あさねぼう

記録のように・備忘録のように、時間をみつけ、思いつくまま、気ままにブログをしたい。

列島誕生 ジオ・ジャパン 第1集 奇跡の島はこうして生まれた

2020-07-28 17:01:28 | 日記
列島誕生 ジオ・ジャパン
第1集 奇跡の島はこうして生まれた

私たちの暮らす日本。地球上の陸地の1%にも満たない狭い国土の中に“宝物のような絶景”が満ちあふれている。さらに不思議なことに、大海原のただ中の島国なのに、なぜか三千m級の山々がそびえている。
日本列島は、どうやって生まれ、どんなドラマをへて、今の姿となったのか?
最新科学は、数千万年に及ぶ“列島誕生の大地の物語”を解き明かしつつある。そして地球史上まれな“奇跡的な四大事件”があったからこそ、列島がここに存在していることを突き止めた。『ジオ・ジャパン』では、日本各所の絶景や、はるかな時空を超えたタイムトリップCG、そして列島誕生と深く結びついた“和食”を読み解くスタジオから、日本の“大地のドラマ”を描く。
第1集は『奇跡の島はこうして生まれた』。3000万年前、今の日本列島の位置には陸地もなかった。いったい何が起きて、大海原の中に島々が誕生したのか? そこには、想像を超えた驚くべき大地のドラマがあった・・・。

出演は、劇団ひとり、指原莉乃(HKT48)、巽好幸(神戸大学教授)、和久田麻由子アナウンサー。

私たちの足元の大地に秘密がある?そんなこと、私はこれまで何の疑問も抱かずに暮らしてきました。しかしこのことは逆に、私たちが大地の成り立ちについて、十分な知識を持ってこなかったことを示しているのかもしれません。これは、普段、科学番組を作っている私たちにとって大変重要な「気づき」でした。実はNHKの科学番組においては、数十年もの間、足元の大地の秘密を正面から語る番組は作っていませんでした。そこで取材を続けると、そこには「日本の大地誕生」についての驚きの事実の数々が隠されていました。この分野は、知らない情報が大量にたまっている「宝の山」だったのです。研究者たちにとっては当たり前でも、私たち一般の視聴者にとっては、知らないことだらけの大地の成り立ち。科学番組制作者としては、ワクワクする状況です。さらに、ご出演いただいた巽好幸神戸大学教授は、和食と大地の成り立ちに様々な関連があることを、新しい情報を収集して提言されていました。何と食べ物の成り立ちに日本の大地の秘密が隠れている、というのです。しかも数十年前とは異なり、CG技術の飛躍的な進歩により、何千万年も前の過去の様子を、まるで見ているかの如く再現できるようになり、大迫力のエンターテインメント番組が可能となりました。進歩した制作環境の恩恵を享受しつつ、新しくて壮大でありながら、かつ身近な科学の秘密をお届けできるという、科学番組制作者として大変幸せな番組制作となりました。

チーフディレクター 結城仁夫