素敵な人の素敵である由縁(ゆえん)話を聞いた。
わたしが10年くらい「素敵だな」と思っている
あるM&Aコンサルティングファームの女性社長。
その方は、なんでも、
誰に対しても、相手の「尊厳」を大事にされるとのこと。
彼女の部下として長い間、
働かれていたコンサルタント(男性)の
方から聞く。
その彼も、
非常に優秀なのに、
コミュニケーションがどこまでも
マイルドでとても気さくな方。
彼を嫌いに思う人はたぶんこの世にいない、と思える方。
彼女の話に戻そう。
彼女は、
目上の方ももちろん、(これも難しかったりするが)
どこまでも目下の方にも、
同じ目線にすぐ下りていって
同じ言語で話をするという。
「誰だって、敬われたいじゃないですか」と、彼は言う。
しかし、ほんとうは
とてもシャープな頭脳と、膨大な教養をもっているという彼女。
「すごい偉大な人だと身構えていても、
会えばすぐ同じ目線に立ってくれて、
話がどんどん広がっていく。
彼女といて楽しくないわけはない
だから彼女のまわりには魅力的な人の輪が広がる」
と。
意図的であろうがなかろうが
押しもおされぬ立場を任されていくのだろうと思う。
「万人を敬う気持ち」 と、 「教養の深さ」 かな。
そういえば、ほんとうに偉い人ほど
そのふたつは必ず持っているように思う。
出井さんとお話させて頂いた際も
見も知らぬ私に、しっかり目線を合わせ
会話をつなごうと努めてくださったように思う。
いつか、その方にお会いしてみたいと願っている。
楽しい話ができるように、
擦り傷も魅力になるよう、
何も恐れず
思うことに正直に取り組める環境を享受したいと思う。