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川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

東京を走る 

2012-10-30 07:07:04 | 病状

 10月29日(月)快晴

 2時ごろ癌研有明病院西尾医師の診断がありました。「血液検査に異常はない。CT検査。右肺に転移したガンは3ヶ月前と変わらず、横ばい。引き続き抗がん剤タルセバを続けましょう」。次回のCT検査は来年一月です。

 12月で左肺摘出からは7年になります。執刀医だった中川先生は「君の場合は僥倖」と評してくれました。日々を元気に生きて、もらった命をあだやおろそかにはしたくないものです。

 

 久しぶりの東京都心縦断記。

 9時前に豊島区要町の佐和子ちゃん宅を出発。順子号に乗るのは本当に久しぶりだ。今年は夏にただの一度もなかった。

池袋で軽い朝食。江戸川橋から飯田橋、そして千代田区役所。Kさんは元気かと訪ねてみたら特別休暇とか。堀端を東京駅へ。

面目一新の駅舎、観光客でにぎわっている。それにしてもバックのビルは何だ。(八重洲側にはもう何年も行ってないなあ。)いくら土一升金一升だといっても近頃の高層ビルラッシュは異常すぎないか。景観も何もあったものじゃない。

 

皇居前広場に続く反対側の景観。青空。こちらも高層ビルラッシュは変わらないが秩序は保たれているか。

癌研からの帰りは風が出てきたので池袋には帰らず、江東区を横断して江戸川区の葛西を目指すことにする。洪さん宅に自転車を預かってもらおう。

 湾岸に沿った道をどんどん行くと「荒川河口大橋」に出た。思いがけず自転車道もあった。(この橋は高速道路の橋だとばかり思っていた)。橋の中央から見える「大東京」。

 突然の来訪だが洪(ほん)さんは大喜び。この夏にたどったお連れ合いとの東北「鎮魂のたび」の詳細を語ってくれた。暮れには勤続25年になるお連れ合いと函館の旅。「北斗星」の切符の手配も済んでいる。末の娘さんが挨拶してくれた。今春に就職が決まったという。

三人の娘さんを立派に育て上げて洪さん夫婦にも余裕の時が来たのか。とはいえ、お連れ合いは若く職場での緊張は続く。「体をいたわって俺よりは長生きをせよ」。この弟分には強く言い聞かせた。

大東京の彼方に陽が沈む。富士山も見える。12月、新潟で会おうと約して辞去した。

 

 
 

 

 

 

 


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