次に、都営角筈アパート跡地の活用について質問いたします。
都営角筈アパート跡地は西新宿4丁目にあり、約1万平方メートルの都有地です。現在は東京都と民間の展示場会社との間で賃貸借契約が結ばれ、2020年の3月末までの5年間、「西新宿住宅展示場」として使用され、その後の4月から9月まで東京オリンピック・パラリンピックの大会関係者や選手を輸送する駐車場として整備して使われることが決まっていますが、その後の活用は、決まっていません。
地元では、2006年に「都営角筈アパート跡地の利用を考える会」が発足し、跡地利用についての活動を続けています。これまで、「跡地の将来的な利用に関するアンケート」を実施し、要望をまとめて都知事と新宿区長に提出し、地区協議会と協力して、孫と子と親の三世代の交流と、環境に配慮した高齢者、介護施設などの提案書を作成しました。また、地域からは、スポーツセンターが区内に3か所あるが、いずれも角筈地域からほど遠く利用しづらくこの地域にもスポーツ施設などの公共施設が欲しいとの声を聞きます。以下質問します。
第1に、先ほどのアンケートをまとめた要望書では、民間に売却することなく都民が利用できる公共施設の建設などの有効活用を要求しています。都営角筈アパート跡地の活用について区の考えをお聞かせください。
第2に、都営角筈アパート跡地の利用を考える会が、これまでのアンケートの結果など地元の要望に応えた公共施設をつくるように、東京都に年内に要望書を出すとのことです。区としてもこうした要望を後押しし、都と連携して進めるべきですがいかがですか。
第3に、肢体不自由児者父母の会、手をつなぐ親の会など障害者団体から障害者施設、グループホーム設置の要望がだされています。借地料が低廉なこの都有地などを活用して障害者団体のニーズにしっかり応えるべきです。以上お答えください。
答弁
次に、都営角筈アパート跡地の活用についてのお尋ねです。
区としては、当該地の所有者である東京都が、この土地の持つポテンシャルを最大限に活用し、その中で、地域の意向が反映されていくことが望ましいと考えています。しかしながら、現在、東京都は跡地活用の方針を決定していません。このため、今後も、跡地の活用について東京都の動向を注視してまいります。
また、障害者福祉施設などの公共施設の設置については、公共施設等総合管理計画の方針に基づく施設マネジメントを行う中で、区全体の行政需要や地域の要望、区財政の動向等を総合的に勘案したうえで判断することとなります。
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