kebaneco日記

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卓上版の図鑑

2023年02月28日 | これなぁ~んだ?&なにコレ

弟に連絡したところ、父の蔵書は欲しいという人の手に渡ったもの以外は全部処分した。それはそれ以外の遺品も同じ。あたしがもってないなら、牧野植物図鑑は処分した書籍類に含まれているのではないか。などと言う。嵩張る原色日本の美術全集と現代文豪名作全集全巻を引き取ったのに、植物図鑑を引き取らななかったのは不思議だね、ということに。当時探したけど見つからなかったんだけどなぁ、、、。仕方がないので、アマゾンで卓上版の牧野日本植物図鑑を購入した。

 

出版元の北隆館の前書きによると、1940年に牧野日本植物図鑑が完成し、その後1949年に改訂版、1956年に増補版を出版。牧野博士の没後も、牧野新日本植物図鑑が1961年に、その後も何度か改訂されるたびに出版され続けています、とのこと。ということは父が持っていたのは、1961年の牧野新日本植物図鑑なのね。それと同じものを買おうとするとお金がかかるので、現在発売されている卓上版の牧野日本植物図鑑をアマゾンで仕入れたと同時に、牧野富太郎植物画集も購入。

 
 

画集には、牧野先生がお好きだったというバイカオウレンが掲載されていた。先生と同郷のくりまんじゅうさまのブログにも、毎年登場している。この画集は、高知県立牧野植物園の編著。学術目的の図鑑と違ってとっつきやすい。高知の牧野植物園はいつか行きたい場所の一つ、父も行ってみたかっただろうと思う。
 
 
ひとまず、画集と図鑑をたまに開いてみるところから始めるかな。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
牧野植物図鑑 (みどり)
2023-02-28 22:31:52
有名な本ですね。
卓上版が出ているとは知りませんでした。
高知の牧野植物園、私も一度は行ってみたいです。
お父様の本、残念でしたね。
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みどりさま (keba)
2023-02-28 22:39:43
そうですね、ちゃんとしたサイズのが欲しかったな〜(苦笑)
かわりに、牧野植物園に行くことにします。

両親が亡くなった時に、弟が資産を全部相続して面倒な手続きを全部やってくれたので、
彼が興味がないものが、比較的淡白に扱われたことは仕方ないなと思っています。
弟なので価値観は似ているのですが、
弟なのに、全く優先順位が異なるので、ある意味面白いです。
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kebanecoさんへ (くりまんじゅう)
2023-03-01 00:34:54
お父様のお形見の牧野図鑑が そりゃいちばん良かったですが
言われるように 図鑑は重いし嵩張るし 処分されたかもですね。
でも卓上版が買えたのは良かったです。これを見つつ お父様を偲べますね。

バイカオウレンは牧野博士が特に愛した花で この葉っぱが
牧野植物園のシンボルになっています。
牧野博士の細密画を思わせる鉛筆画がみごとですね。
絵だけでなく字もとても上手です。 
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Unknown (keba)
2023-03-01 20:09:03
くりまんじゅうさま

くりまんじゅうさまのエントリーを見なかったら、図鑑を買うなんて思いもよらないことでした。
ありがとうございます。

牧野先生のボタニカルアート、素晴らしいです。
人体を解剖した状態をネッターという人の絵で表した図鑑があるのですが、メチャクチャ精緻なんです。
対象物は違うけど、それを連想させます。
目の前のものに真摯に向き合うからこそ、という点は共通してる気がして。

高知、行くぞ〜
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