あさねぼう

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山極 壽一

2021-01-06 11:38:30 | 日記
山極 壽一(やまぎわ じゅいち、1952年 - )は、日本の人類学者(人類学・生態環境生物学)。学位は理学博士(京都大学・1987年)。名の「壽」は「寿」の旧字体のため、新字体で山極 寿一(やまぎわ じゅいち)とも表記される。

日本学術振興会奨励研究員、財団法人日本モンキーセンターリサーチフェロー、京都大学霊長類研究所助手、京都大学大学院理学研究科教授、京都大学大学院理学研究科研究科長、京都大学理学部学部長、京都大学総長(第26代)、一般社団法人国立大学協会会長(第26代)、日本学術会議会長などを歴任した。

東京都出身の人類学者、霊長類学者にして、ゴリラ研究の第一人者である。京都大学理学研究科教授を経て、京都大学総長に就任し、2020年9月30日をもって、任期を終え、退任した。日本学術会議では「安全保障と学術に関する検討委員会」委員を務めており、会長にも就任した。

東京都出身。国立市立国立第一中学校、都立国立高校を経て、京都大学理学部卒、同大学院理学研究科博士課程修了。理学博士(1987年)。

人類学者として​

カリソケ研究センター客員研究員、日本モンキーセンターリサーチフェロー、京都大学霊長類研究所助手、京都大学大学院理学研究科助教授、同教授を経て、2014年7月3日に京都大学で行われた教職員による投票(意向調査)で山極が1位となり、翌日の4日の学長選考会議で正式に学長になることが決まった。 2014年10月1日より総長に就任。京都大学の総長としては初の戦後生まれの総長となった。

河合隼雄学芸賞選考委員などを務めている。

伊谷純一郎を師とし、人類進化論を専攻、ゴリラを主たる研究対象として人類の起源を探る。


著書​[編集]
『森の巨人』(歩書房、1983年)
『ゴリラ 森に輝く白銀の背』(平凡社、1984年)
『おはようちびっこゴリラ』(新日本出版社(新日本動物植物えほん))1988
『ゴリラとヒトの間』(講談社現代新書、1993年)
『家族の起源 父性の登場』(東京大学出版会、1994年)
『サルはなにを食べてヒトになったか 食の進化論』(女子栄養大学出版部、 1994年)
『ゴリラの森に暮らす アフリカの豊かな自然と知恵』(NTT出版、1996年)
『父という余分なもの サルに探る文明の起源』(新書館、1997年)のち新潮文庫 解説:鷲田清一
『ゴリラ雑学ノート 「森の巨人」の知られざる素顔』(ダイヤモンド社、1998年)
『ジャングルで学んだこと ゴリラとヒトの父親修業』(フレーベル館、1999年)
『ゴリラとあかいぼうし』(福音館書店、2002年)
『オトコの進化論 男らしさの起源を求めて』(ちくま新書、2003年)
『ゴリラ』(東京大学出版会、2005年)
『サルと歩いた屋久島』(山と溪谷社(ネイチャー・ストーリーズ)、2006年)
『お父さんゴリラは遊園地』(新日本出版社(ドキュメント地球のなかまたち)、2006年)
『暴力はどこからきたか 人間性の起源を探る』(日本放送出版協会(NHKブックス)、2007年)
『人類進化論 霊長類学からの展開』(裳華房、2008年)
『家族進化論』(東京大学出版会、2012年)
『「サル化」する人間社会』(集英社インターナショナル 知のトレッキング叢書 2014年)
『ゴリラが胸をたたくわけ』阿部知暁絵(福音館書店 たくさんのふしぎ傑作集 2015年)
『京大式おもろい勉強法(朝日新書 2015年)
『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』(毎日新聞出版、2018年)
『人生で大事なことはみんなゴリラから教わった』(家の光協会、2020年)

共編著​[編集]
『ニホンザルの自然社会 エコミュージアムとしての屋久島』(高畑由起夫共編著、京都大学学術出版会、2000年)
『人間性の起源と進化』(西田正規・北村光二共編、昭和堂、2003年)
『世界遺産屋久島 亜熱帯の自然と生態系』(大澤雅彦・田川日出夫共編、朝倉書店、2006年)
『いま「食べること」を問う』(伏木亨共編著、サントリー次世代研究所編、農山漁村文化協会、2006年)
『ヒトはどのようにしてつくられたか』(岩波書店(シリーズヒトの科学)2007
『日高敏隆の口説き文句』(小長谷有紀共編著、岩波書店、2010年)
写真・文、田中豊美画『ゴリラ図鑑』文渓堂、2008年。ISBN 9784894236110。
『〈こころ〉はどこから来て、どこへ行くのか』河合俊雄,中沢新一,広井良典,下條信輔共著 岩波書店 2016
『ゴリラは戦わない 平和主義、家族愛、楽天的』小菅正夫共著 中公新書ラクレ 2017
『僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう』山中伸弥,羽生善治,是枝裕和,永田和宏共著 文春新書 2017
『都市と野生の思考』鷲田清一共著 集英社インターナショナル新書 2017
『日本の人類学』尾本恵市共著 ちくま新書 2017
『ゴリラの森、言葉の海』小川洋子共著 新潮社 2019
『人類の起源、宗教の誕生: ホモ・サピエンスの「信じる心」が生まれたとき』小原克博共著 平凡社新書 2019
『「言葉」が暴走する時代の処世術』太田光共著 集英社新書 2019
『虫とゴリラ』養老孟司共著 毎日新聞出版 2020