
ほんとはね、バイ・ギブのWRカスタムを買おうと思ってたんですよ…。
いつも行く楽器屋さんにOrville by Gibson のワイン・レッド カスタムが入荷してまして。
基本レスポールは自分には音的に関係ないと思ってたのですが、ワインレッドにゴールドパーツが映えるルックスにやられたというかなんというか。
カスタムといえば黒という定番を外して、あえてワインレッドのマイナーな存在感に痺れます(笑)。
もちろん、いわゆるブラック・ビューティーといわれる黒いカスタムもそれはそれでかっこいいと思っているんですけどね。僕にはあんま似合わないというか何と言うか(笑)。
どうもレスポールって敷居が高いギターやと思うんですよね。
たまに弾いてもどっかギターに弾かされるというか、はじかれるというか…。
ギターとしての存在感がデカくてこっち側から崩せないんですよね。
どんな頑張っても"レスポール!!"なわけです(笑)。
それでずっと王道なレスポールは敬遠してた訳なんですが…。
(一応p-90を載せたレスポールは持ってるんですけど、あれはちょっと外してるやないですか?(笑))
でも昔からワイン・レッドのカスタムは、単純に見た目が好きで、いつかは欲しいなと思ってはいたんですよ。
それでとりあえず、バイ・ギブのWRカスタムを弾かしてもらったんですが、レス・ポールやなっていうサウンドの中に、やや中域に切れの良く、ガっていう押し出しの良いフィーリングが気に入って、"これは良いかも…"と思ったものの、ちょーっと値付けが高い。
とりあえずその時は保留ということで、やめておいたんですが、だんだんと日にちが経つにつれ欲しくなってくる訳ですよ(笑)。
そんでなんとか金策に頭を巡らし始めたんですが、残念ながら目処がつく前に売れてしまいました…。
その後オークションにて、何度かバイ・ギブのワインレッド・カスタムを見かけるもやっぱり良い値まで行く…。
そんな時見つけたのがこのby Gibsonでない"オービル"のみのカスタム。
見た目のすっきり感がいいし、おそらくはPUも変更することもあるだろうからオービルの方がいいかなと。
by Gibsonとはいえギブソン・ロゴにが入っている事に若干、心引かれるものも感じるのですが、なんといってもバイ・ギブより安く手に入りますしね(笑)。
ところで…。
オービルといえばギブソンがフェンダージャパンの成功を横目でにらんで(?)対抗して作ったブランド。
発売前には、Made in Japan のギブソンってことで、かなり期待したもんですが、なにを思ったのか新たなネーミングを与えるという中途半端さ。
公認なんだからそのまま「ギブソン・ジャパン」にすりゃあいいのに、いくらギブソン直系とはいえ、ヘッドロゴが違うってのは致命的…。
なんの都合かは本当のところは知りませんが、いったいどうしたかってん?と思うのは自分だけでしょうか?。
聞いた話によると、ちまたにあふれる日本製コピーを牽制する為に公認ブランドを立ち上げる事になったのですが(この辺はフェンダーと同じ)、立ち上げ当初はギブソンのロゴを入れる予定で進めてたものの、やはりプライドが許さなかったようで、ギブソンサイドがやっぱダメー!!といってきたらしく、しかたなく創始者のOrville H.Gibsonからとって"オービル"となったらしいです。
しかし、さすがの日本製といったところなのか、その製品の造りが良く、だんだん本家よりも良いのでは?、といった声が広がっていき、ついに本国アメリカではギブソンよりオービル!、といった評価も…。
これにあわてた本家様は"けしからん"と、オービルブランドを消滅する事にしたとか…。
あくまで聞いた噂話なので、どこまで本当か分かりませんが、ありえない話でもないのかなと(笑)。
ブランド当初、上位モデルにはOrville "by Gibson"と長ったらしく良い訳がましいインレイが入り、PUがギブソン製。
でもGibsonと入っているのはやっぱり魅力的だったりしますが(笑)。
そして、パーツも全て国産というのがOrvilleだけのヘッドロゴ。
この二本立てで展開してましたが、しばらくしてby Gibsonモデルは消滅。
ブランド後半には韓国製のモデルも発売されたそうです。
その後、どういった理由かは定かではない(笑)ですが、オービル・ブランドは消滅。
現在ではエピフォン・ブランドがその後の役目を引き継いでますね。
でもやっぱりヘッド形状を変えさせてますが…。
さて間長くなりましたが(笑)、手に入れたby Gibsonではないオービルのレスポール・カスタム。
燦然と輝くダイアモンド・インレイに、レスポール・カスタムと堂々と言い切れる。これがこのブランドのいいところですね。
しかしサウンドにはいっさい関係ない部分ですが(笑)。
届いたモノはほとんど"まっさら"といっていい状態のもの。
シリアルからは10年以上前のものなんですが、どうやらコレクションとして購入されたようで、全くと言っていい程、ボディに傷もなく、フレットの減りもない、ほんの少しの弾き傷があるという程度のものでした。
届いたその日、自分が弾いたら、一瞬でそれ以上の傷を付けてしまいましたが(笑)。
また脱線しますが、レスポールカスタムといえばオールマホガニーのボディを持っているのですが、ワインレッドのカスタムのみ、スタンダードと同じくメイプルトップボディになるんですよ。
しかしオークションの商品説明では、オールマホガニーとの事でしたが、掲載されている写真を見ればどうもメイプルに見えます。
確かオービルもギブソンと同じくワインレッドのカスタムにはメイプルトップボディを採用してたはず。
そして届いたギターはやはりメイプルでした(笑)。
これはクレームも言おうと思えば出来るのでしょうけど、その辺はオリジナルと同じ設定なのでいいかなと。
オールマホのカスタムも気になるんですけどね。やっぱワインのカスタムはメイプルトップでしょ(笑)。
さぁ、肝心のサウンドです。
まず生音なんですが、最初に弾いた印象は、"音が若い"でした。
10年以上前のギターとはいえ、ほとんど弾かれずに保管されていたものですから、やっぱりのびのびと鳴る印象はないですね。全体的に固い感じです。
まぁこれはちょっと弾いてくと馴染んでくるというか、その内育ってくるでしょう。
あえて太めの弦を張って、強制的に慣らしてしまうのも良いかも知れません。
で、アンプにプラグイン。
すると…"あ、あれ??"
