餅は餅屋

先日突然kebaの携帯が鳴った。2年前に仕事をした会社の方からだった。当時の現場での連絡用に教えた携帯電話の番号を控えていて、また仕事を依頼したいので電話した、といわれた。

あたしの業界では、もともとあるエージェントを通していただいたあるクライアントの仕事は、そのクライアントを別のエージェントに誘導したりしてはならない、次回仮に直接依頼があった場合も仕事はそのエージェントを通していただく、というのがルール。なのでそれを説明して、前回同様エージェントに連絡していただけたらとお願いした。そしてその日のうちにそのエージェントから「kebaさんにお仕事の依頼が・・・」と連絡がはいり、いつもと同じように流れ始めると思っていた。

が、今回はちょっと違ったのである。

先週金曜日にそのエージェントから「実は依頼してきた会社のことを調べたところ、代金不払い訴訟をおこされていることが判明した。そのため事を荒立てることなくフェードアウトするため、出席者に新型インフルエンザ感染者発生国からこのために来日する人が含まれているということを理由に、お断りすることにした。大変申し訳ない」と連絡がはいった。と、ほぼ時を同じくして「インフルエンザを理由に断られたので、他のエージェントを紹介してもらえないか、それとも直接仕事しないか」とクライアントからも連絡が。

不払い訴訟を起こされていると知っていて、他のエージェントを紹介するなんてことは、あたしの信用に傷がつくのでできない。ましてや直接やりませんか？っていわれても困る（苦笑)。ってわけで「あたくしは御社とのお仕事は、最初にご紹介いただいたエージェントを通じてしかお仕事できませんので・・」とやや真実とは異なる(苦笑)理由でお断りし「どのエージェントにもきちんと対応できる人材がいると思いますので」と、職業別電話帳（古っ！）やネットで見つけてめぼしいところに接触してはどうかと提案した。

あたしの場合、エージェントを通さずクライアントと直接仕事をするケースは極めて限定的。個人情報（住所や経歴や銀行口座とか）を開示する必要があるので、相手をよく知っている場合に限られる。だから、そんな信用調査なんて想像も付かなかった。ただ働きにならなくてよかった～、ちゃんとしたエージェントでよかった～「餅は餅屋じゃのぉ～、越後屋、ふおぉ～っふぉっふぉっ（なぜ越後屋？）」と感心したkebaです。

ケバさんは、いつもの女王様モードとはうってかわって、かいがいしい猫さんモードに突入している。餅は餅屋説からいくと、慣れないことをしているなぁ～って感じです。久々に雨が降ってるせいかな？