夏の花といえば、ヒマワリや朝顔を思い浮かべるが、最近は暑さや日差しに強い、新顔が出てきている。「ポーチュラカ」はハナスベヒユムと呼ばれ、夏の暑さに強い。1990年「花と緑の博覧会;大阪」で栽培されたことをきっかけに、徐々に普及してきたという。昨年から新品種「サンちゅらか」黄色やピンク、白などの3~4cmのかれんな花が咲く。販売元サカタの種。一般的なポーチュラカは昼過ぎに花を閉じる事が多いが、サンちゅらかは、品種改良により、開花時間が長いという。また夏の花の一つに、ツリフネソウ科の「サンパチェンス」は空気中の二酸化炭素の吸収能力が高いほか、水辺に植えると水中の窒素やリンなどを多く吸収することから、水質の浄化作用も期待されているという。横浜市の横浜美術館前の「グランモール公園」の池には水上花壇か設けられ、サンパチェンスが植えられている。赤紫や、ピンク、オレンジなどの花があり、真夏に元気な花を付け、秋まで長く楽しめる。(斑入りあり 色鮮やかさ 競いあう サバンチェンスは夏の花 ケイスケ)
道草植物は南米原産のタバコの一種、ニコチアナ.シルベストリスは、垂れ下がるような長い筒状の白い花をかたまって咲かせる。その姿は遠くから見ても、何だろうと思わせる花。筒状の花は先端が開いて星形になる。そして夜になると甘い香りを漂わせ、夕涼みのひとときをホツとした気持ちにさせられる。ニコチアナシルベストの他に花を観賞するハナタバコには、白のほか、赤、紫、や黄色などの種があり、暑さに強く花壇を彩る夏の花として広まつている。タバコの原料になる葉タバコも、似たような星形の花を咲かせる。ニコチアナとは、タバコ属の学名で、日本専売公社が民営化される1985年まで、一般人がタバコ属の栽培を法律で禁止されていた。その為にハナタバコの栽培も出来なかった。夏の花壇に星形の花が道草植物として、デビューするのは、何時の日か???。いやもうどこかで人気を呼んでいるかもしれない。(シルベスト 甘い香りを 楽しませ ケイスケ)
蓮;白蓮;はちす;紅蓮(ハス科)花言葉は、清らかな心。観賞用.食用として池.沼.水田などで栽培される。7月頃根茎から長い花茎を水上に出し、その先端に大きく美しい花を開く。色は紅.城.紅葉など。香りがよく、早朝に開く。「白蓮に人影さわる夜明けかな 蓼 太」「蓮の香や水はなるる茎二寸 蕪 村」「遠き世の如く遠くに蓮の花 山口誓子」「一つづつ夕影抱く蓮かな 高浜虚子」「利根川のふるきみなとの蓮かな 水原秋桜子」「西方へ日の遠ざかる紅蓮 野沢節子」「水音の晴ればれとして大賀蓮 猿山木魂」。参議院選挙の結末。鳩山由紀夫は、公示前に「尖閣諸島を日本が盗んだ」云々と述べた。菅直人は党の公認候補と競う候補者を支援した。民主党政権の持病であった「無定見」を鳩山が「党内不和」を菅がおさらいをした。候補者が「民主党は変りました」と声をからしても、元首相が「ウソウソ。以前のまんま」と混ぜ返せば票は伸びるはずもない。◆落語家の小痴楽(故人)のなぞかけ、新聞とかけてお坊さんと解く。「今朝(袈裟)きて今日(経)読む」。落選した人は、きのうの朝刊をお通夜の心境で読んだことだろう。ときに味方は敵よりも怖いものである。(味方もあれば 敵もあり 己が心の 持ち方次第 ケイスケ)