こんにちわ!!!
防災対策研究室です
と云うことで、
昨日に続き、
南海トラフ地震対策政府最終報告について
避難所対策としては、膨大な数の避難者が発生するとみられ、地方自治体の用意する避難所の不足が想定されることから、疎開を促したり、被災が軽微な人は帰宅をすすめる「トリアージ(選別)」という考え方が導入されています。
従来は、災害時に開設される避難所は、自宅がなくなった人に限らず,停電・断水となったり、余震を心配する人も受け入れ対象としていましたが、被害の大きさから方針を転換せざるを得なくなっています。
「トリアージ(選別)」で災害弱者を優先するのは良いとしても、実施する地方自治体には困惑もあるようです。
実際に地震直後は、当然混乱が予想され避難者の被災状況を聞き取って受け入れを判断する余裕があるのかどうか。
避難所に収容能力以上の避難者が殺到した場合、選別をやらざるを得ない。と云うことにもなるでしょう。
また、避難所は災害弱者(高齢者・障害者・乳幼児のいる家庭)を優先すると言っても、そのこと自体は良いのですが、問題があるように思います。
泣き止まない子供に困り果て、避難所を出た人がいました。
車椅子の人は、足の踏み場もない避難所でとても暮してはいけません。
視覚障害の人も阪神・淡路の時、家でじっとしていた人がいました。
特別な援助の必要な方に対しては、知的障害の方も含めて、避難所対策も別な視点がいるのでは???ないのかという気がします。
優先して避難所に入っていただけたとしても、そこで暮して行ける保障がなければ、優先も意味がないということになる。ようなきがします。
自力での避難が難しい高齢者、障害者の名簿を作成し、地域で助け合うために備えることも求められています。
この名簿がどんなふうに利用されるのか、誰がその方たちに避難を援助してくれるのか、援助するのか。
それは分かりませんが.......。
私たちも、近所のそんな方たちを心にかけ、地域で助け合ってと云うことにも思いをはせておきたいという思いです。
と云うことで、
続きは明日とさせて頂きます。