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Kengoの将棋、競馬日記

今まで将棋中心に記事を書いてきましたが、今後はそれに加えて競馬についても触れていきます。

絶品の振り飛車捌き

2018-03-25 23:32:54 | 日記
本当に久々の投稿になります
なんと1年2ヶ月ぶりですか
それでもアクセスカウンターが枯れていないので本当に読者のみなさま感謝です
これから少しずつでも投稿していきたいと思います。

余談ですが、最近はYou Tubeでの解説等の配信が多いですね
これも慣れたらすごく伝えやすいんでしょうが...
しばらくは旧来のブログにしますが、機会があればYou Tubeにも挑戦したいと思います。

さて、今回のネタは昨日の練習将棋から
相手は高校生有望株の眞田あくばる君

今までは三間飛車が多かった彼だが今は四間飛車を研究中とのこと
△6四銀(左)急戦の定跡型に進む
△7五歩~△7三銀引は亜急戦という構え
今、これやる人少ないんだろうなあ...

眞田君は位に反発

【1図以下の指し手】
▲7六歩 △7四銀
▲7五歩 △同銀
▲6五歩 △7七角成
▲同飛 △7四歩

ここで▲4六角がないのが先手であえて▲4六歩を突いているがゆえん
作戦通りに進みシメシメと思っていたが...

【2図以下の指し手】
▲7六歩 △8四銀
▲9六歩!

対局中、この端歩は緩手かと思っていたがさにあらず。
後々の△8八歩に▲9七桂を用意する等、実に効いていた手だった。

あらためてここで読んでみるとことのほか居飛車の有効手が難しいことがわかる
△7三銀引は▲7五歩~▲9七桂の捌きが嫌みだし、
△8八角も▲6六角で振り飛車満足
なので本譜の進行になったがこれからまた振り飛車ワールド全開になった
(正解らしき順は後ほど)

【3図以下の指し手】
      △2二角
▲5五歩!  △同歩
▲6六銀

自陣から角を打って▲6六角合わせなら取って△8八角で居飛車十分。
そこで▲5五歩の突き捨てが捌きの序章
△同角なら▲5六銀からの進出が嫌なので△同歩と取ったが、
そこでじっと▲6六銀と手を渡す
なんとこれで居飛車は手に困っている
時間もないので以下のように進めるが...

【4図以下の指し手】
     △5六歩
▲6七金 △7三銀引
▲5六金 △8六歩
▲同歩 △同飛
▲8七歩 △8二飛
▲7五歩 △同歩
▲4五歩

△5六歩▲6七金と当たりを強くしておかないと△8六歩の交換が入らないので、
本譜の展開になったがすんなり応じて▲5六金~▲4五歩と全軍躍動
この後、こちらに一失があり一方的になったがこの局面ではもう▲5五銀~▲4七飛の
味もあり居飛車が薄すぎてとても指しきれない。

感想戦では3図(▲9六歩)の局面でいろいろ突っついた結果△5三銀~△4二金直と玉頭を
強化するのが最善か?という結論になった。
またあらためて激指君に最終図の形勢を聞いたらほぼ互角(ほんの少し居飛車持ち)だったので
ええ~って感じになったが、激指君の最終図の最善手は△5三銀ということでやはり居飛車は
玉頭方面の厚みが急務なのだということだろう。でも人間的には互角に見えないけどなあ。

それにしても眞田君の▲9六歩、▲5五歩等はザ振り飛車という指し回しでさすがと
唸らされた一番でした。

こんな仕掛けあり?

2017-01-29 00:32:58 | 日記
昨日の将棋倶楽部24名人戦から

後手番を引いて横歩模様に誘うが向こうから角を換えてきてあっさり先手番をもらう(^^)
角換わりでは先後の差が大きいって思うんだけど気にしない人は気にしないですね。

こちらは流行?の形に組んでさあ攻めるぞと思っていたらなんと▲2五歩も突かずに先制攻撃された。
これはさすがにないんじゃないの?と思っていたが...

図から△4五同銀▲同桂△4四銀▲3三歩
とドンドン攻めてくる。

歩切れなので普通に△3三同桂も考えたが切らせる意味で△4二金と寄ったが危なかったか?
以下▲2五歩(ここでこの一手では遅いでしょと思ったが)△5五角
▲2九飛△3八銀(ここで△4五銀もあった)▲2四歩!△2九銀成▲3四角で事の重大性を知る。

平凡に△2四歩なら▲2三銀△3一玉▲4三角成で一気に寄り。
なので仕方なく△3三金としたが▲同桂成△同玉に▲2三角成なら非勢だったかもしれないが
▲4三銀としてきたので△2四玉▲2五金にもう一度△3三玉と戻って踏ん張った。

以下▲1五香となりまだ難しいところもあったがなんとか競り勝った。

感想戦でも▲3三歩からは取っても難しいことがわかりうーんとなった。
先手の矢倉が堅く攻めが続いたらいいだけなので方針がわかりやすい。
そこで困ったときの激指君に聞いたら、
47手目の最初の図で△5五角と打ち▲2七飛△3七角成▲同飛△4五銀の
二枚換えが正解とのこと。
確かに後で△4一飛と回る筋があるのでこれが明快でしたか。

