歌を詠む・読むの家。防災も考える。

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これは、と思うことは発信もしてみたい。

避難者の「トリアージ(選別)」・弱者優先

2013-05-30 14:31:49 | 防災

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地震対策エキスパートの肘井と共に考える防災・万が一の準備VS行動マニュアル 
雨のまだ降らない梅雨の朝でした。





と云うことで、




昨日に続き、

南海トラフ地震対策政府最終報告について



避難所対策としては、膨大な数の避難者が発生するとみられ、地方自治体の用意する避難所の不足が想定されることから、疎開を促したり、被災が軽微な人は帰宅をすすめる「トリアージ(選別)」という考え方が導入されています。




従来は、災害時に開設される避難所は、自宅がなくなった人に限らず,停電・断水となったり、余震を心配する人も受け入れ対象としていましたが、被害の大きさから方針を転換せざるを得なくなっています。




「トリアージ(選別)」で災害弱者を優先するのは良いとしても、実施する地方自治体には困惑もあるようです。

実際に地震直後は、当然混乱が予想され避難者の被災状況を聞き取って受け入れを判断する余裕があるのかどうか。

避難所に収容能力以上の避難者が殺到した場合、選別をやらざるを得ない。と云うことにもなるでしょう。




また、避難所は災害弱者(高齢者・障害者・乳幼児のいる家庭)を優先すると言っても、そのこと自体は良いのですが、問題があるように思います。

泣き止まない子供に困り果て、避難所を出た人がいました。

車椅子の人は、足の踏み場もない避難所でとても暮してはいけません。

視覚障害の人も阪神・淡路の時、家でじっとしていた人がいました。




特別な援助の必要な方に対しては、知的障害の方も含めて、避難所対策も別な視点がいるのでは???ないのかという気がします。

優先して避難所に入っていただけたとしても、そこで暮して行ける保障がなければ、優先も意味がないということになる。ようなきがします。 




自力での避難が難しい高齢者、障害者の名簿を作成し、地域で助け合うために備えることも求められています。

この名簿がどんなふうに利用されるのか、誰がその方たちに避難を援助してくれるのか、援助するのか。

それは分かりませんが.......。

私たちも、近所のそんな方たちを心にかけ、地域で助け合ってと云うことにも思いをはせておきたいという思いです。




と云うことで、

続きは明日とさせて頂きます。



           


 

 

 

 

 

 






 




 



 

 

 


南海トラフ地震対策・最終報告

2013-05-29 15:53:10 | 防災

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地震対策エキスパートの肘井と共に考える防災・万が一の準備VS行動マニュアル
梅雨も三日目、少し湿っぽい朝でした。




と云うことで、




南海トラフ地震対策政府最終報告が発表されましたね。
地震対策エキスパートの肘井と共に考える防災・万が一の準備VS行動マニュアル

南海トラフ地震は、「国難ともいえる巨大災害」で、

東日本大震災時には、「想定外」という言葉が繰り返されました。

この事に対する反省から、今回の試算と対策は、東日本大震災と同じマグニチュード9クラスの地震と津波が起きた場合の被害試算が出されています。




この度想定する最大クラスの地震と津波の発生頻度は、「千年に一度かもっと低い」としながらも、ハード・ソフト両面での対策を強化しました。



① 震災発生後の避難者は、東日本大震災時の約20倍・950万人に上るとして、災害弱者を優先し、被災の軽い人には帰宅を促すトリアージ(選別)を検討する。

地震対策エキスパートの肘井と共に考える防災・万が一の準備VS行動マニュアル



② 事前の防災対策を強化、各家庭に求める水や食料の備蓄を「一週間分以上」に拡大。



③ 役場、学校、病院などで津波の危険が大きい施設は、計画的に移転。



④ 防波堤、避難路整備などハード面と、避難訓練などソフト面の両方で対策を。



⑤ 防災対策を推進する国、地方自治体などの協議会を法制化する。


 


国難ともいえる巨大災害

        南海トラフ巨大地震の被害想定

マグニチュード9クラスの地震と津波

関西以西、最大34メートルの大津波

死者、行方不明者32万3千人(大震災の17倍)

建物の全壊・焼失238万6千棟

経済的損失220兆円(大震災の13倍)





と云うことで、

続きは明日とさせて頂きます。



           


 

 

 

 


 






 




 



 


 


震災後ミニバイクが活躍・何故??

