あさねぼう

記録のように・備忘録のように、時間をみつけ、思いつくまま、気ままにブログをしたい。

山本作兵衛の炭坑

2020-02-05 16:32:20 | 日記
「ヤマ」の姿を記録して子や孫たちに遺したいという思いで描かれた山本作兵衛の炭坑記録画は、二〇一一年、日本初のユネスコ世界記憶遺産に登録された。ヤマの暮らし、仕事などをテーマとする二二七点を収録し、画の中の解説文を翻刻した。炭坑の実態をより深く味わえる文画集。カラー口絵4頁。

山本作兵衛
1892‐1984年。炭坑記録画家。1892(明治25)年、福岡県飯塚市生まれ。幼いころから坑内に入り、筑豊の炭坑で暮らした。1957(昭和31)年から炭坑の絵を描き始め、貴重な記録画を数多く遺した。2011(平成23)年、五八九点の絵画と一〇八点の日記やノートなどが「世界記憶遺産」に日本で初めて登録された

森本弘行
1959年生まれ。1983(昭和58)年より田川市石炭資料館(現 田川市石炭・歴史博物館)で、二五年間学芸員として山本作兵衛の炭坑記録画を担当。現在、福岡県田川市産業振興部商工観光課課長補佐