goo blog サービス終了のお知らせ 

川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

第12回きいちご移動教室(下)

2011-05-19 05:12:48 | 父・家族・自分

きいちご移動教室・感想あれこれ

 ①天候に恵まれ安曇野の自然を心ゆくまで堪能してもらうことが出来たかな。とくに二日目の朝の北アルプスの眺めは「圧倒的」だった。田植えの終わった水田に映る山影もよかった。ぼくは高柳さんと田んぼの中の道を「早春賦の碑」まで歩いてみたがみんなはどんな楽しみ方をしたのだろう。身と心を大自然のただ中にゆだねて地震と原発事故で傷んだ心を癒してもらえたかな。ぼくとしては天の恵みにただただ感謝あるのみ。

 ②遠い昔(1975年~6年)、ぼくの生徒だった時夫くんが安曇野滞在中終始側にいてくれてあれこれ世話を焼いてくれた。運転手さんとも子どもたちとも仲良しになってくれたようだ。何かと心強かった。今は安曇野に住む時夫くんと35年ぶりに再会したのは去年の夏のことだ。今こうやってみんなを迎えてくれる。ありがとう。 

       ●「川越だより」時夫くんhttp://blog.goo.ne.jp/keisukelap/e/f25444ef5d4a2f6d4471c4e393a239f2

 ③今まで2度ほど移動教室の下見の旅につきあってくれた菜穂子さんが今回は積極的に本番に参加してあれこれと手助けをしてくれた。やはり、池商の卒業生だ。クラブ「韓国・朝鮮を学ぶ会」で3年間活動した。子育ての時にボーイスカウトに関わっていたせいか、子どもたちと自然な出会いを楽しんでいるようだった。

 山吹高校の卒業生のキセンくんは自己確立のただ中にあって苦闘中だが、音楽の時間のリーダーとしてみんなを楽しませてくれた。バンドのボーカルをやっているとは聞いていたがその歌声をきくのは初めてだった。いつものリーダー・黄(ふぁん)くんが今回は不参加でどうなることかと思っていたがキセンくんの見事なデビューで個性ある人々の歌声を響きあわすことが出来た。これでキセンくんにも自信のようなものがついていくといいな。

 こうやって教員生活の中で出会った人々がそれぞれに持ち味を生かして協力してくれた。うれしい。

 ④今回ほど人集めに苦労したことはなかった。締め切りまでの参加希望者は20人程度だった。震災と原発事故のただ中で、国外避難や自粛ムードが広がったことが影響しているのか?ぼくはこんな時だからこそ、心を寄せあおうと思うのだが…。

 移民政策研究所のKさんや川越の妻の友人たちが声かけをしてくれて助かった。エチオピアからきた青年にも会うことが出来たし、普段は挨拶ぐらいしかしない、川越のお姉さんたちとゆっくり交流することが出来た。皆さんがどんな感想を持ったか、聞かせてもらうのが楽しみだ。

 移動教室は参加者が自覚的に創っていくものだ。願いを共有する友人たちの共同事業だ。そういう思いを持つ人が増えていってほしい。