喜多方に来た方

会津が好きになって東京・埼玉からやってきたいちみの記憶

夜が明ける 西加奈子

2024-02-07 20:56:26 | 本と雑誌
まず、アキ・マケライネンを検索しました。カウリスマキの映画でみたあの俳優?速攻、イメージがわきます。俺の友達、深沢暁は、俺の一言で、人生を変えられました。ボロボロになった俺も、後輩の同僚、森の言葉で、前を向きます。この時の、森の言葉に対して、俺は、「森が始めた話のことも、実際俺は、森のその長い話を、それからずっと、忘れなかった」んです。学生時代、もう、勝ち負けはいいやってくらい、全身全霊で打ち込んだスポーツ。森は、もう、十分なんです、私たち、十分勝ったし、十分負けたんです、と言います。だって今、何年ですか?2016年ですよ?もう、飽きません?そんなの。そう、思います。いつまで、バカなこと繰り返すんだって。歴史は繰りかえし、人は、そこから何も学んでいません。今までも、世界に唾を吐き、あきらめずに声をあげた人は何人もいます。それでも、世界は、変わらない。でも、この人、西加奈子は諦めない。この、作家の、言葉が、言葉で、ヨシって、立ち上がる人は、きっといる。帯に書いてあります。「当事者でもない自分が、書いていいのか、作品にしていいのか」という葛藤を抱えながら、社会の一員として、作家のエゴとして、全力で書き尽くした、渾身の作品。夜は、明ける!
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