どうも音がブア。
特にリアがしょぼしょぼ。
フロント側は割とリッチでふくよかなトーンが出ているというのに、リアはジャキジャキ。
耳に痛い高域に、まるで無い中低域。
歯切れが良いと言ったら聞こえが良いのかも知れませんが、艶というものがまるで無い。
バイ・ギブを試した時のような中域の存在感が無い。
基本、レスポールのリアってドンシャリ系の歯切れよさに伸びやかなサスティンっていう傾向があったりしますが、このオービルには"シャリ"しかないんですよ。
正直これは使えたもんじゃありません。
後、全体的に生音の鳴りの良さが全く生きてません。
生音のフィーリングとアンプから出て来る音のギャプが激しい。
どうもサウンドが曇ってるんですよ。
これはどこか電気系でスポイルされてるんだと思います。
もっと生音のサウンドをダイレクトにアンプに伝わってくれれば良い音になると思うのですが。
その為には今後、PU交換も含め、配線系統も替えていかなければならないでしょうね。
もうちょっと弾き込んで、どういう味付けにすればこのギターが生きて来るか考えていきたいと思います。
しかし、非常に造りも丁寧で、現状でも生音に関してはかなり鳴っていると思いますので、今後が楽しみではありますね。
いつも行く楽器屋さんにOrville by Gibson のワイン・レッド カスタムが入荷してまして。
基本レスポールは自分には音的に関係ないと思ってたのですが、ワインレッドにゴールドパーツが映えるルックスにやられたというかなんというか。
カスタムといえば黒という定番を外して、あえてワインレッドのマイナーな存在感に痺れます(笑)。
もちろん、いわゆるブラック・ビューティーといわれる黒いカスタムもそれはそれでかっこいいと思っているんですけどね。僕にはあんま似合わないというか何と言うか(笑)。
どうもレスポールって敷居が高いギターやと思うんですよね。
たまに弾いてもどっかギターに弾かされるというか、はじかれるというか…。
ギターとしての存在感がデカくてこっち側から崩せないんですよね。
どんな頑張っても"レスポール!!"なわけです(笑)。
それでずっと王道なレスポールは敬遠してた訳なんですが…。
(一応p-90を載せたレスポールは持ってるんですけど、あれはちょっと外してるやないですか?(笑))
でも昔からワイン・レッドのカスタムは、単純に見た目が好きで、いつかは欲しいなと思ってはいたんですよ。
それでとりあえず、バイ・ギブのWRカスタムを弾かしてもらったんですが、レス・ポールやなっていうサウンドの中に、やや中域に切れの良く、ガっていう押し出しの良いフィーリングが気に入って、"これは良いかも…"と思ったものの、ちょーっと値付けが高い。
とりあえずその時は保留ということで、やめておいたんですが、だんだんと日にちが経つにつれ欲しくなってくる訳ですよ(笑)。
そんでなんとか金策に頭を巡らし始めたんですが、残念ながら目処がつく前に売れてしまいました…。
その後オークションにて、何度かバイ・ギブのワインレッド・カスタムを見かけるもやっぱり良い値まで行く…。
そんな時見つけたのがこのby Gibsonでない"オービル"のみのカスタム。
見た目のすっきり感がいいし、おそらくはPUも変更することもあるだろうからオービルの方がいいかなと。
by Gibsonとはいえギブソン・ロゴにが入っている事に若干、心引かれるものも感じるのですが、なんといってもバイ・ギブより安く手に入りますしね(笑)。
ところで…。
オービルといえばギブソンがフェンダージャパンの成功を横目でにらんで(?)対抗して作ったブランド。
発売前には、Made in Japan のギブソンってことで、かなり期待したもんですが、なにを思ったのか新たなネーミングを与えるという中途半端さ。
公認なんだからそのまま「ギブソン・ジャパン」にすりゃあいいのに、いくらギブソン直系とはいえ、ヘッドロゴが違うってのは致命的…。
なんの都合かは本当のところは知りませんが、いったいどうしたかってん?と思うのは自分だけでしょうか?。
聞いた話によると、ちまたにあふれる日本製コピーを牽制する為に公認ブランドを立ち上げる事になったのですが(この辺はフェンダーと同じ)、立ち上げ当初はギブソンのロゴを入れる予定で進めてたものの、やはりプライドが許さなかったようで、ギブソンサイドがやっぱダメー!!といってきたらしく、しかたなく創始者のOrville H.Gibsonからとって"オービル"となったらしいです。
