男の「遠野物語」。6月の「100分de名著」では、この名著を取り上げます。
農商務省の官僚だった柳田は、農政調査のため全国の農村をまわるうちに、地方の民俗に深い関心を抱くようになりました。そして明治41年、柳田は、遠野出身で早稲田の学生だった佐々木喜善と出会います。佐々木は祖父から聞いた昔話を克明に記憶していました。その不思議な物語に魅了された柳田は、何度も聞き書きを行います。そして現地を訪ね、推敲を重ねたのちに「遠野物語」を出版しました。「遠野物語」は、知識人の間で評判を呼び、日本民俗学の発展に大きな役割を果たすことになります。
神への畏怖と感謝、祖霊への思いなど、日本人の死生観や自然観が凝縮された「遠野物語」。そこには、津波で妻を失った男の物語など、今の東北にも通じる題材も含まれています。番組では、「遠野物語」を読み解くことで、日本人の心の原点を探っていきます。


令和日本の敗戦 (ちくま新書)

2020-05-23 17:33:40 | 日記
崩壊寸前のこの国は、やがて「令和の敗戦」を迎える……異次元政策のせいで循環せずに停滞し続ける景気、 成長なき経済状況のもと疲弊しきった「働く人」と拡大する格差、 隠蔽と欺瞞が常態化し民主主義を蹂躙する政権の振る舞い。
二〇一三年以来「この道しかない」と各政策を掲げ続ける安倍晋三首相が、 戦後最長の期間政権の座に留まったことの末路だ。
戦わずして「敗戦する国」日本の正体を、 経済・社会・政治の各現場を取材した気鋭の記者が炙り出す。

【目次】
はじめに
第一章 転落と疲弊の現場
1 超長時間労働がもたらすもの
2 働き方改革という名の「生産性」至上主義
3 人口減少時代の企業生存条件
4 奈落へと突き進んだ平成経済

第二章 虚構のアベノミクス
1 牽引するはずの不動産・建設業界が苦しい
2 金融機関が麻痺している
3 異次元政策の果実は不味すぎる
4 粉飾体質 ―― 意図的な「偽装」暴かれる

第三章 左右を騙す「改憲」案
1 「変わらない」という噓
2 揺るがぬ「極右」内閣
3 「変える」という噓
4 「平和の国体」どこへ
5 剝がれた保守の仮面

第四章 国家の末期
1 政権の膿を曝け出した「桜を見る会」
2 圧政の現場、辺野古から

終 章 令和日本の「焦土」
1 戦わずして負ける国
2 焦土と化す列島
3 なぜ、ここまで堕ちたのか

付 録 識者インタビュー
1 白井聡さん 「国体」から見えるもの
2 井手英策さん 「分断」なくす再分配を
3 木村草太さん 「自衛隊」明記提案の乱暴さ

おわりに――この国は「敗戦」へと向かっている

『ガタカ』

2020-05-22 18:19:29 | 日記
『ガタカ』(原題: Gattaca)は、1997年のアメリカ合衆国のSF映画。監督はアンドリュー・ニコル、出演はイーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウなど。
原題 "Gattaca" のクレジットで強調されるGとAとTとCは、DNAの基本塩基であるguanine(グアニン)、adenine(アデニン)、thymine(チミン)、cytosine(シトシン)の頭文字である。

次の言葉から始まる。
Consider God's handiwork, who can straighten what He hath made crooked?! ECCLESIASTES 7:13 (「神の御業を見よ。神が曲げたものを誰が直しえようか」旧約聖書『伝道の書』)“I not only think that we will tamper with Mother Nature, I think Mother wants us to.” WILLARD GAYLIN (「我々は母なる自然に手を加えようとするが、母もそれを望んでいると私は思う」(ウィラード・ゲイリン(英語版))
遺伝子操作により、優れた知能と体力と外見を持った「適正者」が数多く存在する近未来。知力体力に非常に優れる「適正者」たちは当然、教育課程においても、社会においても優位だった。一方、自然妊娠で生まれた「不適正者」たちは「適正者」に劣る存在だった。両者の間には社会レベルでも個人レベルでも大きな隔たりがあった。

主人公ヴィンセント(イーサン・ホーク)は、両親の軽はずみな性交渉により「不適正者」として産まれた。弟アントン(ローレン・ディーン)は「適正者」だった。ヴィンセントは、子供のころから「適正者」の能力を目の当たりにし、弟を含め「適正者」たちには決して勝つことができなかった。そんな彼が小さな胸に抱いた夢は宇宙飛行士になることだった。しかし、宇宙飛行士は「適正者」のみに許された仕事で、「不適正者」には夢のまた夢、なれる可能性など少しもなかった。
大人になっても夢を忘れないヴィンセントに転機が訪れる。DNAブローカー(トニー・シャルーブ)の仲介で、「適正者」の生体IDを入手することができたのだ。その「適正者」は元水泳選手ジェローム・モロー(ジュード・ロウ)で、金メダル候補だったが事故により脚の自由を失い、選手生命を絶たれたのだった。ヴィンセントはジェロームの生体ID(血液や指紋など)を買い取り、違法な生体偽装をしてジェロームになりすまし、晴れて宇宙局「ガタカ」の局員となった。働く中で、「適正者」の女性アイリーン・カッシーニ(ユマ・サーマン)との出会いもあり、最終的に彼女には正体が発覚するが、受け入れられるのだった。
ヴィンセントはたびたび行われる生体認証をジェロームのDNAで切り抜け、数々の訓練でも「適正者」に劣らないよう必死の努力を重ね、その結果ついに念願のタイタン探査船の宇宙飛行士に選ばれた。
探査船の出発が間近となったある日、ヴィンセントの上司が何者かによって殺された。この思いもよらない事件がヴィンセントを窮地に追い込む。なぜなら、事件現場で発見されたまつ毛は「不適正者」ヴィンセントのものだったからだ。警察の捜査にヴィンセントは正体の発覚を恐れながらも、ジェロームとして振るまい捜索をすり抜け続けた。探査船の出発が延期も中止もされないところまできて、宇宙局長ジョセフ(ゴア・ヴィダル)が「彼は探査船の打ち上げに反対し、中止させようとしていたので殺した」と自供した。
難局を乗り切ったヴィンセントは、船に乗り込む直前、抜き打ちテストで生体IDの提出を要求された。手元にジェロームの生体IDはなかったので、最後の最後で夢を絶たれるかに思われた。しかし検査官のレイマー医師(ザンダー・バークレー)はヴィンセントが「不適正者」だと知っており「息子が君の大ファンだ」と告げ、ヴィンセントの生体検査を「適性者」に書き換えて目配せをし見逃すのであった。ヴィンセントは探査船に乗り込み、宇宙へ旅立った。
ジェロームはヴィンセントの出発前に大量のサンプルを残し「旅に出る」と告げて別れるが、ヴィンセントのロケット発射と同時に、完全な証拠隠滅をはかる為に、水泳選手時代のメダルを首にかけ自ら焼却炉に入り火をつけ、自らの人生をヴィンセントに受け渡したかのように人生の幕を閉じた。ヴィンセントは宇宙船の中でジェロームから宇宙に行ってから読むように渡されていた手紙を開く。そこにはジェロームの遺髪が入っていたのだった。