ハマオモト;浜木綿;浜万年青。(ヒガン花科)。花言葉は、何処か遠くへ、汚れがない。暖地の海岸に自生する常緑の多年草。夏、葉間から60~90cmの花茎を伸ばし、先端に芳香のある十数個の白い花を傘形に開く。高さ50cm余りの鱗茎の先から、万年青に似た大型の葉を四方に開く。「浜木綿に流人の墓の小ささよ 篠原鳳作」「浜木綿や落ちて飼はるる鳶の雛 水原秋桜子」「浜木綿咲く朝の岬を呼びよせて 千代田葛彦」「浜木綿に潮風つよき枯木灘 中村苑子」「大雨のあと浜木綿に次の花 飴山 実」「人麿の歌はともあれ浜おもと 右城墓石」「雲はみな風の形や浜木綿 不破 博」。(沈みゆく 夕日淋しき 浜木綿 ケイスケ)