日本共産党新宿区議会議員 佐藤佳一

日本共産党新宿区議会議員です。 家族、妻、1男、1女、新宿区北新宿在住、現在地元の町会長です。

石巻に支援活動に行きました①

2011-05-24 17:53:15 | 行ってきました
 5月17日(火)から19日(木)の3日間、3人の区議会議員のみなさんといっしょに宮城県石巻市に東日本大震災で被災された方の救援活動に行きました。
 17日朝6時半に現地から要望があった野菜、果物を車に積み込み出発。現地の救援センター(写真下)には午後12時半被災地石巻市に到着しました。現地の日本共産党宮城県東部地区委員会が支援活動の拠点となっていますが、地区委員会自体が津波で1階が水没し、建物を取り壊したため、近くの建物を借りて拠点にしていました。
 
 17日は、海岸近くで被害が大きくがれきの山となった門脇地区(写真下)を日和山から見ました。テレビなどでは見ていましたが、津波の恐ろしさに言葉がでませんでした。その後石巻港、70センチの地盤沈下により満潮時には浸水する地区などをまわりお話を聞きました。石巻市内も海岸近くと内陸では全く被災の状況が違っていました。ある小学校の避難所では日本共産党の市議会議員がまとめ役をされていますが、この議員の方も被災され2階まで津波が押し寄せ3階まで逃れギリギリ助かったとのことでした。
 
  18日は、柏市の市議と市議予定候補の方と一緒に6人で被災された居酒屋さんの片付けを手伝いに行きました。居酒屋さんは、津波で床上1メートルまで浸水したそうです。地震の日はみるみる津波が押し寄せ命からがら逃げたそうです。浸水した床や壁、椅子、食器などあらゆる物の泥を洗い流し(写真下)、食器は泥を落とした後、漂白剤で消毒してから洗剤で洗いました。午後からは流山市から来た方2人と合流して、朝から約6時間かけて、作業を終了しました。
 
 19日は、海岸から1キロメートルも離れていない地域で、民家のヘドロ掻き出しのお手伝いをしました。3メートル程浸水したと見られるこのお宅は、1キロメートル先から二階部分だけが流されて来た家がぶつかって来て1階が壊されていました。私たちは、多摩市から来た方と床下にたまったヘドロを土嚢袋に詰めて搬出しました。床下だけでなく家と塀の間に入り込んだヘドロもきれいに掻き出し(写真下)石灰をまいて作業を完了しました。
 このお家の方に聞くと、2階にはなんとか住めそうなので、家族だけでやろうと思っていたけど、本当に助かったと感謝されました。

 地元の方から、帰り道の近くで仮設住宅がちょうど工事中だと聞き、支援活動を終えて帰る途中に寄りました。石巻市の蛇田という地域の公園の敷地に仮設住宅は建設されていました。現場の方の話では、5月27日には検査を受けて引き渡す予定とのことで、プレハブ24棟119世帯分が急ピッチで作られている様子を見ました