日本共産党新宿区議会議員 佐藤佳一

日本共産党新宿区議会議員です。 家族、妻、1男、1女、新宿区北新宿在住、現在地元の町会長です。

一般質問② 東中野駅東口のバリアフリー化を

2015-02-27 17:00:56 | 区議会

 

 

に、東中野駅の、バリアフリー化についてです。

東中野駅は中野区が2007年に行った調査では、利用者が6万2,000人います。そのうち、西口が4万5,000人、東口が1万7,000人利用しています。エレベーター、エスカレーターは西口だけには付きましたが、東口と約200メートル離れています。東口は、北新宿2、3、4丁目の新宿区民の方が多数利用しており、私も平日区民がどのくらい利用しているのか、2月8日に調査してみたところ、大東橋、万亀橋を渡って中野区に行く人は朝7時~9時の2時間で合計1110人もありました。東口は改札口まで北側階段が32段、南側が35段あり、ホームにはさらに階段を降ります。北側は、大東橋を渡ってユニオンモール内のエレベーター、エスカレーターが運行している午前10時~午後11時までの時間帯は利用することができますが、それ以外の時間と万亀橋側からではそれぞれ33段、36段の階段を登らなければならず新宿区の住民の方からもエレベーター、エスカレーターをぜひつけてほしいという要望が多数寄せられています。
 国土交通省では、バリアフリーの基本方針を定め、2020年度までに利用客3,000人以上の駅ではバリアフリー、ワンルート整備率を100%にするということを定めています。また、2013年には、公共交通の円滑化整備ガイドラインの改訂が行われ、「離れた位置に主要出入り口が存在する場合に、その全ての主要出入り口においてバリアフリー経路を確保する必要がある」との項目が追加されました。さらに昨年、特別区議長会が、23区内の鉄道駅については、1日当たり5,000人の利用客を超える改札出口が複数存在し、分かれている場合には、2ルート目についても東京都や国に対して助成をしてほしいという要望を出しています。
 中野区が、2009年に策定した都市計画マスタープランでは、「駅東口及び駅周辺のバリアフリー化をすすめ高齢者や障がい者などが不自由なく駅を利用できるように鉄道事業者に駅舎の改
善を要請します」と謳っています。中野区の担当者とお会いしてうかがったところ、東中野駅は西口のバリアフリー化が実現したので、次は東口のバリアフリー化に向け来年度現況調査を行う予定で、再来年度にはJRに対して東口のバリアフリー化を要望したいとのことでした。新宿区とは、2月13日担当者レベルでの協議も行われ協力してすすめることが話し合われました。

そこでお聞きします。東中野駅東口のバリアフリー化の実現に向けて、引き続き中野区と緊密に連携し早急に具体化すべきです。新宿区も中野区といっしょに東中野駅のバリアフリー化をJRに働きかけるべきです。以上お答えください。

 

(答弁)

 東中野駅のバリアフリー化についてのお尋ねです。

 東中野駅東口は、新宿区民も多く利用することから、中野区とバリアフリー化の実現に向けた協議を行ってきました。

 中野区が、来年度東中野駅の現況調査を予定していることから、その調査結果を共有し、実現方策を検討するなど、連携を深めていきます。こうした連携の中で、JRへの働きかけを含め中野区と協議をしていきたいと考えています。


一般質問しました① バス停に屋根・ベンチの設置を

2015-02-26 18:53:47 | 区議会

 

 

日本共産党区議団の佐藤佳一です。バス停の屋根・ベンチの設置と東中野駅東口のバリアフリー化について一般質問いたします。

最初にバス停への屋根・ベンチの設置について質問します。

山手通りは現在、京王バスの渋谷~中野駅間が平日72本運行しており、日常生活の足として新宿区民も多数利用しています。2年前に山手通りの拡幅、整備工事が完了し、合わせてバス停の整備も行われ多くのところで屋根とベンチが設置されました。ところが、場所によって設置されているところとそうでないところがあります。例えば、西新宿4丁目のバス停は、数年前に山手通りの拡幅工事にあわせ地元の方から、「リハビリ病院に通院する方も利用するので屋根とベンチの設置をしてほしい」と首都高速道路株式会社に要望していましたが設置されず、そのため、雨の日は屋根がないため近くのマンションのエントランスで雨宿りをしています。

 新宿区内にはバス停が、現在270カ所あります。屋根等を設置する際には「道路構造令」により、歩道上にバス停の構造物の設置後に「歩道の幅員は、歩行者の交通量が多い道路にあっては3、5メートル以上、その他の道路は2メートル以上」歩道を確保するように規定されています。1999年にはバス停の屋根の設置について建築基準法に基づく許可にあたり高さ、幅、長さなどの許可基準が決められました。また、2008年に東京都が広告付きバス停屋根の設置についてガイドラインを定め都内のバス事業者は、このガイドラインに沿ったバス停屋根の設置をすすめています。

区内の大久保駅前のバス停は、歩行者の交通量が多く、歩道幅が3、5メートル確保されていないにもかかわらず屋根は設置されています。また、2004年の牛込柳町バス停のように、歩道幅が3、5メートル確保されてなくてもバス停に屋根・ベンチが設置されるなど、設置について個別に建築審査会で審議し基準を遵守しつつもケースバイケースで対応されてきました。区内ではバス停屋根の設置は2012年度4件、13年度5件、今年度は現在までに2件設置されました。

昨年末、西新宿四丁目バス停の屋根の設置について、京王バスの担当者、新宿区、住民の方も同席して話し合いをした時に、「山手通りの拡幅工事に合わせてベンチと屋根の設置をすすめた。広告付きのバスの屋根は幅が約2メートルあり歩行者の安全確保のため歩道幅3.5メートル以上の確保が必要だが、西新宿4丁目のバス停は3.5メートル確保できないため設置を見送った」とのことでした。また、広告付きバス停屋根は、広告会社が広告料を支払うためバス会社の設置費用の負担が少なくて済むため広告付きのバス停屋根を設置しているとのことですが、利用者の立場に立ってできる限り設置の要望に応えるべきです。

そこでお聞きします。昨年末住民の方が、京王バスに屋根・ベンチの設置を要望し、京王バスは、住民の要望を聞いて広告付きでも幅のとらない屋根やベンチの設置ができるよう東京都にバス協会として要望しているとのことです。区としても、東京都、バス協会に要望し京王バスを後押しすべきです。また、こうした歩道幅の狭いところにも付けられる広告付きでないバス停屋根を、他のバス停にも拡大すべきと考えますがいかがでしょうか。

 

(答弁)

 佐藤議員のご質問にお答えします。

 バス停への屋根・ベンチの設置についてのお尋ねです。

 はじめに、西新宿4丁目のバス停上屋の設置についてです。広告付きバス停留所上屋の設置については、ご指摘のように様々な課題があることも承知しています。区としても、バス利用者の立場から、京王バス東株式会社及び社団法人東京バス協会とともに、広告付きバス停留所上屋が設置できるよう、東京都に要望していきます。

 次に広告無しバス停上屋の設置を拡大することについてです。区内では、バス利用者の利便の向上につながることから。様々な場所でのバス停の上屋が設置されてきました。バス停上屋の設置については、関係法令に則したうえで通行上支障がないよう計画することが前提となりますので、ご指摘にある幅員の狭い歩道には、広告付きでないバス停の上屋をを設置するようバス運行業者に対して、今後も要望していきます。