お早うございます!!!
防災対策研究室です
ゴールデンウィークも真っ只中。
今日もよいお日和で、絶好の行楽日和。
と云うことで、なんなんですが、今日は災害に備える水のお話をさせて頂きます。
阪神淡路大震災の時には、こんな事もありました。
「震災の発生から4時間半ぐらいあと、水や食料を調達しようとする人たちが、コンビニエンスストアの前で、“早く売ってくれ!”“金はいく
らでも出すから!”と叫びました。
“缶詰一個千円、ペットボトルの水一本千円、食パン一袋二千円”とそこの店主が言ったらしいです。
そこにいた三十人余りの人の猛烈な抗議には勝てず、通常の価格で販売されました。」
「別のコンビニエンスストアでは、一本二千円の値段をつけたペットボトルの水が、すぐに売れてしまった。ここでは、みんな水を買うことし
か頭にないようで、誰も抗議しなかった。」
「被災に合った高級住宅街を車で回って、ペットボトルの水一本に三千円、米10キロに五万円の値段をつけて売った連中もいた。」
「避難所の近くに焼き芋屋がおり、この時は一本八百円だったものが、のちに一本千五百円に跳ね上がっていた。」
実際に悪徳業者はいるということ。
取締りの目をかいくぐっているということ。
団結すれば勝てるんでしょうが......。
と云うことで、食べ物と水は大事なものです。
今回は、その中の水について。
皆さま方はどんなふうにされているんでしょうか???
被災したときは、どんなふうに水を確保したらいいんでしょうか???
≪① 我が家の備蓄風景≫
20L×4。
これで備蓄してみた結果、20Lでの備蓄は重すぎて移動に苦労します。
賞味期限きれしだい、10ℓか500mlでの保存に切り替えるつもりです。
灯油缶20L×3
生活用水にと備蓄。
これも先日、洗濯用水に使用して、入れ替えましたが、20Lは重い。
なので、灯油ポンプを使って一部汲みだして軽くすることにしました。
≪② 水道水の備蓄≫
飲料水用ポリ容器、出来れば蛇口の付いたものを選びましょう。
水道水の備蓄は、煮沸すると塩素がとんでしまいますので、
そのままの水を
空気を巻き込まない様に静かに入れる。
容器の口元いっぱいに注ぐ。
直射日光を避け、高温にならない場所に
黒い布か袋をかけて保存。
保存可能期間 1ケ月~3か月。
心配な方は、飲むときに煮沸すればよい。
≪③ 自宅で被災したら......。 ≫
地震後すぐには断水しませんので、水道の水が出るうちに出来るだけ水を確保しておきましょう。
≪④ 給水車が来たら......。≫
水を運ぶのは重くて大変です。
買い物カート・段ボール箱・バケツまたはポリ容器・ビニール袋など用意しておきましょう。
カートの中に入る容器にビニール袋を二重にして水を運ぶ事が出来ます。
台車があるとまた便利です。
≪⑤ 緊急用給水袋≫
市販されている給水袋です。
二万円前後の非常用持ち出し袋の中には大抵セットされています。
個別で購入される場合、ホースで水を入れると、注入後口が自然に閉じ、横にしても漏れない便利なものもあるということです。
≪⑥ 災害時の応急給水施設≫
各自治体には、災害時の飲料水・生活用水の応急給水のための施設が設置してあります。
ふだんから、自宅に近い給水拠点を確認しておくとよいでしょう。
『応急給水施設』でけんさくすると、各自治体のサイトが出てきます。
≪⑦ 近くの学校のプールなど≫
過去には、自宅付近の学校のプールの水を生活用水に使われた方もあり、近所を探索しておくこともよいと思います。
と云うことで、
今日は失礼いたします。
「地震・災害に備える」 (10)でした。