あさねぼう

記録のように・備忘録のように、時間をみつけ、思いつくまま、気ままにブログをしたい。

新大久保駅乗客転落事故

2020-02-13 19:15:16 | 日記
山手線新大久保駅で泥酔した男性がプラットホームから線路に転落した。その男性を救助しようとして線路に飛び降りた日本人カメラマンと韓国人留学生が、折から進入してきた列車にはねられ、3人とも死亡した。
人命救助のために自らの命を投げ出したこの件は、美談として日韓両国で大きく報道されるとともに、事故の犠牲者を追悼・顕彰するプレートが新大久保駅のホームと改札の間の階段に設置された。このプレートには日本語と韓国語で事故の経緯等が記されている。その後、救出を試みた2人の遺族には当時の森喜朗内閣総理大臣より書状が贈られ[1]、警察庁からは警察協力章が授与された。
しかし、カメラマンと暮らしていた母親は国や市からの表彰について、近所の知人に対して「本当はそっとしておいてほしい、美談であっても息子が死んだ事には変わりがない」と嘆き、事故から数年後に孤独死した。
事故の翌年、天皇(現上皇)は死亡した韓国人留学生の両親を招待して慰労した。留学生の父親は後に奨学金財団を設立し、アジア出身の学生を援助した。2015年には日本政府から旭日双光章が贈られた。父親が2019年に死去した際、河野太郎外務大臣は弔意を表し、親子の遺志を受け継ぐよう努力すると述べた。
最初に転落した男性が駅構内の売店で購入した酒を飲んでいたことが判明し、JR東日本は通勤圏の一部駅構内での酒類の販売を一時取り止めた。