あさねぼう

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令和日本の敗戦 (ちくま新書)

2020-05-23 17:33:40 | 日記
崩壊寸前のこの国は、やがて「令和の敗戦」を迎える……異次元政策のせいで循環せずに停滞し続ける景気、 成長なき経済状況のもと疲弊しきった「働く人」と拡大する格差、 隠蔽と欺瞞が常態化し民主主義を蹂躙する政権の振る舞い。
二〇一三年以来「この道しかない」と各政策を掲げ続ける安倍晋三首相が、 戦後最長の期間政権の座に留まったことの末路だ。
戦わずして「敗戦する国」日本の正体を、 経済・社会・政治の各現場を取材した気鋭の記者が炙り出す。

【目次】
はじめに
第一章 転落と疲弊の現場
1 超長時間労働がもたらすもの
2 働き方改革という名の「生産性」至上主義
3 人口減少時代の企業生存条件
4 奈落へと突き進んだ平成経済

第二章 虚構のアベノミクス
1 牽引するはずの不動産・建設業界が苦しい
2 金融機関が麻痺している
3 異次元政策の果実は不味すぎる
4 粉飾体質 ―― 意図的な「偽装」暴かれる

第三章 左右を騙す「改憲」案
1 「変わらない」という噓
2 揺るがぬ「極右」内閣
3 「変える」という噓
4 「平和の国体」どこへ
5 剝がれた保守の仮面

第四章 国家の末期
1 政権の膿を曝け出した「桜を見る会」
2 圧政の現場、辺野古から

終 章 令和日本の「焦土」
1 戦わずして負ける国
2 焦土と化す列島
3 なぜ、ここまで堕ちたのか

付 録 識者インタビュー
1 白井聡さん 「国体」から見えるもの
2 井手英策さん 「分断」なくす再分配を
3 木村草太さん 「自衛隊」明記提案の乱暴さ

おわりに――この国は「敗戦」へと向かっている