kebaneco日記

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大エルミタージュ美術館展

2017年05月31日 | チェロ&アート
昨日は仕事が比較的早く終わったので、時間に余裕のあった主人と六本木駅で待ち合わせて、大エルミタージュ美術館展へ。

40年くらいまえに、西洋美術館でエルミタージュ美術館展があり、その時に何枚かの絵画を見たことがある。

今回は森美術館。エカテリーナ2世が在位直後から集め始めた絵画コレクションに始まり、歴代皇帝が威信をかけて収集した美術館を収めるエルミタージュ美術館の、オールドマスターと呼ばれる16世紀ルネサンスから18世紀のバロック・ロココまでの巨匠の名画85点が来日。

ウィギリウス・エリクセンによる「戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世の肖像」が入り口で迎えてくれた。「ここだけはフラッシュなしなら撮影可」との案内があった。音声ガイドは又吉直樹が所々でてくる通常版とチェブラーシカ版があり、2人で1つ通常版を借りた。が、正直いって今まで各種美術展で借りた音声ガイドの中では又吉直樹のしゃべりは最低ランクだと思った。フランシスコ・デ・スルバランの「聖母マリアの少女時代」というとても心惹かれる絵画について(下の写真の下の段一番左の絵)「この服売ってたら欲しい」とか、それガイドじゃないし、と興ざめだった。どういう人選なんだか・・・



はさておき、プロイセンの国王に売りつけようとごっそり絵画を溜め込んだドイツの実業家のアテが外れて、実はプロイセン王お金ないのじゃ〜状態で行き場を失っていた317枚の絵画コレクションの中の一枚で、エカテリーナの息子の目に留まり購入のきっかけとなったフランス・ハルスの「手袋を持つ男の肖像」(上の写真の下の段右から2番目の絵)など、馴染みのない作家の絵画から、ティツィアーノ、クラーナハ、ルーベンス、ヴァン・ダイク、レンブラント、フラゴナールといった、美術の教科書で見たことあるぞ〜とか、名前は知ってるぞ~っていう絵画が、小規模ながらもずらっと並ぶヨーロッパの美術史の一時代を切り取ったような美術展だった。



「残す」といえば、うちのそ~り。意味わかんない改憲とか残したいらしいけど、そんな負の遺産残されてもね。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
エルミタージュ (しまそだち)
2017-05-31 16:37:51
関西でも催されるかしら ?
音声ガイドなしで ね
憶えておきます

先日会った姫路の友達は ロシアで美術館を訪れて
大感動って興奮していました
(食べ物もおいしかったそうです)

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しまそだちさま (keba)
2017-05-31 18:36:58
名古屋と神戸に巡回するようです。
今年の夏休みはサンクトペテルブルクを訪問し
エルミタージュのチケットも購入済ですが
いま日本に来ている絵画とはお目にかかれないので
昨日行けてよかったです~
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Unknown (クラリス)
2017-06-01 00:21:21
又吉くん、滑っちゃいましね(^^;;

エルミタージュ美術館って、琥珀の間があるところでしょうか?
夏の旅行記も今から楽しみ〜〜(*^_^*)
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クラリスさま (keba)
2017-06-01 09:39:04
主人は「合いの手しか入れとらんがな」と苦笑してました

琥珀の間はエカテリーナ宮という郊外にある宮殿のお部屋です、
でもようやく修復が終わったのでじっくり拝見してきます。
郊外の2つの宮殿へは、ホテルのコンシェルジュに
あたしたち・ガイド・運転手、のプライベートツアーをアレンジしてもらいました
気合が違うでしょ(笑)〜
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