田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

久し振りに梅林寺へ

2020年11月27日 | 日々の出来事

 このまえ梅林寺に来たのは2月の終わり。梅の季節でした

 山門のそばには鐘楼。

 向こうに太鼓橋が見えます。

 来たのは今月の上旬過ぎ。色づき始めた紅葉の先には大庫裏や書院があります。

 花頭窓のある禅堂。臨済宗妙心寺派の中でも厳しい修行で知られている道場です。

 本堂前を降りて外苑にまわります。

 本堂を見上げると銀杏が綺麗に色づいていました。梅林寺は久留米藩主有馬家の菩提寺です。寺の歴史は久留米入城後からで、来年に創建400年を迎えます。本堂の裏手にある有馬家の墓所が、近く国の史跡に指定される見込みと新聞に出ていました。

 経堂の奥に外苑への小さな入り口があります。

 外苑には梅林があり、花の季節には多くの人で賑わいますが、それ以外は静かです。私はいつも晩秋にここを訪れます。数本の銀杏の大木があり、落葉がつくる黄色のカーペットが美しいのです。でも今年は少し早かったようです。

 茶店から小母さんが出てきて、近頃は修行するお坊さんが少なくて掃除が大変だと言います。境内の清掃は雲水の大事な作務ですが、人手が足りなくて関係がある寺の僧たちも手伝いに来ています。以前、掃除をしている僧の中に、私が世話になっているお寺の若い住職がいるのを見て驚いたことがあります。

 禅堂のそばに咲くツワブキ。ツワブキは半日陰を好みます。

 不信心な私でも、神社の近くを通ればお参りをして手を合わせることがあります。でも菩提寺や観光寺院でもない限り、知らないお寺に参ることはありません。塀で囲まれているせいか、神社のような気軽さがないのです。

 

 

 

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