小保方晴子さんが記者会見を開いた。ニュースで抜粋された映像しか見ていないけど、自分で弁護士を雇い会場を手配してこぎつけた記者会見で、彼女はSTAP細胞は存在するんです、自分は200回以上成功しているし、ほぼ公開状態で細胞を作ったんです、と発言していた。あたしには何がなんだかわかりまへん。でも彼女がそういうんだったら、ちょっとくらい信じてあげてもいいんじゃない?みんなあれだけ熱狂したじゃん、っていう気になった。
それでふと思った。
共同研究者の一人のバカンティ教授は「科学的な発見の全体が間違いであるという説得力のある証拠がない以上は、論文を撤回するべきだとは思わない」として、論文取り下げする意志がないことを再度表明している。山中先生は疑義は残念としながらも欧米のように若い研究者が独立の研究が出来る環境・資金を、とか「30代の研究者はまだ未熟」として「シニアの研究者が研究室運営や研究倫理、利益相反などを、独立後も若手研究者に教育するシステムが必要。国単位でやる方がいい」と提案した。
一方理研は、全資料の保全をした万全の資料収集体制のもとでの内部調査をしたわけではなさそうだということが分かってきた。日本のメディアには、今回の事件で「日本の科学技術立国としての信頼を揺るがした」とまで拡大する論調もある。勝手に事を大きくして思い通りの展開にならなくなると一気に攻撃に転じる、この手法は今回の事件のちょっと前にも目にした。例の自称作曲家とゴーストライターの事件だ。
これって、なんだろう?
理研は特定国立研究開発法人指定のさわりになるとして、早く幕引きしたかったのだろうという記事もある。あたしはそんなこと以上に、失敗しても何度でも再挑戦を許す社会と、一度失敗をするとその烙印から逃れられなくなる社会との違いって、こ~ゆ~ことなんだろうなと思った。転んでも立ち上がれる社会じゃないと、誰も走ることはおろか歩くこともしなくなる。それこそ技術立国としての日本の根幹を揺るがす風潮だ。
菅官房長官は「一連のことが落ち着くまでは、理研の特定国立研究開発法人の指定を見送る」という趣旨の発言をした。当然だと思う。っていうか、理研が指定を受けるのは、小保方さんがロスタイムに逆転の決勝点をゲットできるようみんなでアシストして、彼女に「STEP細胞やっぱりあったじゃん」「こうやってつくのよ」って言わせてあげてからでも遅くないような気がする(あるいは「すみません、どうしてもできませんでした」と彼女が認めるまで)。
失敗を恐れない研究者を作る、地道な基礎研究のDNAを次の世代につないでいくには、日本が誇る理研のような研究機関が率先垂範してくれなくて、いったい誰がやってくれよう。と同時に、今回のようなサイエンス以前の問題(研究者の未熟さなど)が、こんなに大きくならないようなサポート体制・インフラも必要だ。税金ってそ~ゆ~ことに使うものじゃないのかなぁ。
それでふと思った。
共同研究者の一人のバカンティ教授は「科学的な発見の全体が間違いであるという説得力のある証拠がない以上は、論文を撤回するべきだとは思わない」として、論文取り下げする意志がないことを再度表明している。山中先生は疑義は残念としながらも欧米のように若い研究者が独立の研究が出来る環境・資金を、とか「30代の研究者はまだ未熟」として「シニアの研究者が研究室運営や研究倫理、利益相反などを、独立後も若手研究者に教育するシステムが必要。国単位でやる方がいい」と提案した。
一方理研は、全資料の保全をした万全の資料収集体制のもとでの内部調査をしたわけではなさそうだということが分かってきた。日本のメディアには、今回の事件で「日本の科学技術立国としての信頼を揺るがした」とまで拡大する論調もある。勝手に事を大きくして思い通りの展開にならなくなると一気に攻撃に転じる、この手法は今回の事件のちょっと前にも目にした。例の自称作曲家とゴーストライターの事件だ。
これって、なんだろう?
理研は特定国立研究開発法人指定のさわりになるとして、早く幕引きしたかったのだろうという記事もある。あたしはそんなこと以上に、失敗しても何度でも再挑戦を許す社会と、一度失敗をするとその烙印から逃れられなくなる社会との違いって、こ~ゆ~ことなんだろうなと思った。転んでも立ち上がれる社会じゃないと、誰も走ることはおろか歩くこともしなくなる。それこそ技術立国としての日本の根幹を揺るがす風潮だ。
菅官房長官は「一連のことが落ち着くまでは、理研の特定国立研究開発法人の指定を見送る」という趣旨の発言をした。当然だと思う。っていうか、理研が指定を受けるのは、小保方さんがロスタイムに逆転の決勝点をゲットできるようみんなでアシストして、彼女に「STEP細胞やっぱりあったじゃん」「こうやってつくのよ」って言わせてあげてからでも遅くないような気がする(あるいは「すみません、どうしてもできませんでした」と彼女が認めるまで)。
失敗を恐れない研究者を作る、地道な基礎研究のDNAを次の世代につないでいくには、日本が誇る理研のような研究機関が率先垂範してくれなくて、いったい誰がやってくれよう。と同時に、今回のようなサイエンス以前の問題(研究者の未熟さなど)が、こんなに大きくならないようなサポート体制・インフラも必要だ。税金ってそ~ゆ~ことに使うものじゃないのかなぁ。
読んで同感です。
もう少し親切に見守る姿勢も大切かと思います。
この国は、出る杭をよってたかって打つ所があり
ますよね。未熟な点があったのも確かかと思いますが、もう少し結果を待つ姿勢も大切かと...。
論文の共同執筆者たちがさっと隠れてしまったような感が否めません。
どうにかして{ほらっ!見なさい!」とみんなの鼻を明かして欲しいです。
それがだめでも、あたしゃ怒らんからね。
下世話なところで興味津々 という人も多いのが 残念でしたが
今度は 周りの人が助けないで引いてしまい 一人放りだされた感じに見えますね。
たしかに 200回も成功したんだといわれても その割には 裏付けがお粗末な部分も見えるし
望まれれば どこへ行っても 実験をして見せる といっても みせてくれないし・・・
突っ込まれそうなところが多いのですよね。
ミステリードラマではないけど 真実が知りたいだけ!
科学的なことは全くわかんないので、
あたしが出来ること&言えることは
名誉はみんなで、不名誉は小保方さんだけに、
っていうことじゃないように願うだけです。
みんなどこに行っちまったんだ~って(苦笑)
希望としては「だからあるっていったじゃん」って言えればベスト、
ダメだったとしても「もっといい方法を考えて出直します」
って言えれば良いと思うけど、
どうなるんでしょうね。
あの「執念」は今の若いもんに欠けてる
大事にしたい資質なんだけどな~
裁判の準備ではよくあることですが
事前に想定問答を繰り返して、失言しないように準備したと思います。
ってことは、主眼がサイエンスそのものよりも
理研が小保方さんを断罪した点を覆すところに移ってしまった気がして
それは失敗を許さないこの国の文化のせいなのだと思うと残念。