これは無理でしょうとの先入観があるとどうもこういう順には抵抗が出てくる。
なるだけ経験値を積んで思い切った手が指せるようにしたい。

年明け初戦、伊勢レーティング

2017-01-21 23:36:24 | 日記
ちょっと間隔が空いてしまいましたが、自分にとっての年明け初戦となった
伊勢レーティングの対大西佑哉君との一戦を紹介します。
大西佑哉君は現在小学校3年生で三重県小学生低学年の部でも優勝経験のある
伸び盛りの子で、秋の赤旗地区予選で県代表経験者を2人連続で破るなど進境
著しい。その大会では自分は勝つには勝ったのだが相当な苦戦だった。

角換わりでスタート。
佑哉君に一方的に自陣角を打たせてそれを目標に反撃した局面。
今回は割と楽に進むかなと思いきやとんでもなかった...

1図からの指し手
▲4六角 △4五歩
▲6四角 △同 歩
▲3五歩 △3七歩成

一旦、4六に角を出て4五歩を突かせてから角を切るのは▲3五歩で銀を殺す
ためのテクニックだが、ここで△3七歩成が利いた。駒得をキープしながら急所の
△5九角が入り優勢のまま終盤へ

途中、△3六桂のふんどしに単に▲2六飛と浮く好手を見落とし差が詰まる。
それでも先手玉頭に食いつきなんとか寄りそうかなと思ってから佑哉君は最善の粘りを見せる。
3図からの指し手
▲8八玉 △4四角
▲7七銀 △9九桂成
▲8七歩
消去法とはいえ△4四角があるので▲8八玉以下のこの順はダメとしたものだが
▲7七銀~▲8七歩と最善の踏ん張りにかなり慌てた。

4図からの指し手
     △7五馬
▲3六飛 △6五馬
▲2三桂成 △同 玉
▲3五桂 △同 角
▲同 飛 △7五桂

幸いまだ少し時間があったので冷静に△7五馬~△6五馬で残しているのを発見したのは幸運だった。
△7五桂で一手一手となり終局。

終盤に手が見えるというのは強くなる証ですね。
自分も負けないようがんばらなければ...

その後も全部勝って幸先のよい一年の滑り出しに。
今年は個人でもがんばるぞ~

東海リーグ 最終局

2017-01-02 00:33:31 | 日記
あけましておめでとうございます
昨年のうちにこの記事を書こうと思っていたのですがバタバタしてて新年記事になってしまいました。

さて、予告した東海リーグの最終局、対きゅるきゅる戦。
この対戦が優勝決定の勝負になるかと思っていたのですが幸い?なことに前局で勝ち点1差、
勝ち数5差をつけていて0-5負けでも我が将棋チェスネットが優勝ということになりややまったりムードで始まった。
それでも対局が始まるとそれぞれ負けられない思いがありそれぞれ激戦となる。

自分の相手は若手のホープ原田氏と。
彼は攻めが非常に強く終盤もしっかりしているので難しい勝負になると思っていた。

後手番で横歩取らせ。
青野流で来たがこちらがうまく立ち回って序盤から手堅くリードする。
だが、そこはさすが原田氏、嫌らしい指し手でうまく食いつかれ逆転ムードに。
下図はその最終盤

この▲7八同飛をうっかりしていて時間も残り約1分。
大いに焦ったがここから作ったような手順があった。
     △7五歩
▲同角 △7七桂
▲9八玉 △6四飛!

自分の玉回りにたまたま落ちていた駒を取って詰めろの連続となり、
最後は6三の桂も働いて勝ちとなった。

なんかお年玉をもらったような勝ちだったですね。

それでも感想戦での原田氏の読みは素晴らしく中盤の入口でこう指されたらヤバいと思った手があり
当然原田氏も見えていたのだがある切り返しに気付きやめ、自分はそれが見えていなかったということがわかる。
その順はまた機会があれば。

さて今年の目標ですがまずはなんとかR選手権に出たいですね。
そして長いこと出ていない代表での全国大会に行きたいです。
三重県内は強豪が増えて道は険しいですがあきらめずにがんばります。

今年もよろしくお願いいたします。

クリスマス決戦前夜

2016-12-24 22:06:51 | 日記
明日はクリスマス。同時に東海リーグの今年最終戦です。
現在、うちのチームは首位だが最終日に優勝争い全チームと当たっていてなかなか厳しい戦いになりそう。
今日は詰パラと加藤(一)vs藤井(聡)戦を見てまったり過ごしています。
悔いのないようがんばりたいです。

さて、聡太君の祝賀会指導対局でゴキ中超急戦▲3三香(↓1図)が中飛車側として困ると言われたのでちょっと調べてみました。

詳しい手順とかは将棋世界2016年12月号または畠山成幸先生著の本に載っているのでそちらに譲りますが、
どうも▲3三香を打ち破る手段は今も見つかってないらしく、代えてその一手前の△9九馬を△5四銀にするのが
研究対象となっているようです。

この将棋もだいぶ指していないのですっかり浦島になってしまいましたが、刺激と棋力向上を目指して次に
指す機会があればやってみたいと思っています。お楽しみに。

次は東海リーグの結果を載せたいと思います。