2013-05-27 11:25:21 | 防災

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地震対策エキスパートの肘井と共に考える防災・万が一の準備VS行動マニュアル 
今日も青葉目にしむ朝でした。




と云うことで、先日の続き。

間が空いてしまいましたが、5月21日の自転車の活躍したお話の続きです。





阪神大震災時には、大阪・神戸を結ぶ高速道路が倒壊、全く使えなかった。その下を走る国道43号線も大渋滞や規制で利用できず、唯一つのアクセスは、国道2号線。



ふだんでも渋滞が激しいのに加えて、

被災地から逃げ出す車、被災地に向かう車が殺到した。

信号も故障し、車の列は“亀の歩み”になった。



あるタクシー運転手の話。

地震の翌18日の朝10時、 新神戸より被災者を乗せて疎開先の大阪・藤井寺の親戚宅に向かった。そのルートしかない国道2号線を走ったが、到着したのは翌日の午後1時半。

大阪神戸間は約40キロ。平均時速は2キロに満たず、歩くより遅かったことになった。



あるトラック運転手は、大阪から神戸まで、まる2日かかったという話もある。



この渋滞の中で、最も便利な交通手段だったのが五十CCのミニバイクだったのです。


激しい揺れで道路は地割れし、家屋・商店の倒壊で瓦礫が道路にまではみ出しており、ガス漏れの危険もあるため警官が交通止めにしているところも多かった。

車は必ず止められ、大型バイク求められたが、歩行者・自転車はほとんど止められることはなく、

ミニバイクも多くの場合、通してもらえたという。



ミニバイクは、特に小型のものは、車の隙間をぬって通る事が出来、渋滞にも威力を発揮しました。

小回りが利き、通行不能なら持ち上げることもできる自転車も便利なのですが、スピードとパワーにあまりにも差があります。



被災地では、水の入った十八Lのポリタンク四つを、一度にミニバイクに積んで運んでいる人もいたそうです。

十キロの米三袋と大量のパンを大阪から神戸まで運んだ人もいました。



焼け野原になった神戸市東灘区では、ミニバイクの荷台にロープをつけて、倒壊した家屋から家財を引き出している人もいました。

けが人を運んだミニバイクもあるという話です。



このように、ミニバイクは交通手段はもちろん、トラックやブルドーザー、救急車代わりにもなりました。




ガソリンとパンクが心配ですが、

ミニバイクは満タンにして三リットル弱。

ミニバイクで、この時の震災を取材したフリーライターによれば、大阪・神戸間を一L弱で走ったと云うことで、燃費が抜群に良い事も強みになります。




国道二号線沿いで営業していたバイク店によれば、パンク修理に持ち込まれたのは自転車が圧倒的に多く、ミニバイクのタイヤは案外丈夫と云うことがわかりました。




震災後、大阪ではミニバイクの需要が飛躍的に伸びて在庫が底をつき、中古品の価格が跳ね上がりました。

これは便乗値上げではありますが、それだけミニバイクが威力を発揮したということの裏付けでもあります。





と云うことで、防災ミニ知識ということになりましょうか......。

失礼致しします。




           


 

 

 

 


 






 




 



 


 


震災直後のある状況 (4)

2013-05-25 19:06:18 | 防災

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地震対策エキスパートの肘井と共に考える防災・万が一の準備VS行動マニュアル 
今日も青葉に心癒される朝でした。