しかし、さすがの日本製といったところなのか、その製品の造りが良く、だんだん本家よりも良いのでは?、といった声が広がっていき、ついに本国アメリカではギブソンよりオービル!、といった評価も…。
これにあわてた本家様は"けしからん"と、オービルブランドを消滅する事にしたとか…。
あくまで聞いた噂話なので、どこまで本当か分かりませんが、ありえない話でもないのかなと(笑)。
ブランド当初、上位モデルにはOrville "by Gibson"と長ったらしく良い訳がましいインレイが入り、PUがギブソン製。
でもGibsonと入っているのはやっぱり魅力的だったりしますが(笑)。
そして、パーツも全て国産というのがOrvilleだけのヘッドロゴ。
この二本立てで展開してましたが、しばらくしてby Gibsonモデルは消滅。
ブランド後半には韓国製のモデルも発売されたそうです。
その後、どういった理由かは定かではない(笑)ですが、オービル・ブランドは消滅。
現在ではエピフォン・ブランドがその後の役目を引き継いでますね。
でもやっぱりヘッド形状を変えさせてますが…。
さて間長くなりましたが(笑)、手に入れたby Gibsonではないオービルのレスポール・カスタム。
燦然と輝くダイアモンド・インレイに、レスポール・カスタムと堂々と言い切れる。これがこのブランドのいいところですね。
しかしサウンドにはいっさい関係ない部分ですが(笑)。
届いたモノはほとんど"まっさら"といっていい状態のもの。
シリアルからは10年以上前のものなんですが、どうやらコレクションとして購入されたようで、全くと言っていい程、ボディに傷もなく、フレットの減りもない、ほんの少しの弾き傷があるという程度のものでした。
届いたその日、自分が弾いたら、一瞬でそれ以上の傷を付けてしまいましたが(笑)。
また脱線しますが、レスポールカスタムといえばオールマホガニーのボディを持っているのですが、ワインレッドのカスタムのみ、スタンダードと同じくメイプルトップボディになるんですよ。
しかしオークションの商品説明では、オールマホガニーとの事でしたが、掲載されている写真を見ればどうもメイプルに見えます。
確かオービルもギブソンと同じくワインレッドのカスタムにはメイプルトップボディを採用してたはず。
そして届いたギターはやはりメイプルでした(笑)。
これはクレームも言おうと思えば出来るのでしょうけど、その辺はオリジナルと同じ設定なのでいいかなと。
オールマホのカスタムも気になるんですけどね。やっぱワインのカスタムはメイプルトップでしょ(笑)。
さぁ、肝心のサウンドです。
まず生音なんですが、最初に弾いた印象は、"音が若い"でした。
10年以上前のギターとはいえ、ほとんど弾かれずに保管されていたものですから、やっぱりのびのびと鳴る印象はないですね。全体的に固い感じです。
まぁこれはちょっと弾いてくと馴染んでくるというか、その内育ってくるでしょう。
あえて太めの弦を張って、強制的に慣らしてしまうのも良いかも知れません。
で、アンプにプラグイン。
すると…"あ、あれ??"
どうも音がブア。
特にリアがしょぼしょぼ。
フロント側は割とリッチでふくよかなトーンが出ているというのに、リアはジャキジャキ。
耳に痛い高域に、まるで無い中低域。
歯切れが良いと言ったら聞こえが良いのかも知れませんが、艶というものがまるで無い。
バイ・ギブを試した時のような中域の存在感が無い。
基本、レスポールのリアってドンシャリ系の歯切れよさに伸びやかなサスティンっていう傾向があったりしますが、このオービルには"シャリ"しかないんですよ。
正直これは使えたもんじゃありません。
後、全体的に生音の鳴りの良さが全く生きてません。
生音のフィーリングとアンプから出て来る音のギャプが激しい。
どうもサウンドが曇ってるんですよ。
これはどこか電気系でスポイルされてるんだと思います。
もっと生音のサウンドをダイレクトにアンプに伝わってくれれば良い音になると思うのですが。
その為には今後、PU交換も含め、配線系統も替えていかなければならないでしょうね。
もうちょっと弾き込んで、どういう味付けにすればこのギターが生きて来るか考えていきたいと思います。
しかし、非常に造りも丁寧で、現状でも生音に関してはかなり鳴っていると思いますので、今後が楽しみではありますね。
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