中心商店街の向かいの国道沿いに、以前から気になっていた横丁がある。
中に入ると、話に聞いたことがある名物焼鳥屋があった。常連さんが多いようだ。
その先を進むと、廃屋を感じさせる佇まいである。
しかし奥には10軒近くの飲食店があった。小広場には椅子やベンチ、吸い殻入れが置かれており、溜り場になっている。左の建物にはキリスト教会が入居しており、どこか生活感が漂う。写真ではよく見えないが、正面の店の壁には「ようこそ日吉村へ」の看板が。トタンぶきのアーケードと万国旗が昭和の匂いを漂わせている。
入り口の告示板には「日吉市場」の文字。ここは戦後の闇市からスタートし、市内各所に生まれた市場の生き残りである。いまは小さな飲食店街として昭和の面影を残している。確かに一度は通ったことがある横丁だが、まるで記憶に留めていなかった。
こうした雰囲気の横丁は、市内にはほとんど残っていない。かつては中心市街地の路地ごとに商店街組合があったものである。
夜に出かけると、色んな匂いが入り混じっている一角を連想させます。
どこの町にもこうしたところはありましたが、最近は再開発という名目でほとんどなくなってしまいました。
写真を見ているだけで、臭いを感じます。
ハイセンスな店が並ぶ中心商店街から一歩路地に入ると、食べ物屋や雑貨店など生活の匂いがする横丁がありました。
いまは開発されて姿を消したリ、空洞化で空き地になったりしています。