と云うことで、先日の続き。

震災直後のある状況を「子連れ防災手帖」より。






「停電のため、情報収集するためのテレビを見る事が出来なかった。

携帯電話も充電できず、不便だった。





小さな子供が二人おり、早朝から雪の中で何時間も並ぶのは無理。買い置きは多い方ではあったが、食品はできるだけ節約して使うことに。



懐中電灯で手元を照らし、買い置きの食料で簡単な料理を作り夕食にする。



魚一匹を五人で分けて食べる。一つの缶詰を五人でつつく。 缶詰の汁をご飯にかけてたべる。など、何とかお腹を満たしました。





ただし、栄養バランスは最悪で、野菜ジュースを飲むなど、野菜不足対策は意識していたのですが、気がつくと口の両端が裂けていました。






暖房が一切使えない状態のなか、幸いガスが使えたので、断水しなかった水を沸かし、湯たんぽや一升瓶に入れて布でくるみコタツの中にいれました。」







① 手動・ソーラーも兼ねた多機能ラジオライトがあれば、情報収集、携帯の充電もできました。


② 野菜不足に対しては、

野菜のふりかけ、ドライパックのコーン・大豆・ミックスビーンズ、トマトの水煮缶(ホール・カットどちらもあります)、 

小豆の水煮缶、なめたけの佃煮(瓶詰)、切り干し大根、干しシイタケなどストックしておいてはどうでしょう。

野菜ではありませんが、ひじき、乾燥カットワカメ、手巻きのり、味のりなども置いておいたらどうでしょう。



じつは、上記は、私がストックしているものなんですが、野菜ジュース・トマトジュースもストックすると良いみたいですね。

切り干し大根は、賞味期限が結構短いので、注意が必要です。



ソーラーも兼ねた多機能ラジオライト・一時避難用グッズに興味のおありの方は、こちら をご覧ください。





と云うことで、
今日のところは、失礼します。




被災ママ812人が作った子連れ防災手帖/メディアファクトリー
    

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「Fスケール」とその提唱者

2013-05-24 09:05:25 | 防災

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緑が気持ちよく、一日がまた始まりました。

地震対策エキスパートの肘井と共に考える防災・万が一の準備VS行動マニュアル





と云うことで、

竜巻の話ついでに、今日は西日本新聞5月22日朝刊・春秋欄の記事を紹介したいと思います。




地震の多い日本では、地震の規模・大きさを表すのに「マグニチュード」が使われます。

それと同じように世界の竜巻のおよそ7割を占める米国では、竜巻の強さを示す「Fスケール」が使われます。

20日に米南部のオクラハマ州で発生した巨大な竜巻の報道にも、建物などの被害状況から風速を推定する「Fスケール」がでてきていました。

F0~F5の6段階があり、2番目に強いF4が米国では珍しくないということです。




「F」は、藤田哲也さん(1920~1998)の名前から取られたものです。

藤田さんは53年に渡米し、シカゴ大学の客員研究員や教授として竜巻の研究を続け、71年には、6段階の尺度を提唱しました。




「ミスター・トルネード」と米国でよばれる藤田さんのことを知る人は、日本では多くはない。

北九州市出身。

明治専門学校(現在の九州工業大学)卒業。




このほど西日本シティ銀行が発行した冊子「北九州に強くなろう」シリーズの18巻が藤田さんを詳しく取り上げている。

それによると、

藤田さんの物語は、背振山の雷雲調査から始まる。

それまで知られていなかった「下降気流」を発見して発表したものの、日本では相手にされなかった。

しかし、同時期に米国で同じ発見をしていた学者の知る所となり、米国への招待状が届いたということです。




今春、九州工業大にできた「百周年中村記念館」には「藤田ギャラリー」もあり、米国で愛用していたカメラなどで、在りし日の「竜巻博士」をしのぶ事が出来る。

一般にも公開されているということです。




 

以上でした。

失礼いたします。