日本共産党新宿区議会議員 佐藤佳一

日本共産党新宿区議会議員です。 家族、妻、1男、1女、新宿区北新宿在住、現在地元の町会長です。

北新宿.西新宿上空を飛行する羽田新飛行ルート案は撤回を!

2015-11-07 14:24:34 | 区議会

 

 

 佐藤佳一は、区議会第3回定例会・決算特別委員会で2020年に運用が予定されている羽田空港新着陸ルート案について質疑。新宿区の上空約900メートルを飛行すると発表され、住民から騒音や落下物について不安の声が出ている。国土交通省に都心上空を飛行するルートの中止と説明会開催を要望するように求めた。

 

地元から騒音、落下物について不安の声が出ている、対策は? 地元説明会の開催を国交省に要望すべき

質問:2020年に運用が予定されている羽田空港新着陸ルート案は新宿区の北新宿、西新宿上空を飛行。南風時、1日、15時~19時の間に176便飛行する。1時間に44便、約1分20秒に1機飛行することになる。騒音は、63~70デシベル。区とし、騒音についてどう考えるか。対策は?
答:騒音は、感覚的、心理的被害で人によって受け方は様々。区としても国土交通省に測定や対策をとるように申し入れている。

質問:成田空港周辺では1980年から2014年4月末までに計152件の落下物が確認されており、このうち96件が氷だった。氷塊や部品の落下は、航空機が着陸準備で脚下げ(タイヤ出し)する際の弾みで発生しやすいとされる。1991年には、空港南側から進入する際、あらかじめ太平洋上で脚下げすることがルール化され、落下物が減少した。車輪を出すのはちょうど新宿区の上空。朝のテレビ番組モーニングバードでは機体についた水が固まったり、冬場に雪が氷り、上空で車輪を卸すときに落ちる可能性があると報道された。今回のルートは、住宅密集地を飛行する落下物の対策は?
答:区としても一番落下物について心配している。国土交通省にも落下物の対策を申し入れしている。飛行機の整備や車輪を出すときの場所の工夫など国に要望していきたい。

質問:飛行ルートにあたる地元の方からは、不安の声は区にきているか。
答:文書等で数件きている。

質問:品川区議会では、意見書も採択され、品川区では反対する会ができた。飛行ルートにあたる他区と連携して国土交通省に意見を伝えるべき。また、柏木、角筈の地域センターなど地元で説明会をやるべき。
答:国土交通省は、オープンハウスという形式で新宿駅西口で8月29~31日までおこなった。新宿区の上空を飛ぶ落合、北新宿、西新宿の地元説明会を開催するよう申し入れる。


 

横田空域の返還と飛行ルートの見直しを国に要望すべき 「国交省に申し入れる」と答弁

質問:こうしたルートを飛ばざるをえない背景には横田基地空域がある。日米地位協定で新潟から静岡1都8県にまたがる日本の広大な空域(左図参照)を米軍が独占。民間機はその空域を避けて飛行している。そのため羽田空港すべての滑走路が十分使われていない。横田空域の返還を求めるべき。
答:地位協定は国政の話なので言えないが、都心上空を飛ぶということなので横田空域を削減して新しい飛行ルートを開拓できないか国土交通省には申し入れていきたい。

 

質問:今回の飛行ルートの中止を要望すべき。
答:区は飛行ルート中止の立場ではない。新宿区上空を飛ぶので騒音、安全性の問題もある。区民に説明し納得してすすめてほしいと申し入れている。

  ご意見等は s.keiichi1958@ever.ocn.ne.jp まで


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